大山ケーブル
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大山鋼索線
大山ケーブルカー 2号車(2017年12月)
概要
通称大山ケーブルカー
種別鋼索鉄道
起終点起点:大山ケーブル駅
終点:阿夫利神社駅
駅数3駅
運営
開業1931年昭和6年)8月1日
廃止1944年(昭和19年)2月5日
再開1965年(昭和40年)7月11日
所有者大山観光電鉄
運行方法単線2両交走式
路線諸元
路線総延長0.8 km (0.50 mi)
軌間1,067 mm (3 ft 6 in)
運行速度3.5 m/s (11 ft/s)[1]
最高地点標高 678 m (2,224 ft)
高低差 278 m (912 ft)
最急勾配477 [2] (25 ° 30 )[1]
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停車場・施設
凡例


0.0大山ケーブル駅












0.4大山寺駅












0.8阿夫利神社駅

大山鋼索線(おおやまこうさくせん)は、神奈川県伊勢原市の大山ケーブル駅から阿夫利神社駅に至る大山観光電鉄ケーブルカーである。大山ケーブルカーと呼ばれている。
概要

丹沢山地の南東にある大山を登るケーブルカーで、山上にある大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)への参詣のほか、大山・ヤビツ峠方面へのハイキングなどに利用されている。

小田急電鉄が発売する「丹沢・大山フリーパス」は、Aキップに限り当路線が対象に含まれる(Bキップでは適用外・別料金)。また、乗車券購入時にはPASMOなど交通系ICカード全国相互利用サービス対応ICカード9種類を利用可能(物販扱いのためPiTaPaは利用不可)。
路線データ

路線距離(
営業キロ):0.8 km[3][1][4][5]

軌間:1067 mm[1][4][5]

駅数:3駅(起終点駅含む)

高低差:278 m[6]

歴史

江戸時代から庶民の信仰を集めた「大山講」で賑わいを見せた大山阿夫利神社への参詣の便を図るために建設された。1931年に開業し、1944年まで大山鋼索鉄道として営業していたが、戦後1965年になってこれを大山観光電鉄の運営で復活した。戦時中不要不急路線として休止ないし廃止されたケーブルカーの中ではもっとも遅く復活開業した路線である[7]

1927年昭和2年)9月22日 大山鋼索鉄道発起人に対し大山町地内1マイル (1.6 km) の鉄道免許状下付[8]

1928年(昭和3年)9月 大山鋼索鉄道設立。所在地は東京市麹町区丸ノ内[9]

1931年(昭和6年)8月1日 大山鋼索鉄道 追分 - 不動尊 - 下社間 0.7 km が開業[10]

1937年(昭和12年)9月14日 大山町地内下社 - 山頂間 指定期限までに工事竣工せざるため免許取消[11]

1944年(昭和19年)2月5日[5][12] 不要不急線として追分 - 下社間を廃止[1]

1950年(昭和25年)7月21日[4][1] 大山観光設立[13][1]

1951年(昭和26年)2月19日[4] 大山観光に対し追分 - 下社間の地方鉄道敷設免許[7]

1953年(昭和28年)8月 大山観光電鉄に社名変更[1]

1965年(昭和40年)7月11日 大山観光電鉄 追分 - 下社間 0.8 km が開業[4][5][13]

1977年(昭和52年)3月13日 ケーブルカーが急停車したため、乗客や車掌ら12人が負傷。[14]

2008年平成20年)10月1日 追分駅を大山ケーブル駅、不動前駅を大山寺駅、下社駅を阿夫利神社駅に改称[15]

2012年(平成24年)

1月18日 - 車両故障が発生し、初電から全線運休となる[16]

2月2日 - 全線で運行を再開[16]


2015年(平成27年)

5月17日 この日の営業をもって、戦後の再開業以来使用されてきた客車「たんざわ」号・「おおやま」号が運行終了[3][17]

5月18日 同年9月30日までの予定で、車両・レール・枕木・電気設備等の大規模更新工事を実施するため長期運休[18]

10月1日 新型車両の運行開始[19][20]


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