大木祥資
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俳優・声優の「大木正司」とは別人です。

大木 祥資(おおき しょうじ)は、読売テレビが主催する『鳥人間コンテスト選手権大会』滑空機部門のパイロット選手[1]。同部門の最高滑空距離記録を保持していたことや、2022年現在までに優勝13回、3連覇2回、5連覇1回という最高記録を保持することから、「ミスター鳥人間」の異名で呼ばれる[1][2]
略歴

福岡県北九州市に生まれる[1]

デザイン学校を卒業したあと、地元の三鷹アドベンチャーグループに参加し、1996年、26歳の時にパイロットとして『鳥人間コンテスト』第20回大会の滑空機部門に出場する。記録は275.71 mで、初出場ながら2位と健闘[1][2]

台風の影響で中止となった21回大会を挟んで、1998年の22回大会でも2位となったあと、翌年の23回大会では345.92mという記録で見事に初優勝を飾る[2][3]

2000年の24回大会は強風のため飛行ができず、25~27回大会にかけては3連覇を達成。2004年の28回大会はメンバーがプラットフォームから落下してしまったために失格となったが、29~33回大会にかけては5連覇を達成する[2][3]

2011年の34回大会には不参加[3]2012年の35回大会では501.38mという、大会史上初となる500m超えの記録を打ち立てて優勝[4][5]。この回から37回にかけて3連覇したあと、38回は6位、39回は1位、40回は2位という記録を残す[2]

2018年の41回大会では、雨や風の影響もあってフライトに失敗[6]。離陸直後に失速し着水、機体が大きく損傷する[7]。また、飛び終えた後に大木がチームメンバーへ向かって「飛び降りろ!」と叫んだことが批判を受けた[注 1][8]が、大木本人は「メンバーに対する冗談」であったとした[7]

機体は骨組みなどを大きく損傷していたために修理に時間がかかり、2019年の42回大会、2021年の43回大会には不参加[7][9]。翌年の44回大会では完全リニューアルした新機体で参戦し、482.23mという記録で2位となった[10]
鳥人間コンテスト出場時の記録

年度[2]参加部門[2]チーム名[2]登録ナンバー[2]順位[2]記録[2]備考[2]
1996年(第20回)滑空機部門三鷹アドベンチャーグループC352位275.71m
1998年(第22回)みたか+もばら アドベンチャーグループ333.22m
1999年(第23回)1位345.92m
2001年(第25回)417.49m
2002年(第26回)414.33m
2003年(第27回)420.48m
2005年(第29回)滑空機部門オープンクラス376.80m
2006年(第30回)滑空機部門258.21m
2007年(第31回)483.47m
2008年(第32回)377.98m
2010年(第33回)421.11m
2012年(第35回)みたかもばら×神奈川工科大学501.38mTHE BEST BIRDMAN賞
2013年(第36回)460.07m
2014年(第37回)みたかもばら下横田407.03m彦根市長賞
2015年(第38回)6位258.24m
2016年(第39回)1位443.60m
2017年(第40回)三鷹茂原下横田C352位390.07m
2018年(第41回)13位21.56m
2022年(第44回)Team 三鷹茂原下横田2位482.23m

脚注[脚注の使い方]
注釈^ ルール上、補助員が落水すると失格となり、記録が残らない[8]

出典^ a b c d “『鳥人間コンテスト』で優勝13回の “ミスター鳥人間” 大木祥資。来年へ向け闘いが始まる! ―『昭和50年男』特集記事【期間限定公開!】”. ガジェット通信. 2021年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月2日閲覧。
^ a b c d e f g h i j k l “大会の歴史”. 読売テレビ. 2022年9月2日閲覧。
^ a b c “ ⇒チームの歴史”. ミタカモバラホームページ. 2022年11月13日閲覧。
^ “「鳥人間コンテスト ?Iwataniスペシャル 2012?」 2012年8月27日(月)放送内容”. 価格.com. 2022年11月13日閲覧。
^ “「鳥人間コンテスト 名フライトを大公開!前人未踏!滑空機500m超の衝撃フライト」”. YouTube. 2022年11月13日閲覧。
^ “ヘタレキャラの三四郎小宮に「めっちゃかっこいい」の声?「鳥人間コンテスト」で好記録”. COCONUTS. 2022年11月13日閲覧。
^ a b c “『鳥人間コンテスト』の絶対王者が大いに語る! 「飛び降りろ」発言の真相と、大会への熱い情熱。”. 読みテレ. 2022年11月13日閲覧。
^ a b “鳥人間「絶対王者」、補助員に「飛び降りろ!」に批判続々 読売テレビ「本気ではなくプライドの表現」”. J-CASTニュース. 2022年11月13日閲覧。
^ “羽鳥慎一「涙腺崩壊でした」『鳥人間コンテスト』無観客で2年ぶり開催”. livedoor NEWS. 2022年11月13日閲覧。
^ “『鳥人間コンテスト』羽鳥慎一が涙の実況「皆さんも必ずグッとくるはず」”. マイナビニュース. 2022年11月13日閲覧。


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