大気電流発電(たいきでんりゅうはつでん)とは、大気中に存在する雷にならない程度の比較的低圧の静電気を回収し電力として利用するものである。気電発電(きでんはつでん)ともいう。 地上5m以上に設置した数十メートル程度の避雷針を用いて大気中の500V以下の低圧の静電気を電気二重層キャパシタに回収し電力として利用する。雷を引き起こす500V以上の静電気は地中に逃がすため落雷防止にも利用できるとされる[1]。 2017年現在では研究段階である。 金沢市における高さ65mの避雷針を用いた実験では、雷が多い冬期の1ヶ月間で105回の電流を計測し、その電気量は推定で一般家庭1ヶ月分の消費電力(340kWh)を賄える400kWh相当としている。
概要
性能
脚注^ 雷雲から電気エネルギー収集、蓄電
関連項目
大気電気学
再生可能エネルギー
キャパシタ
外部リンク
⇒空中電気 - 気象庁地磁気観測所
⇒大気から電気を収集 金沢工大教授等の研究 - WIRED(2010年9月1日)
表
話
編
熱機関
による発電
火力発電 (発電所)
内燃力発電
コンバインドサイクル発電
廃棄物発電
石炭ガス化複合発電
バイオマス発電
非火力発電
原子力発電
原子力発電所
地熱発電
太陽熱発電
海洋温度差発電
核融合発電 (核融合炉)
その他
汽力発電 (火力非火力共通)
冷熱発電
炉頂圧発電
水力発電
揚水発電
小水力発電
海洋発電
波力発電
潮力発電
海洋温度差発電
塩分濃度差発電
海流発電
風力発電
陸上風力発電
洋上風力発電
浮体式洋上風力発電
凧型風力発電(英語版)
その他
人力発電
発電機不使用
燃料電池発電
太陽光発電
宇宙太陽光発電
熱光起電力発電
ラジオアイソトープ発電
爆薬発電
MHD発電
熱電発電
振動発電
ナノ発電
大気電流発電
燃料
化石燃料
石炭
石油
軽油
灯油
ガソリン
天然ガス
LNG
LPG
重油
バイオマス
アルコール燃料
ガソール
バイオ燃料
バイオマスエタノール