大奥_(フジテレビの時代劇)
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、2003年にフジテレビと東映により製作されたテレビドラマとその関連作品について説明しています。

1968年に関西テレビと東映により製作されたテレビドラマについては「大奥 (1968年のテレビドラマ)」をご覧ください。

1983年に関西テレビと東映により製作されたテレビドラマについては「大奥 (1983年のテレビドラマ)」をご覧ください。

大奥 (フジテレビの時代劇)(おおおく)では、フジテレビ系列で放送されている東映制作[1][2]時代劇シリーズを扱う。

本項で記述する主な作品は以下のとおり。

テレビシリーズ

大奥(2003年)

大奥?第一章?(2004年)

大奥?華の乱?(2005年)

大奥(2024年)


テレビスペシャル

大奥スペシャル?もうひとつの物語(2006年)

大奥「第一部?最凶の女?」/「第二部?悲劇の姉妹?」(2016年)

大奥 最終章(2019年)


2003年版

大奥
(2003年版)
ジャンル
時代劇
脚本浅野妙子
十川誠志
富岡淳広
演出林徹
佐藤祐市
山下智彦
長岡鉦司
出演者菅野美穂
ナレーター池田昌子
エンディングkazami
I Say a Little Prayer
製作
プロデューサー保原賢一郎
手塚治
制作フジテレビ
東映

放送
放送国・地域 日本

第一部
放送期間2003年6月3日 - 6月24日
放送時間火曜 19:59 - 20:54
放送枠スーパー時代劇
放送分55分
回数4

第二部
放送期間2003年7月1日 - 8月19日
放送時間火曜 19:59 - 20:54
放送枠スーパー時代劇
放送分55分
回数7

特別編(明治篇)
放送期間2003年9月2日
放送時間火曜 19:59 - 20:54
放送枠スーパー時代劇
放送分55分
回数1

大奥スペシャル?幕末の女たち?
放送期間2004年3月26日
放送時間金曜 21:00 - 23:12
放送枠金曜エンタテイメント
放送分132分
回数1
テンプレートを表示

2003年6月3日から8月19日まで放送[3]。毎週火曜日19:59 - 20:54 (JST) の「火曜時代劇」枠で放送された『スーパー時代劇シリーズ』として製作。このシリーズでは時代劇の出演が少ない俳優陣が多く起用されており、この作品でも菅野美穂浅野ゆう子池脇千鶴が主演を担当した。

第一部(第1 - 4話)は篤子と瀧山の確執、第二部(第5 - 10話)は和宮と実成院の嫁姑バトルを軸に物語が構成され、池脇千鶴が演じる町人出身の女中「まる」が語り手を務めた。

作中ではコメディリリーフとして鷲尾真知子山口香緒里久保田磨希の奥女中トリオが登場し、特に久保田が演じる浦尾の台詞である「美味でございます?」が人気を博した。この3名は同局のドラマ『踊る大捜査線』に因んで『大奥スリーアミーゴス』と名付けられ、舞台版を含めたシリーズに一貫して登場している。

また、1968年版及び1983年版に出演(兼ナレーター)した岸田今日子が第9話にゲスト出演している。(役柄は1983年版と同じ御祐筆の役。終盤の日記をつけるシーンではナレーションも担当し、1983年版のオマージュがなされた。)

最終話(第11話)の翌週には、全11話の総集編と最終回の後日談を描いた新撮パートによる特別編として『明治篇』が放送され、さらに2004年3月26日には『大奥スペシャル?幕末の女たち?』が放送された[3]
あらすじ

安政3年、薩摩藩士・島津忠剛の娘・敬子(すみこ)は、相思相愛である若き薩摩武士・東郷克顕との婚姻を夢見て、幸せに暮らしていた。しかし薩摩藩主・島津斉彬の政略により、時の13代将軍・徳川家定に輿入れることになる。克顕との仲を引き裂かれた敬子は、江戸へ向かう日、克顕の前で自害を図ろうとするが、克顕は斉彬から拝領した短刀を敬子に渡して「これを守り刀として生き延びよ」「いつか、おはんを救い出してみせる」と強く説得して思い止まらせる。やがて敬子は名を「篤子(とくこ)」と改めて、家定の御台所(正室)として江戸城大奥へ入る。大奥総取締・瀧山の指南のもと、篤子は大奥の様々なしきたりを強いられるが、その堅苦しい作法の数々や、大奥の贅沢さに馴染むことが出来ずに孤立。瀧山とも対立関係になっていく。そんな中、薬種問屋の娘で、下働きの御末として大奥で働き始めたまると出会った篤子は、まるの屈託のなさに惹かれて「味方になってほしい」と頼み、まるを自分付きの御小姓とする。克顕が救い出してくれる日を夢見て、懸命に大奥での暮らしに耐える篤子に、やがて家定との初の夜伽の日がやって来る…。

時は流れて、紀州家の徳川慶福がその名を「家茂」と改めて14代将軍に就任。大奥へは家茂の母・実成院が将軍生母として入って来る。家定亡き後、落飾して「天璋院」と称された篤子は江戸城の西の丸へ移り、瀧山も大奥総取締の代理を初島に託して、公の場から身を引く。まるは御中臈に格上げされ、下の女中たちを指導する立場になるが、実成院の我が儘勝手な振る舞いに、他の奥女中たちと共に手を焼いていた。そんな中「公武合体」政策により、天皇家の皇女・和宮(かずのみや)が家茂の御台所として輿入れることが決定する。しかし初島が京から持ち帰った、和宮の「五ヶ条の条件」の内容を聞いた実成院は憤慨。急遽、将軍の寝間の手解きをする「御内証の方」を吹き矢で選ぶと宣言する。吹き矢での選定により、御中臈のおそのが御内証に選ばれるが、おそのは許嫁との祝言を挙げる為に里帰りを控えていた女中であったことから、まるが御内証の身代わりになると実成院に申し出るが…。
キャスト(2003年版)

リンクのない人物は架空。☆は『明治篇』の新撮パートに出演。★は『大奥スペシャル?幕末の女たち?』に出演。
主要人物


天璋院篤子(島津敬子)(家定正室):菅野美穂☆★[4](第1 - 4・最終話・明治篇)

瀧山(おゆう)(大奥総取締):浅野ゆう子☆★[4](第1 - 4・6 - 8・10話 - 明治篇)

まる(篤子付小姓のち和宮付中臈):池脇千鶴[4]

和宮(天皇皇女、家茂正室):安達祐実(第4話 - 明治篇)

東郷克顕(薩摩藩士、篤子の恋人):原田龍二[4](第1 - 4・最終話・明治篇)

徳川家定(第13代将軍):北村一輝[4](第1 - 4話・明治篇)

徳川家茂(第14代将軍):葛山信吾[4](第1・4 - 10話・明治篇)

今岡真之介(医師見習い):岡田義徳[4](第9話は登場せず)

実成院(家茂生母):野際陽子[4](第1・4 - 8・10話 - 明治篇)

各話複数出演


葛岡(仲居頭のち実成院付中臈):鷲尾真知子☆★[4]

初島(瀧山付中臈):木村多江☆★[4](第1 - 8話・明治篇)

吉野(仲居のち初島付中臈):山口香緒里☆★[4]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:186 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef