大塚明夫
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おおつか あきお
大塚 明夫
2018年 東京ゲームショウにて
プロフィール
本名同じ[1]
愛称明夫さん[2][3][4][5]
性別男性
出生地 日本東京都新宿区歌舞伎町[6]
出身地 日本・東京都国立市[6]
生年月日 (1959-11-24) 1959年11月24日(64歳)
血液型B型[7][8]
職業声優ナレーター[9]俳優
事務所マウスプロモーション[10]
配偶者あり(離婚歴あり)
著名な家族大塚周夫(父、2015年没)[5][11]
富沢亜古(再従姉弟)
公式サイト大塚 明夫|所属タレント|マウスプロモーション
公称サイズ(時期不明)[7]
身長 / 体重182 cm / 73 kg
活動
活動期間1988年 -
デビュー作シルバー(『あいうえおアニメ 世界名作童話全集』)
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

大塚 明夫(おおつか あきお、1959年昭和34年〉11月24日[7][8][12] - )は、日本声優ナレーター[9]俳優東京都新宿区歌舞伎町出生、国立市出身[6]マウスプロモーション所属[10]。父は声優の大塚周夫[5]
来歴
生い立ち

東京都新宿区歌舞伎町にあった新宿赤十字産院(後の新宿赤十字病院)で生まれ、小学校入学時に国立市へ転居[6]

役者として活動する前は、役者である父の周夫とうまくいっておらず「誰が役者になんかなるか!」と息巻いて大学を中退。製薬会社に勤めるが、3、4日で退社し、父の周夫に「会社をやめてきたので、居候させて」と言っていた[13]。その後、マグロ漁業の船に乗ろうと考えていたが、歯の治療が間に合わず、乗る予定だった船も座礁して乗れなかったという[11]。23歳まではトレーラーの運転手をしていた[14]。その後、「ちょっと待てよ?」、「このままこの仕事を続けていても、歳を取ったとき、同じように働き続けるのは難しいのではないか」と考えるようになり、毎日の生活がルーティーンになっていることに退屈し、モヤモヤを解消しようと月給のもらえる社会人からドロップアウト[15]。そのころ、ある女性を好きになったものの、その女性には劇団員の彼氏がおり「男の人は夢があるほうが素敵」と言われ交際を断られたことがきっかけとなり、「役者になってやる」と発奮する[14]

それまで中途半端に生きていたため、選択肢が多いわけではなく、その限られた選択肢の中で「乾坤一擲、夢があるほうに進もう。」と考えて、役者の世界に足を踏み入れる[15]。母とは「30歳で目処がつかなかったら辞める」という話をしており、「目処は付くはずだ」という自信があったが、「みんなも夢を持とう!」とは決して言えなかった[15]
キャリア

最初は仲代達矢主宰の無名塾の入所試験に臨み、受験者1000人中6人まで選考に残ったが[13]、塾長の仲代の方針でその年は女性しか取らないということで落選[5]。次に父から学費17万を借りて、文学座の養成所である文学座演劇研究所に入所するも、研修生には残れず1年で卒業[11]。その後、賀原夏子主宰の劇団NLT[15]井上ひさし主宰のこまつ座に入団する[11]。しかし生活が苦しく、父から声優の仕事を紹介され[8][16]、現在に至っている[14]

声優デビュー作はOVA『あいうえおアニメ 世界名作童話全集』のシルバー[17]

デビュー後から現在まで一貫してマウスプロモーションに所属しているが、明夫はデビューから支えてくれた納谷六朗と妻の光枝、息子の僚介に恩義を感じているため、今後も移籍については考えていないという[18]

2006年3月25日、「東京国際アニメフェア2006」で開催された「第5回東京アニメアワード」で、声優賞(『ブラック・ジャック』)を受賞。
現在まで

2012年10月に開催された「マチ★アソビ vol.9」の「ニュータイプアニメアワード2012」にて男性声優賞を受賞し、ライダー(『Fate/Zero』)で男性キャラクター賞を同じく受賞している。また、2015年に「第9回(2014年度)声優アワード」にて富山敬賞を受賞[19]

2015年3月26日、自身初めての全編、著作『声優魂』を星海社より出版。帯には「声優だけは やめておけ。」というキャッチコピーが書かれている[20]。この帯の言葉は大塚がつけたわけではなく、「まさかあんなセンセーショナルな帯になるなんて、僕はちっとも予想してなかった」と述べている[21]。『声優魂』出版後、その内容を受けて、本気で声優を目指している若者に向けた少人数制の特別講義が企画され、同年9月、星海社が運営するウェブサイト「ジセダイ」上にて「ジセダイクリエイティブブートキャンプ」と題されサイト上にて参加者を募集。10月に開催された「マチ★アソビ vol.15」にて、講師に大塚と納谷僚介(マウスプロモーション代表取締役社長)の2名を迎え、1日1回限りの講義が行われた。このワークショップの模様は書籍化され、2016年6月、大塚の2冊目の著作『大塚明夫の声優塾』として出版された。

2016年5月10日、「ファミ通アワード2015」にて『メタルギア』シリーズのスネーク役として「男性キャラクターボイス賞」を受賞[22]

2017年1月7日、マウスプロモーションのHPにて結婚したことを発表した[23]。1月9日、テレビ朝日にて放映された『人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙!3時間SP』で第10位に選ばれる[24]
人物・特色

洋画吹き替えにおいて数多くの作品に出演[25]。低く渋い二枚目役を演じる[26]。初のゴールデンタイムでの主役の吹き替えは『レッド・スコルピオン』のドルフ・ラングレンである。スティーヴン・セガールニコラス・ケイジデンゼル・ワシントンをほぼ専属(フィックス[15]、ドルフ・ラングレンやアントニオ・バンデラスデニス・クエイドサミュエル・L・ジャクソンウェズリー・スナイプスリーアム・ニーソンハビエル・バルデムなどの吹き替えを数多く担当。過去にはジャン・レノジェフ・ブリッジスアーニー・ハドソンマイケル・マドセンアーノルド・シュワルツェネッガーキーファー・サザーランドなどの吹き替えも多く担当していた。『水曜シアター9』の放送開始予告にはセガールの出演した映画の映像が使われているが、その流用された映像の吹き替えも大塚が担当した。『マスク・オブ・ゾロ』、『レジェンド・オブ・ゾロ』ではバンデラスが演じたアレハンドロ・ムリエッタ/怪傑ゾロの吹き替えを担当しているが、『それいけ!アンパンマン』でも怪傑ゾロをモチーフとしたキャラクター・ナガネギマンを演じており、歌唱も披露している。また、銀河万丈玄田哲章と並んでアーノルド・シュワルツェネッガーとシルヴェスター・スタローンの両者を吹き替えた経験を持つ数少ない人物でもある。

その他、ナレーションアニメゲームでの出演作品も多数。代表作の1つ、ブラック・ジャックは元々は俳優の内藤剛志が演じる予定であったが、内藤が急病で降板することになったため急遽代役として演じたことがきっかけとなった[27]

週刊アスキー』(アスキー・メディアワークス→現角川アスキー総合研究所)連載「進藤晶子のえ、それってどういうこと?」での対談にて、「いい声優は、いい役者でもあるはずです」と語っている。また、本人は吹き替えという仕事があることを光栄に思っており、「世の中に吹き替えがもっと浸透してほしい」と語ったこともある[28]

顔出しNGの声優ではなく、2015年11月16日放送のバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ)での松坂桃李が「いま、会いたい人」として大塚の名を挙げたものの出演はなく、その理由を日本テレビ側が「顔出しNGのため来られませんでした」とスタッフが説明したことについても、大塚は「え?私は別に顔出しNGではないのだが... まいっか!」と明確に否定している[29]。なお、松坂とは後に『モンスターハンター』の吹き替えに参加する形で共演した。

「『特技は空手』とプロフィールにあるが、やっていたのは若いころだけ」と『稲村優奈と川瀬晶子のAAAで行こう!!』(ラジオ大阪アニメイトTV・アニ★ロコ)で語った。その他の趣味・特技は茨城方面なまり[10]

中学生の時に、『燃えよドラゴン』が封切られたため、ブルース・リーに気が狂ったように入れ込む[30]。中学3年生で少林寺拳法を習い、高校生までしていた[30][5]。大学に進学後は空手部に所属していた[30]

大型自動車牽引自動車普通自動二輪車大型自動二輪車運転免許を取得している。


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