この項目では、JR北海道函館本線の大沼駅(初代・3代)について説明しています。1920年から1964年まで同名を称した駅(大沼駅・2代)については「大沼公園駅」を、日立電鉄の同名駅については「大沼駅 (茨城県)」をご覧ください。
大沼駅
駅舎(2022年9月)
おおぬま
Ōnuma
所在地北海道亀田郡七飯町字大沼町4番地5[JR北 1].mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯41度58分19.03秒 東経140度40分9.65秒 / 北緯41.9719528度 東経140.6693472度 / 41.9719528; 140.6693472
大沼駅(おおぬまえき)は、北海道亀田郡七飯町字大沼町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH68。電報略号はオマ。事務管理コードは▲140108[2]。当駅で七飯駅からの下り列車専用の別線(通称:藤城支線)が本線と合流し、加えて当駅 - 森駅間を海岸沿いに迂回する支線(通称:砂原支線)が分岐する。かつては急行「ニセコ」、特急「北斗」各1本(上り)が停車していたが、現在は普通列車のみ停車する。
歴史1976年の大沼駅と周囲約1km範囲。下が函館方面。上は右が砂原支線鹿部・森方面、左が本線大沼公園・森方面。 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
年表
1903年(明治36年)
6月28日:北海道鉄道本郷駅(後の新函館北斗駅)- 森駅間延伸開通に伴い大沼駅として開業[3]。一般駅。
月日不詳:小沼の採氷事業が開始され、冬期間に駅裏氷庫から貨車積みされた[注 1]。
1905年(明治38年):大沼だんご販売開始[新聞 2]。
1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道国有化により、官設鉄道の駅となる[3]。
1909年(明治42年)10月12日:線路名を函館本線に制定、それに伴い同線の駅となる。
1918年(大正7年)2月:駅舎改築[5]。
1920年(大正9年)6月15日:軍川駅(いくさがわえき)に改称[6]。同時に大沼公園駅が大沼駅(2代)となる[3][6]。
1926年(大正15年)11月:4番線設置[5]。
1945年(昭和20年)6月1日:函館本線支線(通称:砂原支線)当駅 - 渡島砂原駅間が開通[3]。
1956年(昭和36年)12月15日:仁山信号場(現:仁山駅) - 当駅間を峠下トンネル経由の旧線から新峠下トンネル経由の新線に切り替え[7]。
1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
1962年(昭和37年)7月25日:次のように変更[7][8][9]。
仁山信号場 - 当駅間に熊の湯信号場新設。
熊の湯信号場 - 当駅間は、一度廃止された峠下トンネルを改修して復活させ、暫定的に複線化。
1964年(昭和39年)6月1日:大沼駅に再改称。大沼駅(2代)は先立つ5月1日付けで大沼公園駅に戻っている[3]。
1966年(昭和41年)10月1日:函館本線 七飯駅 - 当駅間に下り線専用の別線(通称:藤城支線)開通に伴い、次のように変更[8][7]。
熊の湯信号場廃止。
旧熊の湯信号場 - 当駅間の旧下り線(新峠下トンネル経由)を藤城支線(下り専用)に転用。
旧熊の湯信号場 - 当駅間の旧上り線(峠下トンネル経由)を再び上下列車兼用の単線としての供用に戻す。これにより七飯駅 - 大沼駅間は変則的ながら複線化を達成。
1970年(昭和45年):小沼の採氷出荷事業終了[注 1]。
1971年(昭和46年)10月26日:貨物扱い廃止[5]。
1982年(昭和57年)3月:駅舎改築[5]。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[5]。
1986年(昭和61年)11月1日:急行「ニセコ」が廃止され、優等列車の停車がなくなる。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。