大江戸ロケット
ジャンルSF、時代劇、コメディ
演劇
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
劇団☆新感線
小説
著者中島かずき
出版社論創社
発売日2001年8月
巻数全1巻
その他ISBN 978-4-8460-0287-9
漫画
原作・原案など中島かずき
作画浜名海
『大江戸ロケット』(おおえどロケット)は、劇団☆新感線による日本の演劇作品。中島かずき作、いのうえひでのり演出。2007年4月よりアニメ版が放送された。 江戸を舞台にした時代劇だが、パソコンや携帯電話が普及していたり、ヒロインを助けるために、花火師がその技術を使ってロケットを打ち上げようとするSFでもある。異星人のオーバーテクノロジーを加える事により、実現が可能になったという設定である。 天保十三年の初夏。江戸の街は時の老中・水野忠邦の発した天保の改革によって、華やかなるもの贅沢なるものが御法度となっていた。 そんなご時世にも関わらず、玉屋清吉は、まだ誰も見た事が無い程のドでかい花火を作ることを諦めようとはせず、役人から逃げ回りながらの花火研究を続けていた。 そんなある夜。人外の青の獣と白の獣が目付黒衣衆によって捕らえられようとしていた。青の獣は討ち取れたものの、白の獣は清吉の打ち上げた花火が原因で逃してしまった。 次の日の朝。清吉の前に現われた謎の美少女・ソラが、月まで届く花火を清吉に依頼する。途方も無い依頼ながらも、お定めによって明るさを失いつつある江戸の街に勇気を与えるために、清吉は一世一代の大仕事に立ち上がる。 清吉の住む風来長屋のクセのある住民や弟・駿平の協力で、「月ロケット打ち上げ計画」が動き始める。 INOUE-KABUKI HORI-MIX「大江戸ロケット」 大阪公演 東京公演
演劇
概要
あらすじ
上演
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
公演日
2001年8月7日 - 8月26日:全24回:大阪松竹座:21日からの公演は、主演のいしだが大麻・LSD所持などの大麻取締法違反により逮捕されたため、中止になった。
2001年9月5日 - 9月24日:全23回:青山劇場:主演を山崎裕太に交代して上映された。
登場人物
玉屋清吉(たまや せいきち)
演 - いしだ壱成(大阪公演)、山崎裕太(東京公演)実在の人物。鍵屋を飛び出した花火師で、江戸っ子の花火バカ。女には奥手。
ソラ
演 - 奥菜恵天然の美少女。月へ行ける花火を清吉に依頼する。正体は白の獣で、人間に変身した異星人。人間の姿のまま空を飛べる。犯罪者である青の獣を追って地球へ来た。乗ってきた宇宙船が壊れたため、月の裏側にいる仲間の所に帰還出来ないでいる。
錠前屋の銀次郎(じょうまえやのぎんじろう)
演 - 古田新太二枚目で、どんな鍵でも一瞬で開ける能力を持つ。かつては大坂で、お伊勢と組んで義賊をしていた。そこで大塩平八郎に関わった後、江戸にやってきた。能力は隠密の血を引いているためで、鳥居に強制的にスカウトされ、黒衣衆・臍となる。
おぬい
演 - 森奈みはる自称:声 - 番犬小町。風来長屋の風紀委員担当。ナレーションも担当する。実は俊平が昔飼っていた犬で、ご隠居により人間の姿になった。
算学の俊平(さんがくのしゅんぺい)
演 - 石垣佑磨清吉の弟。算学好きの理論派。兄に似て奥手。
鳥居耀蔵(とりい ようぞう)
演 - 峰岸徹実在の人物。老中首座水野忠邦の懐刀で、天保の改革の推進者。南町奉行。鳥居耀蔵甲斐守の「耀」と「甲斐」から「妖怪」とあだ名されるほど忌み嫌われている。また、黒衣衆を従えている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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