夜王
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『夜王』(やおう)は、倉科遼(原作)、井上紀良(作画)による漫画作品。およびこれを原作とするテレビドラマ作品。
概要

北海道から上京してきた的場遼介が新宿・歌舞伎町を舞台に様々な対決をしていくホストの物語。夜のネオン街を舞台におりなすホスト達のストーリーで、仲間のホスト達、ライバルのホスト達との戦いや女達との恋模様など、勧善懲悪で現実の夜の世界をやや誇張しているものの、努力・友情・勝利・恋愛など漫画ならではの要素をふんだんに取り入れた作品。人物作画や背景の使いまわしを多用する独特の表現が特徴。なお、背景はCGで作成されている場合が多いという。

集英社週刊ヤングジャンプ」2003年9号から2010年16号まで全313話連載された。単行本は全29巻、2007年3月12日時点では売り上げ150万部以上。なお連載の休載はほとんどなく、倉科原作の作品でも類を見ない、7年に渡る長期連載となった。
登場人物
ホストクラブ「ロミオ」
的場 遼介(まとば りょうすけ)
本作の主人公。北海道・札幌出身で3月30日生まれの22歳。生きる目標を探すため夢を求めて上京したものの途方に暮れ歌舞伎町で路頭に迷っているところを麗美に拾われ、再び麗美に会いたいが為「ロミオ」に入店する。入店間もないころは青臭さが抜け切れずに接客に苦戦することも多かったが、聖也とのバトルを通じて、名実ともに歌舞伎町のトップホストになる。性格は一本気で人を疑うことを嫌い、仲間を思う気持ちは誰よりも強い。その性格が災いして、自分自身が窮地に陥ることも多々あるが、強運などもあってそれらを乗り越えていく(一部ホストからは「運だけ」と揶揄されることもある)。感情が高ぶると「ウォオオ!!」という声を発するのが特徴。人あたりが良く優しい性格に見えるが、北海道での学生時代は暴走族をまとめていた事があり、喧嘩の腕はかなりのものである。実家は土建屋で父親は他界、兄が跡を継ぎ、兄の下でバイトをしながら生きる目標を探していた。
すすきのの行きつけのスナック「JOKER」のマスターの勧めで上京し、遼介派の「シャンパン・タワー」も元々はマスターのアイデアである。作中、歌舞伎町騒動にて桃が抗争の火種を起こした張 英傑にけじめ(右手の指五本の切断)をとらせようとしたが、友が身を切り落とされるのは嫌だと代わりに自らホストの命でもある顔(左こめかみ辺り)に刃物傷を入れ、それ以降刃物傷が残っている。その傷は「歌舞伎町騒動をまとめ、夜王にも認められた男」の証として歌舞伎町の裏世界での語り草となった。鮭とばが大好物で、上京した後も北海道の知人が送ってくれている(この鮭とばは当時同室だった修ら、後の遼介派メンバーにも大好評だった)。最終回でロミオを退店し、裸一貫で六本木にやってきたところに聖也と再会。互いに全てを捨ててきた事を話しながら直夜とも再会し、再度の勝負を誓い合い、三人で「ウォオオ!!」の掛け声を上げながら駆け出すところで物語は完結する。愛車はフォルクスワーゲン・ニュービートル
上条 聖也(かみじょう せいや)
「ロミオ」のNo.1ホストであり、「歌舞伎町四天王」の一人。初登場時28歳。遼介が現れるまでは、聖也を嫌う数人を除いて全てが聖也派であるなど絶対的な存在であった。現在の姓は母方の祖母の姓。設定や描写などからロミオ創業時から働いている。遼介とのNo.1対決に最終的に敗れたことで「俺は博多で夜王を目指す!お前は歌舞伎町で夜王を目指せ!」と遼介に告げるとともに誓い合って「ロミオ」を辞め、母の故郷でもある博多で夜王を目指して新人から出直す。その3ヶ月後、折しも博多を訪れた遼介(実はこの直前、遼介は沙耶とも再会し、店の場所を聞いていた)に再会して互いに志を確認し合った時に、これまでの努力と才能を買われて、ホストクラブ「スコーピオン」2号店の店長を任されると同時に「俺は店を持ったぞ!早く俺に追い付け!」と遼介に発破をかけた。そしてスコーピオン2号店を出発点に頭角を現し、瞬く間に「博多の夜王」と呼ばれるようになり、オーナーから経営の実権を委ねられてからは店長兼いちホストとして九州・四国・広島・神戸と次々に「スコーピオングループ」を成功させ、次の制覇地である大阪にて遼介と三度の再会を果たす。遼介の先生のような存在であり、互いをライバルとして認め合う存在でもある。一見傲慢でナルシストに見えるが、一夜を共にした女性が誇りに思うほどに日々肉体を鍛え、聖也派ホスト達のお客に対する接客を逐一注意するなど面倒見がよく(但し、隠し事や無断及び独断での行動をした者は同じ派の者であっても決して許さない)、新天地の博多でも母の援助を蹴りスコーピオンで新人から出直し、店内全体を工夫をしたり、身銭でキャバクラでキャバ嬢のキャッチに行って客足を増やすなど日々の努力を惜しまず実力で勝ち取ろうとする努力家である。大阪での勝負の後、光にスコーピオン大阪店を任せ、スコーピオンを退店。裸一貫で六本木にやってきたところに遼介・直夜と再会する。井上紀良が作画を担当したローランドの自伝コミック『ローランドゼロ』では、高校生のローランドにホストへの興味を与えた本作を歌舞伎町時代の聖也とローランドの出会いという形で表現している。東京にいた頃の愛車はポルシェ911(996型)
修(しゅう)
遼介の先輩で遼介の入店当初から世話をやいていた。自らを「うだつのあがらないホスト」と称するなど、遼介と出会うまでは芽が出ず、鳴かず飛ばずで食い扶持にも窮する有様だった。後に遼介派を立ち上げ、経験を活かして遼介の補佐役を務めるようになってからは一転、遼介と並ぶロミオの稼ぎ頭として急速に頭角を現すようになった。自己評価より他人からの評価が大きく上回る人物で、聖也からも「補佐役として最も適した男」と評されていた。遼介も修のことを聖也と同様尊敬しており、修も遼介が成長する様を間近で見届ける気でいる。厳格な教育者である両親のもと牢獄のような家庭で育った。優等生の兄と比較されるのに反発し、非行に走った少年期を過ごしたという過去を持っている。関西は地元であり、ロミオミナミ2号店の店長として遼介が大阪へ進出した際も彼に同行した。叔母(かつては修のよき理解者であった)やその友人の女性達にホストをしていることを批難されるも、自身の境遇と今の自分の気持ちを本音でぶつけあったことで信頼を得る。新天地でも公私に渡り全力で彼をサポートし続け、その後ミナミの2号店店長を任され、晴れて両親とも和解した。本名は修(おさむ)と読む(ドラマ版では「水谷修(みずたに・おさむ)」)。
藤崎 卓也(ふじさき たくや)
元アイドルで、5.6年前に引退し、その後六本木のホストクラブでNo.1を目指していた時に北村美紀に出会い、「エロティカ」オープン時にNo.1兼ホストを統括する専務となった傲慢な野心家。今まで数々の女性と付き合ってきた経験を生かし、金を持っている女を見分ける「嗅覚」に長け遼介を「顔に傷を持つポンコツホスト」と侮蔑する。美紀を愛しており、遼介が彼女の中で次第に大きな存在となっていくことが許せず、彼女の心と歌舞伎町NO1ホストの座を賭けて一騎討ちの勝負を挑む。勝利の為に強引な接客をしたことにより、この時に交際していた(実際は枕営業で繋ぎとめていた)洋子に多額の借金を負わせてしまい、これが原因で店内にて洋子に刺されて事件沙汰になり、「エロティカ」が閉店する原因を作ってしまう。北村の人生を救ってくれたことから、遼介に敗北を認めホストの初心に戻る。閉店後は「ロミオ」に移籍し、遼介派の中心人物として、修と共に遼介の活躍を支える。エロティカに居た頃はルックスを生かした強引な勧誘・接客をしていたが、ロミオに来てからは遼介たちを見習ったのか、わざと三枚目を演じるなど多種多様な勧誘・接客も出来るようになった。やや気性が激しいのが欠点で、これが元で遼介派のトラブルメーカーとなってしまうこともある。遼介がミナミ2号店の店長に就任した後は、翼と共に歌舞伎町本店を守る役目を負っている。愛車はフェアレディZ
翼(つばさ)
遼介が一時退店中に「ロミオ」に入店したホスト。面接当日に駅から「ロミオ」に行く途中だけで3人もの新規客が彼をホストと勘違いし、勝手について来て指名した事により即採用。その後は1週間も同じことの繰り返しで、計10人も新規客の指名を取るという偉業を成し遂げた。しかし、その美貌は実は整形によるもので、元は冴えない容姿であった。整形前は「エトランゼ」で黒服をしていた際、愛夢に好意を持つが相手にされず、彼女の「興味があるのはロミオの遼介」という言葉から遼介に敵意を抱き、黒服を辞めて整形手術を受けた後に、遼介と勝負をするため「ロミオ」に入った。退店をかけて遼介に30日間での売り上げ対決を挑むも、結局「金を運ぶ客」としかみていない事が仇となり女性たちは次々に離れ、真に「女性」として接した遼介のために協力しようと訪れた女性たち(実は翼のところに来ていた客も遼介のために協力しようと長時間居座る事により客の回転率(=売り上げ)をわざと遅らせていた)の圧倒的な数と団結力に敗北。後に全ては自分の独りよがりだった事に気付き、愛夢からの謝罪の言葉を聞いた後、自らの意思で遼介と会い、「思いっきり孝行してやれ」と励ましを受け、自分を探し回っていた祖母と共に一旦、故郷に帰る。そして遼介がロミオ2号店店長として大阪へ旅立つ時、祖母に背を押される形でロミオに復帰[注 1]、遼介の代わりにロミオを守ると誓った。本名は石川耕三(いしかわ こうぞう)。愛車はアルファロメオ
矢島 輝彦(やじま てるひこ)
ホストクラブ「ロミオ」のオーナー。ホスト出身で「伝説のホスト」と謳われた過去を持つ。古くからの友人である麗美の援助(1億円)を得て「ロミオ」を設立、歌舞伎町トップ5に入る人気を誇る名店に育て上げ、周囲の信頼も厚い。垢抜けない田舎出の青年でしかなかった時分の遼介に一流のホストとなる素質を見出し、時に試練を与え、また時には激励することで成長を促し続ける。遼介が短期間で歌舞伎町のNO1ホストに成長を遂げたのも、彼の指導に拠るところが大きい。遼介が女衒のレイを倒すためにロミオからスナイパーに一時移籍したり、ロミオ2号店の開店にあたって敢えて不利な敵地であるミナミを選んだ際にも、一議に及ばず了承する懐の深さも備えている。遼介に歌舞伎町の伝説の人物・夜王の逸話を教えたのも彼である。
店長
「ロミオ」の店長であり、現場及び経理の責任者。ホストの売上管理には厳しい一方で、遼介の行動には理解を示している。本名不詳。
タク/ヒロ/鉄平/アキラ
修と同じく遼介の先輩ホスト。聖也派に属さず燻っていたが、修と共に遼介を支え、遼介派を立ち上げる。聖也からは「ホストとしては無能だが一芸はある」と評されていた。
英樹(ひでき)
遼介と同期入社。聖也派。麻薬騒動の時に一ノ瀬にそそのかされて遼介を陥れようとするも失敗に終わり、証拠隠滅のために拉致・監禁され、消されようとされた所を警察に救助された。
北斗(ほくと)/翔(しょう)
聖也派の重鎮で、北斗は「ロミオ」のNo.3だった。後に聖也が福岡に行く際、行動を共にする。
光(ひかる)
聖也派。聖也を崇拝し絶対の忠誠を誓う腹心。母子家庭で育ち、旗揚げしようと家出同然で上京し、プーをしていた頃に聖也を見かけて以来憧れ、母親の手術費用のために自分を500万で買ってくれと土下座して拾ってもらい一人前にしてもらった。後に聖也が福岡に行く際に行動を共にする。遼介の躍進を警戒する四天王に唆され、遼介を排除しようと刃傷沙汰に及んだが返り討ちにされて未遂に終わった事があった。この際は遼介が不問に付したため表沙汰にならずに済み[注 2]、お互い水に流し、後には北斗・翔等ととも福岡から東京に帰る遼介を笑顔で見送っている。


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