大宮総合車両センター東大宮センター
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大宮総合車両センター東大宮センター
外観(2021年)
基本情報
日本
所在地埼玉県さいたま市北区本郷町(代表所在地。一部は同市北区土呂町一丁目、同市見沼区東大宮三丁目にまたがる)
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度54分46.9秒 東経139度37分17秒 / 北緯35.913028度 東経139.62139度 / 35.913028; 139.62139座標: 北緯35度54分46.9秒 東経139度37分17秒 / 北緯35.913028度 東経139.62139度 / 35.913028; 139.62139
鉄道事業者東日本旅客鉄道
帰属組織首都圏本部
所属略号都オオ
併設区所JR東京大宮総合訓練センター
最寄駅東大宮駅
管轄車両185系
E257系
253系1000番台
E261系
旧称尾久客車区東大宮派出所
→小山電車区東大宮派出所
→小山車両センター東大宮派出所
開設1969年(昭和44年)4月
車両基地概要
敷地面積約20万 m2
構内線路延長最大長2,767 m
留置線本数19本
検査線本数2本
洗浄線本数4本
その他設備着発線3線
引上線4線(北側2線、南側2線)
最大収容両数(操車場も含む)550両
配置両数(操車場も含む)400両
配置両数
電車271両
合計271両
備考車両数は2023年4月1日現在のデータ[1][2]
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大宮総合車両センター東大宮センター(おおみやそうごうしゃりょうセンターひがしおおみやセンター)は、埼玉県さいたま市北区本郷町(代表所在地。一部は同市北区土呂町一丁目、同市見沼区東大宮三丁目にまたがる)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地。同社首都圏本部管轄で、特急列車の移管により東大宮操車場構内に新設された大宮総合車両センター車両検査科直轄の下部組織。

名称は大宮総合車両センター東大宮センターだが、その管轄部署から大宮総合車両センター車両検査科東大宮センターとも呼ばれる[3]。また、当センターは操車場機能を有しているため、構内を東大宮操車場と呼ばれることもある。

なお、本項では、構内に設置されている社員訓練施設の東京・大宮総合訓練センターについても記述する。
概要

当センターは尾久客車区東大宮派出所として1969年4月に新設された。当初は優等列車の滞泊整備仕業検査を行ったほか、東北線高崎線中距離電車の基地として使用され、開設当初は車両無配置基地であった。2006年3月に車両配置区所となってからは、JRでは西日本旅客鉄道(JR西日本)の後藤総合車両所出雲支所(旧・出雲運転区→旧・出雲鉄道部出雲車両支部)とともに、特急形車両専門の車両基地となっていたが、2021年3月13日以降は当センターが唯一となった[1][2][4][5][注 1]

同所への出入場は、宇都宮線の線路から直接分岐するのではなく、大宮駅構内から単線の回送線が延びており、土呂駅の先で本線から離れていく[注 2]。大宮駅で宇都宮線・高崎線が使用する各地上ホームは、東京駅・新宿駅方面への折り返しが7番線を除いてできないため、11番線に入って大宮駅が終点となる「成田エクスプレス」や、武蔵野線から来る大宮行きの「むさしの号」・「しもうさ号」、武蔵野線経由の臨時列車は、ホーム到着後は回送線へ入り、東大宮センターまで回送され折り返している。
設備と業務

設備は、着発線3線、洗浄線4線、引上線4線、収容線19線がある。特に収容線は一部を除き2区構造になっており、一区・二区ともに15両編成の車両を収容できる有効長を持っている[注 3]。そのため、着発線に近い一区側に定期運用や当日の臨時列車に使用する車両が収容されるが、二区側は長期間の留め置きや配置前の新造車、廃車予定車両の疎開回送や転用などで改造工事を受ける車両を一時留置する場合が多く見受けられ[6]、一時期浦和電車区(現・さいたま車両センター)配置の209系[W 1]勝田車両センター配置の415系などが留置された時期もあった。2013年3月16日に検修棟が新設され、配線の一部が変更されている。また、構内南東側には東京・大宮総合訓練センターが設置されている。

同所の業務は、配置車両の交番検査(機能保全検査)や仕業検査、異常時対応、車両の清掃、列車の折り返し作業、操車場構内の入換作業などで、車両検査科管轄のもとで行っている。

東大宮センター(東大宮操車場)の主要設備

回送線(宇都宮線 土呂駅1番線ホームから)

南端着発線出発信号機

南端着発線入換信号機

検修棟および洗浄線

自動洗浄機

第一区収容線群

第二区収容線群

歴史

国鉄時代の1968年10月のダイヤ改正において、東京北口の大幅な輸送力増強が計画され、東北・高崎・上信越・常磐方面の中長距離旅客列車および東北線・高崎線の通勤電車が増発されることになったが、尾久客車操車場(尾久客車区→現・尾久車両センター)の収容能力では対応不可能と判断され、滞泊基地を新設する必要が生じたため、1969年4月に設置された。

大宮 - 東大宮操車場間は、回送列車が運行できるよう東北本線に隣接して東北回送線が敷設され、東大宮操車場には着発線が設けられ、停車場としての機能も有する。東大宮操車場は、旅客および貨物の営業取扱いを行わないため、国鉄時代から停車場一覧に掲載されていないが、省令の技術基準で定義される停車場となる。

分割民営化後、2001年4月の大宮支社発足に伴い小山電車区の下部組織となり、同電車区東大宮派出所となった。2003年1月に、当時小山電車区所属だった189系「彩野」の常駐基地とした。その後、組織改編に伴い小山車両センター東大宮派出所へ改称。2006年3月の組織変更で大宮総合車両センターの下部組織とされ、東大宮センターに改称された。この際、小山車両センター配置車と高崎車両センター配置車の各一部が転入し、新たに車両配置が開始されたことにより、他の車両基地同様の業務が行われるようになった。
年表


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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