大分県立美術館
Oita Prefectural Art Museum
大分県立美術館
大分県立美術館(おおいたけんりつびじゅつかん)は、大分県大分市寿町にある公立の美術館である。2015年4月24日に開館した[4][5]。 地上4階地下1階で、床面積は延べ約1万6,800m2[6]。国道197号(昭和通り)に面して展示ゾーン、その北西側奥に管理・収蔵ゾーンが配される。美術館と昭和通りを挟んで隣接するOASISひろば21(iichiko総合文化センター)との間はペデストリアンデッキ(屋根付き歩道橋)で繋がっている[7][8][5]。 1階の展示室は、3方をアトリウムで囲まれ、アトリウムを介して外部につながる開かれた展示空間とされる。アトリウムと外部とを仕切る水平折戸は高さ6mまで開くことができ、開放するとアトリウムは外部とつながったパブリックスペースになる。3階は、大分県産材で包んだ箱をガラスで覆った外観とされ、ホワイエは、天井が竹工芸をモチーフにした骨組みで組まれ、中庭を透光性の膜で覆って光が導導かれている[9][10]。 設計は、建築界のノーベル賞と言われる米プリツカー賞を受賞した坂茂が設立した建築設計事務所、株式会社坂茂建築設計[11][12][13]による。なお、2015年度JIA日本建築大賞受賞時には、同社の坂茂、平賀信孝、菅井啓太の3名が設計者とされている[14]。 OPAMのネーミング、シンボルマークデザイン、サインデザイン、コミュニケーションデザインはコミュニケーションデザイン研究所の平野敬子、工藤青石が行った。 施工は鹿島建設と梅林建設の共同企業体が担当し、2013年4月12日に着工[6]、2014年11月に竣工した[15]。
施設概要
展示ゾーン
1階
展示室A(企画展示室)(1,067m2)
アトリウム
ミュージアムショップ
カフェ
2階
研修室
アトリエ(創作活動室)
プレイルーム
ギャラリー
ライブラリー(情報コーナー)
ペデストリアンデッキ(屋根付き歩道橋) - OASISひろば21と接続
3階
中庭
コレクション展示室1-3(3室計1,178m2)
展示室B(県民ギャラリー)(848m2)
管理・収蔵ゾーン
1階
事務室
館長室
応接室
中央監視室 等
中2階
サポーター室
研究資料室
会議室
倉庫 等
2階
収蔵庫
一時保管庫
展示備品倉庫
3階
収蔵庫
前室
受賞
2015年度JIA日本建築大賞[14][16]