『夢見る頃を過ぎても』(ゆめみるころをすぎても)は、TBS系列で1994年10月14日?12月23日に放送されたテレビドラマ。卒業年度、社会に旅立とうとする大学生の苦悩・挫折・葛藤を描く青春群像劇である。 TBS系 金曜21時枠連続ドラマ
概要
秋になっても就職活動に明け暮れている女子大生。自由人な大学4年生。そんな2人が出会った時、2人のなかで何かが変わってきた。
放送当時は就職氷河期真っ只中の時期であり、このドラマのストーリーの柱の一つになっている。登場人物たちは当時の大学生と同様、過密スケジュールで会社を駆け回り、社会人マナーに四苦八苦し、圧迫面接・セクハラ面接に苦悩し、40?50社も不合格通知を受け取る。そして妥協の末「行きたいところよりも入れるところ」で内定を獲得する。その過程において、登場人物の群像劇が動いていくという木下プロ作品ではお馴染みの内容である。
脚本の執筆にあたり、内外学生センターの求人にて、バイト求人紹介と言う形で、都内の大学生数名による意見が採用された。
登場人物、キャスト
野崎多門:保坂尚輝洋南大学(2回目の)4年。1浪6留の25歳。北海道の酪農農家出身。自分が何に向いているのかまだわからず、卒業もしないでバイトに明け暮れている。
栗原明日香:葉月里緒菜スチュワーデス志望だが、採用減のため妥協して他業界をまわっている。
竹本順一:原田龍二広告業界志望。明日香と恋仲にある。将来のため妥協して不動産デベロッパーの内定をもらうが・・・。
村瀬隆:宮下直紀1留。
米倉妙子:佐藤忍東京のアパレル業界志望。
岡沢ひろみ:水野美紀マスコミ志望だったが、妥協して他業界に内定をとる。
桜井由紀夫:田辺誠一実家は造り酒屋だが、帰郷を嫌がっている。
大沢カレン:細川ふみえ隆のバイト仲間。今春卒業の就職浪人。
木原祥子:とよた真帆多聞所属の研究室の同級生。卒業済み。学生のままの多聞の将来を気にかけている。バブル期に就職活動をしていた世代であることから、米倉妙子らからは「バブリーOG」と陰口をたたかれている。
栗原芳枝:今村雅美明日香の妹
佐伯助教授:柴俊夫多聞所属の研究室の指導教授。
栗原祐子:山口果林明日香の母。
栗原信次郎:津川雅彦明日香の父。明日香の前に現れた多聞の存在に疑問を持つ。
テーマ曲
主題歌「移動電話」井上陽水
挿入歌「カミナリと風」井上陽水
スタッフ
脚本:寺田敏雄
音楽:冨田恵一
プロデュース:飯島敏宏、森田光則
演出:森田光則、根本実樹、池添博、岡田寧
制作:木下プロダクション、TBS
サブタイトル
最後の夏、出逢い
内定がとれなくて
裏切り就職戦線
涙のラブ・コール
哀しい嘘
愛と死をみつめて
二人だけの夜
愛が恋を引き裂く
一番大切なひと
Xマスへ心乱れて
卒業そして旅立ち
前番組番組名次番組
カミング・ホーム
(1994.7.8 - 1994.9.23)夢見る頃を過ぎても
(1994.10.14 - 1994.12.23)部屋においでよ
(1995.1.13 - 1995.3.24)
表
話
編
1961年
マンハッタン・スキャンダル
1962年
ベン・ケーシー
1964年
捜査検事
1965年
ザ・ガードマン
1972年
24時間の男
シークレット部隊
燃える兄弟
1973年
まごころ
顔で笑って
1974年
白い滑走路
赤い迷路
1975年
白い地平線
赤い疑惑
1976年
赤い運命
赤い衝撃
1977年
赤い激流
赤い絆
1978年
赤い激突
薔薇海峡
1979年
弁護士かあさん
天中殺の女たち
赤い嵐
1980年
赤い魂
四季・奈津子
赤い死線
青い絶唱
1981年
玉ねぎむいたら…
ひまわりの歌
1982年6月
- 同年9月
(金曜ミステリー劇場)
1982年
六月の危険な花嫁
のぶ子の災難
過去のない女たち
松本清張の「顔」
1985年10月
- 2001年9月
(第2期)
1985年
- 1989年
1985年
子供が見てるでしょ!
1986年
親にはナイショで…
大人になるまでガマンする
早春物語
男女7人夏物語
痛快!OL通り
1987年
パパはニュースキャスター
親子ジグザグ
スタンドバイミー ?気まぐれ白書?
男女7人秋物語
1988年
痛快!ロックンロール通り
パパは年中苦労する
若奥さまは腕まくり!
とんぼ
スタンドバイミーII ?気まぐれ天使?
1989年
はいすくーる落書
アイラブユーからはじめよう
こちら芝浦探偵社
俺たちの時代
1990年
- 1994年