この項目では、台湾台中市后里区にある旧山線の橋について説明しています。大安渓下流の同市大甲区にある台鉄海線と台1線の橋については「旧大安渓橋」をご覧ください。
旧大安渓鉄橋
Old Da-An River Bridge
中華民国 文化資産
登録名称臺鐵舊山線 - 大安溪鐵橋
種類橋梁
等級苗栗県県定古蹟
↑台中線
0.0三義(三叉河)
勝興(←十六?)
15.9后里(←后里庄)
豊原(←葫蘆?)
大安渓鉄橋
基本情報
国 台湾
交差物件大安渓
用途鉄道
路線名台湾鉄路管理局旧山線
管理者台湾総督府交通局鉄道部→台湾鉄路管理局→台中市政府
着工1903年5月4日
竣工1908年2月14日
開通1908年2月20日
閉鎖1998年9月24日
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯24度19分49.98秒 東経120度45分50.08秒 / 北緯24.3305500度 東経120.7639111度 / 24.3305500; 120.7639111
構造諸元
形式下路式曲弦ワーレントラス
材料鋼橋
全長637.39m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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大安渓鉄橋(だいあんけいてっきょう)は台湾苗栗県三義郷と台中市后里区の境界、大安渓に架かる台湾鉄路管理局旧山線(廃線)の鉄道橋。現在は台中市政府と苗栗県政府の県市定古蹟であり、2県市に跨る古蹟の同時登録は台湾で初の事例[3][注釈 1]。 同じ旧山線の大甲渓鉄橋、屏東線の下淡水渓鉄橋と合わせ台湾で現存する下路式曲弦ワーレントラス鋼橋の1つ。1908年に総工費513,893円を投じて建設された。旧山線7号トンネル南側直後に位置する。旧山線内最長のみならず同種のものとしては台湾最長[4]。 1960年代に補強工事がなされる前の最初期は200フィートの桁が8本、全長503.9メートルで[5][6](p325)、アメリカン・ブリッジ製のものが使われていた[7]。 当初はトラス桁12本で計画されたが、大安渓の流量などを考慮し、8本に改められた[8](p214)。橋脚は鉄筋コンクリートのケーソン、橋座部は煉瓦組積造。戦後の列車重量増加対応と耐震性強化により桁が2本増やされ62.41メートルの桁を10本連結した全長637.39メートルとなった。 「新山線」開通後は廃止され、現在は封鎖されているが、フェンスを乗り越えて防護フェンスなどもない橋上の軌道で記念撮影をする観光客が後を絶たない[9][10]。 [2](p67-69)この区間に限らないが、縦貫線は資材を全て日本から搬入したため、打狗港に近い南部と、基隆港に近く、清朝の軌道インフラを流用できた北部は比較的早く開通した。最も難易度が高かったのは現在の旧山線を含む苗栗と豊原の間だった。工事は総督府臨時台湾鉄道敷設部工務課三叉河出張所(所長:稲垣兵太郎
構造
沿革
1903年(光緒29/明治36年)5月4日 - 起工[6](pp277-285)[11]。
1904年(光緒30/明治37年)5月17日 - 三叉河からの大安渓北岸・内社川までの運搬線完工[6](p283)。
1905年(光緒31/明治38年)5月15日 - 三叉河以南の軽便鉄道と後里庄以南の縦貫線営業開始[6](p284)。