『夢回帰線』
さだまさし の スタジオ・アルバム
リリース1987年7月25日
ジャンルニューミュージック
レーベルフリーフライト
プロデュースさだまさし
チャート最高順位
8位(オリコン)
さだまさし アルバム 年表
自分症候群
(オリジナル・アルバム)
(1985年12月)
帰郷
(セルフカバー・アルバム)
(1986年10月)夢回帰線
(1987年7月)風待通りの人々
(オリジナル・アルバム)
(1988年)
続帰郷
(セルフカバー・アルバム)
(1999年12月)
『夢回帰線』収録のシングル
「男は大きな河になれ」
リリース: 1987年6月10日
「風に立つライオン」
リリース: 1987年11月10日
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『夢回帰線』(ゆめかいきせん)は、シンガーソングライターさだまさしの1987年7月25日発表のソロ12枚目のオリジナル・アルバムである。 「音楽の世界旅行」と銘打ち、世界各地を題材にした楽曲で構成されている。1990年には続編の『夢回帰線II』が制作されている。 ()内は歌の舞台(はっきりと分かるもののみ)
概要
収録曲
バニヤン樹に白い月 ?LAHAINA SUNSET? (マウイ島・ラハイナ)リゾート地での解放感、恋を描いた作品。かつてさだはマウイ島をたびたび訪れ、「ラハイナ・サウンド・スタジオ」でレコーディングも行っていた。2023年8月にハワイ・マウイ島山火事でラハイナの町が焼失した際に、さだは「故郷を失った気がして呆然としています。寂しいです。悲しいです」「マウイ島の山火事で、ハワイ最古の首都ラハイナが燃え、すっかり消え去ってしまいました。被害者の数の多さに胸が塞ぎます。心からお見舞い申し上げます。合掌」とインスタグラムでコメントしている[1]。
6ヶ月の遅刻 ?マリナ・デル・レイ?(ロサンゼルス近郊マリナ・デル・レイ)アルバム『ADVANTAGE』(1985年)収録の「渚にて」のライナー・ノートを基にした楽曲。舞台は北米最大のヨットハーバー「マリナ・デル・レイ」。「長崎BREEZE」(『自分症候群』収録)へのアンサーソング。
pineapple hill (マウイ島)恋人と別れ、別の男性と結婚する女性の心理と思い出を描いた曲。
シ バス パラ チリ ?もしチリへ行くなら? (チリ・パタゴニア地方)オリジナルはチト・ファロー
男は大きな河になれ ?モルダウより?映画『次郎物語』主題歌。曲はベドルジハ・スメタナの連作交響詩『わが祖国』の第2曲「モルダウ(ヴルタヴァ)」の主題である。映画全体のテーマにこの曲を選んだために、これを上回る自作を作るのは無理だと判断し、「不遜は承知」でスメタナの曲に詩を添え、旋律を日本風に改変する形をとることにしたもの。
時差(タイムラグ)?蒼空に25¢?「シ バス パラ チリ」収録時に石川鷹彦、吉川忠英らのギタリストが集結していたため「記念になる」と急遽製作された。モチーフは「大陸横断特急で恋人を迎えに行く」。
回転木馬離婚した男が、一日だけ娘と一緒に会った日を描いた作品。間奏部分にフベンティーノ・ローサス作曲のワルツ「波濤を越えて」の旋律が引用されている[2]。
東京 (羽田空港)空港での別れを、東京出身の恋人と別れて帰郷する男の立場から描いた作品。
風に立つライオン (ナイロビ)アフリカで医療活動に従事する日本人医師が、かつての恋人の結婚報告に対する返事を書く、という形で人の生と死、日本への疑問を描いた作品。