大山駅
南口(2015年9月)
おおやま
Oyama
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大山駅(おおやまえき)は、東京都板橋区大山町にある東武鉄道東上本線の駅である。駅番号はTJ 04。 江戸時代頃、相模国大山の阿夫利神社に参詣することを「大山詣り」といった。当時、志村・板橋宿・赤羽・王子方面から田無・府中を経て大山に向かう人が多く、その道筋を「大山街道(富士街道)」といい、板橋宿近辺からこの辺りに街道が伸びていたことから、また、現在の東京都健康長寿医療センターの辺りにかつて広い丘があり、それを「大山」と呼んでいたことから、という二つの説がある[1][2][4]。このように大山と呼ばれるようになった地域付近で1931年(昭和6年)に東上鉄道の駅として開業したのが大山駅である[3]。 かつてはホームの前後に踏切があった関係で、ホーム有効長は6両編成分であった。そのため8両編成の電車が停車する際には2両分はみ出すので、「大山対策車」という編成が用意され、ホームからはみ出す2両はドアカットを行った。10両編成はドアカットが行われていた当時、運行されていなかった。その後、池袋方面(現在のホームのほぼ中央に位置する)の踏切が地下道となったのに伴い解消された。 改札口は全部で3か所である。 下りホーム(1番線、成増方面)側 このうち東口には自動券売機・自動精算機がない。かつては臨時口扱いで、営業時間も「7時から22時まで」となっていたが、2022年10月より終日運用となっている[10]。 上りホーム(2番線、池袋方面)側 反対側のホームにある改札口へ行く際は、上下ホーム成増方面の階段をのぼった先の跨線橋か、または南口改札口付近(下りホーム)と上りホームを連絡するエレベーターと跨線橋[11]を利用する。また、北口と東口は改札外側の地下道で結ばれているため、それぞれの改札口出口から逆側の出口へ行くことができる。 売店は南口の改札外側に存在する[12]。南口改札外側には名代富士そば[13]が出店していたが、2016年1月末で閉店し、現在は別の立ち食いそばの店舗が入居している。 東武池袋駅管区傘下の駅長配置駅で、中板橋駅を管理する。 番線路線方向行先[14] 東上線の他の中間駅では順次発車メロディが導入されているが、当駅では未だに発車ベルが使用されている。 2022年度の1日平均乗降人員は44,307人である[15]。 各年度の1日平均乗降・乗車人員は下表の通りである。 年度別1日平均乗降・乗車人員[16]年度1日平均
駅名の由来
歴史
1931年(昭和6年)8月25日:開業。
1977年(昭和52年):第14号踏切が地下道となり除却され、ホーム有効長を10両編成対応に延長。
2009年(平成21年)3月:エレベーターを新設。多機能トイレを上りホームに移設。
2011年(平成23年)3月17日:TJ 04の駅ナンバリングを導入。
2019年(令和元年)12月20日:連続立体交差事業の都市計画が決定[5]。
2021年(令和3年)12月20日:国土交通省から都市計画事業の認可を取得[6]。
2022年(令和4年)7月28日:連続立体交差事業に着手[7]。
2030年(令和12年)度:連続立体交差事業完了予定[8]。国土交通省関東運輸局の令和元年度統計資料によると、2032年3月(2031年度)の予定となっている[9]。
駅構造
南口 - 成増方面(先頭1?2号車付近)に位置
東口 - ホームほぼ中央(4?6号車付近)に位置
北口 - ホームほぼ中央(4?6号車付近)に位置
のりば
1 東上線下り川越方面
2上り池袋方面
発車ベル
利用状況
乗降人員[17]1日平均
乗車人員[18]出典
1978年(昭和53年)53,412
1990年(平成02年)26,819[* 1]
1991年(平成03年)27,563[* 2]
1992年(平成04年)27,501[* 3]
1993年(平成05年)26,899[* 4]
1994年(平成06年)53,97325,923[* 5]
1995年(平成07年)25,519[* 6]
1996年(平成08年)24,893[* 7]
1997年(平成09年)24,405[* 8]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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