夜行観覧車
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夜行観覧車
著者
湊かなえ
発行日2010年6月2日
発行元双葉社
日本
言語日本語
形態四六判
ページ数336
コードISBN 978-4-575-23694-1

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『夜行観覧車』(やこうかんらんしゃ)は、湊かなえによる日本小説。『小説推理』に2009年8月号から2010年3月号まで連載された後、2010年6月に双葉社から単行本が刊行され、2013年1月に文庫化された。2013年にテレビドラマ化・漫画化されている。
あらすじ

4年前、分不相応だが、念願叶って憧れの高級住宅街・ひばりヶ丘に一戸建ての家を建て引っ越してきた遠藤家。夢のような生活が始まるかに思われたが、この街は先住の婦人会が街のしきたりや近所づきあいなど全てを仕切り、妻・真弓や娘・彩花は、事あるごとに彼女たちから嫌がらせを受ける。唯一の救いは向かいの高橋家。妻の淳子は真弓に気取りなく接し、ひばりヶ丘の先輩として真弓たちを時に救い、家族ぐるみで遠藤家と高橋家は親しくなる。真弓と淳子は親友のようになり、彩花は高橋家の同学年の息子・慎司に憧れを抱く。だが、中学受験で彩花と慎司は同じ私立校を目指し、慎司は合格するも彩花は受験に失敗、この頃から両家の関係は微妙に変化していく。

その後、この街のシンボルというべき観覧車ハーバー・アイが完成。4年後、高橋家の夫・弘幸が自宅で何者かに襲われ、その後死亡。直後に次男の慎司、そして妻の淳子も姿を消した。遠藤家でも異変は悪化しており、彩花はいじめや母親・真弓の言動への苛立ちによるストレスで家庭内暴力がエスカレートしていき、夫の啓介も何かに怯えている様子である。

遠藤家と高橋家に何が起こり、何が彼らを変えたのか。
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テレビドラマ

夜行観覧車
ジャンル
テレビドラマ
原作湊かなえ
脚本奥寺佐渡子
清水友佳子
演出塚原あゆ子
山本剛義
棚澤孝義
出演者鈴木京香
石田ゆり子
宮迫博之
杉咲花
安田章大
宮ア香蓮
中川大志
夏木マリ
高橋克典
エンディングAI「VOICE」
時代設定2009年 - 2013年
製作
プロデューサー新井順子
製作ドリマックス・テレビジョン
TBSテレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2013年1月18日 - 3月22日
放送時間金曜22:00 - 22:54
放送枠金曜ドラマ
放送分54分
回数10
公式サイト
特記事項:
初回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
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2013年1月18日から3月22日まで毎週金曜日22:00 - 22:54に、TBS系の「金曜ドラマ」枠で放送された。主演は鈴木京香[1][2]

キャッチコピーは「もう、戻れない。」。

鈴木はこの作品でそれまで演じたことのなかった平凡な主婦を演じて評価され、第76回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞を受賞した[3]
ストーリー

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キャスト
横浜市坂留区ひばりヶ丘
遠藤家
遠藤真弓
演 -
鈴木京香ひばりヶ丘に一戸建ての家を持つことは現在の経済状況では無謀な決断だったが、狭いマンション暮らしから脱却し、35年の住宅ローンを覚悟して昔から夢に見ていたひばりヶ丘に家を建てる。旧姓:中村。2013年1月22日から4年前、日本最大級の観覧車・ハーバー・アイが未だ竣工されていないときに引っ越してくる。ひばりヶ丘婦人会の付き合いなどで家計のやりくりが苦しくなり、ベニースーパーでパートを始める。
遠藤啓介
演 - 宮迫博之[2][4]真弓の夫。ヤマベ工務店営業部第一課。社内で早期優遇退職を募っていることに一抹の不安を感じている。高橋家の塗装工事を請け負ったときに弘幸と話している内に会社から独立する話題になり、資本金1000万円を融資しても良いと提案を受ける。
遠藤彩花
演 - 杉咲花[2]真弓・啓介の娘。横浜市立浦浜小学校児童。目標にしていた清修学院中等部の入学試験に失敗する。受験に失敗後、公立の浦浜中学に入学し、仲良しの志保らと同じ学校に通えることを喜ぶ。だが、慎司に興味を持った志保から彼の名前を聞かれたときに「知らない」と答えてしまったことや、慎司との接点を持ったことが原因で、仲良しグループから仲間はずれにされ、いじめを受ける原因を作ってしまう。2017年のドラマ『リバース』で再登場[5]
高橋家
高橋淳子
演 -
石田ゆり子[2]弘幸の後妻。一般家庭の家に育ちひばりヶ丘とは無縁の生活を送っていたが、開業医の夫と結婚してから生活が一変する。歳が近い友人がいないことを寂しく思っていた時に遠藤家が引っ越してきて、婦人部部長・小島から陰湿な嫌がらせを受けている真弓を助けたことで家族ぐるみの付き合いをするようになる。
高橋弘幸
演 - 田中哲司[2]整形外科病院開業医。2013年1月22日、何者かに自宅で撲殺される。
高橋良幸
演 - 安田章大[2][6](少年期:庄司龍成長男。弘幸と前妻との間に産まれる。京都大学医学部に合格し、実家から離れて一人暮らしを始める。父親が事件で死亡し、長男の責任として大学を辞め、事件の風評から家族を守り、安心して暮らせるように家族を養っていく決意を固めたが、「家族のために大学を辞めて、仕事に就いても、亡くなった父親は喜ばない」「いくら仕事に就いても、今の力では家族を守っていくのは無理だから、大学に復学するべきだ」と結城に諭され、大学に戻る。


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