大榑川
海津市平田町付近
水系一級水系 木曽川
種別一級河川
延長8.2 km
流域面積18.7 km²
水源長良川(岐阜県)
河口・合流先揖斐川(岐阜県)
流域岐阜県
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大垣市周辺河川の位置関係図
大榑川(おおぐれがわ)は、木曽川水系の一級河川[1]。岐阜県安八郡輪之内町・海津市・養老郡養老町を流れる。揖斐川を経て伊勢湾に至る木曽川の2次支川[2][3]。 岐阜県安八郡輪之内町と海津市境付近の長良川が水源。輪之内町と海津市の境をなしており、海津市平田町今尾(旧海津郡平田町)付近で揖斐川の旧河道と合流し、海津市と養老郡養老町の境で揖斐川に注ぐ。川の北側は福束輪中、南側は高須輪中である。堤の上には全長約7kmわたって桜が植えられ、春には花見客で賑わう。海津市平田町岡付近より上流は準用河川、下流は一級河川に指定されている。 『百輪中旧記 大榑川が完成すると、河底に2メートル前後の差があった長良川から水が滝のように流れ込み、今度は揖斐川流域の洪水の危険性が増した[9]。1751年(寛延4年)に地元の村が長良川分派口に喰違堰が築くが効果は薄く、薩摩藩による1754年(宝暦4年)の宝暦治水によって大榑川洗堰が完成するが大きな効果には繋がらなかった[9]。 明治時代のヨハニス・デ・レーケ監修の木曽三川分流工事に伴い、1899年(明治32年)に長良川から完全に締め切られた[10]。
地理
歴史
大榑川洗堰跡
宝暦治水当時の周辺の地形 宝暦治水当時の周辺の地形
脚注^ a b “ ⇒角川日本地名大辞典「大榑川【おおぐれがわ】」”. JLogos. 2022年8月12日閲覧。
^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川コード表編)
^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川模式図編)