大島(嶋)郷(おおしまごう)とは、備中国浅口郡(現在の岡山県浅口市を含む地域)にあった郷である。 平安時代中頃の編纂とされる、『倭名類聚抄』(わみょうるいじゅうしょう)に浅口郡八郷(阿知(あち)郷、間人(まむと)郷、船穂(ふなお)郷、占見(うらみ)郷、川村(かわむら)郷、小坂(おさか)郷、林(はやし)郷、大島郷)の一つとして記載されている。 大島郷に比定される地は、諸説ある。
目次
1 概要
2 備考
3 関連項目
4 参考文献
5 脚注
概要
後年には、大島庄、大島保などとも呼ばれた。
現在は、笠岡市大島(西大島・大島中)が遺称地となっている。他にも東大島村があったが、東大島は寄島町との合併で地名としては消滅した。大島中、西大島は笠岡市と合併し地区名になっている。 肥前国(長崎県)北松浦郡(小値賀町)、近江国蒲生郡、阿波国美馬郡、信濃国水内郡、下総国葛飾郡などにも同名の郷が存在した。
備考
関連項目
大島 (備中国浅口郡)
大島 (笠岡市)
参考文献
岡山地名事典刊行会『岡山地名事典』日本文教出版
脚注^ この説の場合、大島島内には他にも川村郷や間人郷などがあったとしている。
更新日時:2016年1月31日(日)00:59
取得日時:2019/06/14 02:10