大乗院寺社雑事記
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大乗院寺社雑事記(だいじょういんじしゃぞうじき)は、
興福寺
大乗院
で
室町時代
に
門跡
を務めた、
尋尊
[1]
・政覚
・経尋が三代に渡って記した日記。約190冊。原本は
1450年
(宝徳2年)から
1527年
(大永7年)までが現存しており、
国立公文書館
が所蔵し、
重要文化財
に指定されている。尋尊の書いた部分は特に「尋尊大僧正記」「尋尊大僧正記補遺」などとも呼ばれ、
応仁の乱
前後の根本史料とされている
[2]
。またほとんどの項に
紙背文書
があり、あわせて貴重な資料となっている。
刊行書籍
『続史料大成 大乗院寺社雑事記』全12巻(編者代表・
竹内理三
、
臨川書店
、1978年、新版2001年)
『大乗院寺社雑事記研究論集』全5巻、同 研究会編(和泉書院、2001年 - 2016年)
脚注
^
伝記に、
安田次郎
『尋尊』
吉川弘文館
〈
人物叢書
〉、2021年。
^
竹内理三・
高柳光壽
偏『日本史辞典』第二版(
角川書店
)
関連項目
大乗院日記目録
外部リンク
国指定文化財等データベース:主情報詳細
-
文部科学省
による大乗院寺社雑事記の解説
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