おおいまち
大井町
川越街道の松並木
廃止日2005年10月1日
廃止理由新設合併
大井町、上福岡市 → ふじみ野市
現在の自治体ふじみ野市
廃止時点のデータ
国 日本
地方関東地方
都道府県埼玉県
郡入間郡
市町村コード11322-1
面積7.86 km2
総人口48,444人
(2005年9月1日)
隣接自治体川越市、富士見市、上福岡市、入間郡三芳町
町の木もくせい
町の花ききょう
町の鳥おなが
大井町役場
所在地〒356-8555
埼玉県入間郡大井町中央一丁目1番1号
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度51分30秒 東経139度30分29秒 / 北緯35.85825度 東経139.50797度 / 35.85825; 139.50797 (大井町)
大井町(おおいまち)は、埼玉県の南西部に位置していた東西約6.0 km、南北約3.5 kmの町である。東京都市圏#埼玉県(東京通勤圏)。
上福岡市西部に大正3年開業の上福岡駅の駅勢圏内にある町で、かつては武蔵野の雑木林の広がる農村地帯であったが、昭和30年代後半から東京のベッドタウンとして宅地化が進行[1]。さらに、1993年(平成5年)11月富士見市北西部に東武鉄道東上線ふじみ野駅が開業し、駅周辺に大規模マンションが相次いで建設されると、富士見市北西部と隣接する大字苗間地区には日本初の大型アウトレットモール・リズムが完成し、当町の開発も進んだ。
2000年度国勢調査では人口増加率14.9%と県内トップになり、一時は2005年度国勢調査で人口5万人を超えた場合、単独で市制施行する事も検討された。2004年時点の全国の町村の人口密度では日本一であった。なお、合併以降に実施された2015年度国勢調査では、旧大井町の人口は51,216人となり、5万人を超えている。
気候は、夏は降雨量も比較的多くかなり高温となる。冬は北西からの強い季節風と晴天の日が多い。
地理
埼玉県の南西部に位置し、武蔵野台地の北東部のへりに位置する。
東西約6.0 kmで高低差はわずかに約40mと、起伏のほとんどない、なだらかな斜面上に立地している。
面積7.86km2は町廃止時点のデータで蕨市・北埼玉郡南河原村(現:行田市)・鳩ヶ谷市(現:川口市)・上福岡市(現:ふじみ野市)に次いで県内5番目に小さかった。
町の北および西に川越市、東に上福岡市、東および南に富士見市、南に入間郡三芳町に隣接する。
町の中央を国道254号(川越街道)が、町の東部には東武鉄道東上線が、町の西部には関越自動車道がそれぞれ南北に通る。
鉄道の駅は無い。
河川: 砂川堀、福岡江川(暗渠化)
隣接していた自治体
上福岡市
川越市
富士見市
入間郡三芳町
歴史ふじみ野市立(旧・大井町立)大井小学校に併設されている旧大井村役場庁舎。
2005年度までの発掘調査で、町内最古の生活の痕跡として知られているのは、本村ほむら遺跡第17地点で見られた立川ロームVII層(2万7千年前)の石器ブロックである。
縄文時代中期前半(勝坂期)、亀居遺跡の集落が営まれる。
縄文時代中期後半(加曾利E期)、西ノ原遺跡の集落が営まれる。
奈良時代から平安時代の初頭にかけて富士見市との隣接地に近い高台に製鉄炉が築かれた(東台遺跡)。東台金山公園というポケットパークに製鉄炉が1基保存されている。
町名の由来は、平安時代末期に掘られたと見られる大井戸に由来する。これは、深さ30m以上もあり、当時の水事情の労苦が偲ばれる。現在は改修工事に伴い、別の場所に復元保存されている。
室町時代、大井宿の前身となる集落遺跡が川越街道の東側に広がっていたことが確認されている(本村遺跡)。
江戸時代、川越街道の宿場町として大井宿が設置される。