大乱闘スマッシュブラザーズX
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大乱闘スマッシュブラザーズX
Super Smash Bros. Brawlジャンル対戦アクションゲーム
対応機種Wii
開発元ソラ
ゲームアーツ
発売元任天堂
プロデューサー田邊賢輔
寺崎啓祐
坂本哲哉
ディレクター桜井政博
シナリオ野島一成(亜空の使者)
シリーズ大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
人数1 - 4人
メディアWii用12cm光ディスク
発売日 2008年1月31日
2008年3月9日
2008年6月26日
2008年6月27日
2008年7月12日
2010年4月29日
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
ESRBT(13歳以上)
PEGI:12
OFLC: PG (Parental Guidance)
デバイスヌンチャク対応
クラシックコントローラ対応
ニンテンドーゲームキューブコントローラ対応
売上本数 1332万本(2023年9月末時点)[1]
246万本(2022年12月末時点)[2]
その他ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
Wii本体更新プログラム (Ver3.1) 付属
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『大乱闘スマッシュブラザーズX』(だいらんとうスマッシュブラザーズエックス、Super Smash Bros. Brawl)は、ソラ開発、任天堂発売のWii専用ゲームソフト。略称は『スマブラX』、『X』、『SSBB』。
概要

『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ第3作目。本作のタイトルにつけられた「X」は、「交差」および「交わり」などの意味から付けられており、シリーズ初めてのサードパーティーソフトのキャラクターの参戦、同時収録されたアドベンチャーモード『大乱闘スマッシュブラザーズX ?亜空の使者?』上での任天堂のキャラクターのドラマ的なストーリーでの競演、多数の著名なゲーム音楽作曲家の製作への参加、ニンテンドーWi-Fiコネクションによる従来のスタンドアローンの枠を越えたプレイヤーの交流などの、本作での様々なクロスオーバーを暗示したものとなっており、任天堂社長の岩田聡は「(本作発売までにおける)任天堂のゲームの歴史の全てを詰め込んだようなソフト」と称している[3]。なお、海外版タイトルの副題“Brawl”は「乱闘」を意味する英単語で、前作海外版の副題“Melee”も乱闘を意味するが、“Melee”が「混戦、暴動」という意味での乱闘であるのに対し“Brawl”は「騒々しいパーティー」といったニュアンスである。

シリーズ全作品の概要に関しては『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』を参照。また、本記事において「初代」とは『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』、「前作」「DX」とは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のことを指す。

操作方法やボリュームの手軽さを押し出した『Wii Sports』『Wii Fit』に象徴されるWiiというハードのカラーとは対照的に、Wii専用ソフトとしては初めてメディアに大容量の二層の光ディスクを採用した、重厚長大なボリュームを持ちハードの売上を牽引するソフトとして、ハード開発当初から並行して開発が進んでいた。製作ディレクターはこれまでのシリーズと同じく元ハル研究所桜井政博が担当し、2006年の情報初公開から数々の発売延期を挟み、足掛け2年以上の開発期間を経て完成・発売された。

発売2週間で100万本売上を達成しており、Wiiで発売されたソフトとしては発売当時最速のペースで、現在では2番目の記録である(現在は『New スーパーマリオブラザーズ Wii』が最速記録を持つ)。2010年には国内売上200万本を突破した。

本作のテレビCMは従来の任天堂が制作したものだけではなく、NTT東日本およびNTT西日本も本作を用いた「FLET'S光 × Wii」CMを放送していた。NTT東日本版はSMAP香取慎吾IKKOが対決するという設定で放映した。トイザらスにおいて、本作品を予約すると「ファイテンション☆スクール」(テレビ東京)の特製ステッカーがもらえるキャンペーンが実施されていた。

本作の特徴として、ディスクのデータが正常に読み取れなくなるエラーが起こりやすい。これはWii本体の光ディスク読み取りに使用するレンズの汚れによるもので、本作に使用されている2層ディスクはレンズの汚れの影響を受けやすくなっていることによる。これを受け、任天堂は送付されたWiiのレンズのクリーニングを無償で行うサービスを行った。このことに関する告知は『Wii専用レンズクリーナーセット』が発売される2008年10月半ばまで任天堂ホームページやWiiチャンネルみんなのニンテンドーチャンネル』上などで常時行われていた。
開発・発売までの経緯

2005年5月にE3前日の任天堂の流通向け発表会会場でレボリューション(後のWii)において、「『スマッシュブラザーズ』が製作されるようにしたい」といった発表がされたが、当時ハル研究所を離れていた桜井ディレクターが依頼を受諾したのはその直後である。本作を開発するためだけに任天堂が用意した高田馬場オフィスにおいて、2005年10月頃から開発が始められている。

なお、E3の場で「既にスマブラの開発が行われている」という発表がされたと表現されることが多いが、これは誤りであり、実際には「アンケートの結果、多くの人間がスマブラの発売を望んでいたことが判明したため製作する可能性がある」といった程度の発表であった[4]

桜井が依頼を受けなかった場合、ゲームキューブ版の『大乱闘スマッシュブラザーズDX』をネットワーク対戦対応にした移植版のみ発売するつもりだった。

開発の中心となったのはゲームアーツであった。これは初代および『DX』のプロデューサーであった宮本茂が、同社を桜井に引きあわせたことによるもの。さらにスタッフが加わり100人(外注・監修を含めると700人)近い規模になった[5]。前作まで開発に携わっていたハル研究所は、本作では一部の音楽のみの参加となる[6]

2006年のE3において、本作の正式なタイトル発表およびトレーラームービーが公開された。シリーズの公式サイトである「スマブラ拳!!」も、ほぼ同時期である2006年夏頃に暫定的に公開され、一部の新キャラクターやムービーなどが紹介されている。その後一時閉鎖し、2007年5月22日の午後に、ブログ風にリニューアルした上で再度オープンした。以降は毎週月曜日 - 金曜日に更新が行われ、2008年4月14日に定期更新終了となっている。その後も小規模更新が若干行われた。

発売までにはたびたび延期が行われている。

Wii発売後となった2007年のE3では2007年内に発売予定で、北米での発売日が2007年12月3日と発表された。

2007年10月10日の任天堂カンファレンス2007秋にてさらに延期が発表され、後に日本での発売日が2008年1月24日、北米では2月10日とそれぞれ改められた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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