大牟田都市圏(おおむたとしけん)は、福岡県大牟田市を中心とする福岡県南部と熊本県北部にまたがる都市圏である。 福岡県大牟田市及び熊本県荒尾市を中心としたこの地域は、かつて三井三池炭鉱を中心とした石炭化学工業で栄えていた。1950年代後半からエネルギー革命による合理化が行われ、1997年に閉山したが、炭鉱が閉山した現在でも大牟田・荒尾両市の関係は密接である[1]。このように、大牟田・荒尾両市は双子都市のような性格をもっているため、大牟田・荒尾都市圏と呼ばれることもある。 また、大牟田市を中心とした地域を中部有明地域と呼ぶこともあるが、具体的な範囲については不明確であることも多い。 大牟田市の人口は117,360人、昼夜人口比率は 104.5%[2]であり、国土交通省の定義による核都市の条件を満たしている。 金本良嗣・徳岡一幸によって提案された都市圏。細かい定義等は都市雇用圏に則する。大牟田市を中心とする都市雇用圏(10% 通勤圏)の人口は約23万人(2015年国勢調査基準)。 2015年国勢調査による、各自治体の大牟田市への通勤率 順位市町村通勤率 長洲町は2次郊外である。 通勤先市町村通勤率 県自治体
概要
定義
都市圏(国土交通省の定義)詳細は都市圏(国土交通省の定義)を参照
福岡県
大牟田市
みやま市
熊本県
荒尾市
玉名郡
南関町
長洲町
都市雇用圏
通勤率
1荒尾市24.7%
2南関町14.4%
3みやま市11.3%
荒尾市長洲町14.0%
都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷
10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
('80)1980年1990年1995年2000年2005年2010年2015年自治体
(現在)
福岡県瀬高町-----大牟田 都市圏
24万6849人大牟田 都市圏
23万4581人みやま市
山川町-----
高田町大牟田 都市圏
25万4723人大牟田 都市圏
25万6625人大牟田 都市圏
24万8298人大牟田 都市圏
24万0181人大牟田 都市圏
22万9853人
大牟田市大牟田市
熊本県荒尾市荒尾市
南関町南関町
長洲町-長洲町
脚注[脚注の使い方]^ 例えば、2015年(平成27年)国勢調査によると、常住地による就業者・通学者数のうち市外で就業・通学する者の人口、及び従業地・通学地による就業者・通学者数のうち市外から通勤・通学する者の人口についての双方とも、大牟田市については荒尾市が、荒尾市については大牟田市がそれぞれ最も多くなっている。
^ いずれも2015年(平成27年)国勢調査による。
関連項目
有明新報
中九州
有明広域圏 (福岡県)
有明広域圏 (熊本県)