夜桜さんちの大作戦
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夜桜さんちの大作戦

テレビアニメのロゴ
ジャンル少年漫画バトルアクション
サスペンスシュールコメディ
漫画
作者権平ひつじ
出版社集英社
掲載誌週刊少年ジャンプ
レーベルジャンプ コミックス
発表号2019年39号 -
発表期間2019年8月26日[1] -
巻数既刊24巻(2024年6月現在)
アニメ
原作権平ひつじ
監督湊未來
シリーズ構成湊未來
キャラクターデザイン橋瑞紀
音楽藤本コウジササキオサム
アニメーション制作SILVER LINK.
製作夜桜さんちの大作戦製作委員会
放送局毎日放送TBS系列ほか
放送期間2024年4月7日 -
アニメ:夜桜さんちのミニ作戦
原作権平ひつじ
監督轟おうる
脚本星野七海
音楽藤本コウジ、ササキオサム
アニメーション制作DLE
製作夜桜さんちの大作戦製作委員会
配信サイトYouTube
配信期間2024年4月11日 -
ラジオ:夜桜さんちの大作戦?SPYDAY RADIO?
配信期間2024年4月14日 -
配信サイトYouTube、音泉
配信日毎週日曜17時30分
配信形式ストリーミング
パーソナリティ川島零士(朝野太陽役)
本渡楓(夜桜六美役)
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメラジオ

『夜桜さんちの大作戦』(よざくらさんちのだいさくせん、英語: Mission: Yozakura family)は、権平ひつじによる日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2019年39号より連載中[1]。キャッチコピーは「諜報家族コメディ」で、「スパイバトルコメディ」をコンセプトにしている。

2024年3月時点で世界累計発行部数が250万部を突破している[集 1]

2022年12月17日に開催された「ジャンプフェスタ2023」にてテレビアニメ化が発表された[2]
あらすじ

高校生である朝野太陽は、幼少期に家族を失ったショックから幼馴染の夜桜六美以外の他人と関わることを避けていた。ある日、ひょんなことから六美がスパイ一家・夜桜家の10代目当主である事実を知らされる。太陽は六美と結婚して夜桜家の一員となり、六美を狙う敵から六美を守るために奮闘し、自らも成長していく。
登場人物

担当声優は特記がない限り、テレビアニメ版での配役。
夜桜家

プロフィールは第5巻186・187ページ『夜桜兄妹プロフィール!!』より。ランキングは作中に登場する雑誌「スパイデー」「月刊スパイ」内のものに基づく。
朝野 太陽(あさの たいよう)→ 夜桜 太陽(よざくら たいよう)
声 -
川島零士(テレビアニメ[3]・ボイスコミック[4]) / 花江夏樹(ボイスドラマ[5])本作の主人公[6]。金級スパイ(22歳時点)。9月15日生まれ。16歳の高2で2年C組在籍。身長170cm。血液はA型。アホ毛があり、左目に事故の際に付いた傷が残っている。14歳の時の交通事故で両親と弟を失った過去があり、その過去のトラウマにより六美を除く他人と話せなくなっていた。しかし、六美の兄の凶一郎に目を付けられたのを切っ掛けに六美と結婚(事実婚)を実行、夜桜家の一員となった。以降、夜桜家の客間を借りて生活しており[7]、夜桜家との交流を通して、スパイとしてのスキルを徐々に開花させていき、自らも「他人と会話出来るようになるなどの人間としての成長」「スパイとしての能力の覚醒→開花→万花繚乱」といった順に成長を遂げていく。第34話で銅級スパイとなり、第46話では百により致命傷を負うが、第47話で六美から血を分け与えられたことで蘇生。驚異的な動体視力と身体能力も手に入れた。第64話で万との特訓中に“開花”「硬化」[注 1]に覚醒。皮下(川下)との決戦では“開花”「再生」に手こずるも、最後は夜桜家の助けもあって拘束に成功した。しかしその際、皮下がつぼみと接触していたことを知ったことで苦悩するようになり、更に第89話で、夢の中でつぼみの良心から、つぼみを倒せる方法を皮下が知っていること、尋問を行うには銀スパイの免許が必要であることを知らされ、銀スパイ昇格試験に挑むことを決意[注 2]。銀スパイ昇格試験では辛三・二刃・凶一郎に対して受験者として向き合い、銀スパイとなる。更に最終試験中に、皮下との決戦の際に図らずしもつぼみの血を取り込んでいた事から、“万花繚乱”にも覚醒した。開花によって夜桜 百に攻撃が通用する。第170話では5年の月日が流れ22歳となっており、六美との間に子供ができている。また、この時点で金級スパイとなっている。
夜桜 六美(よざくら むつみ)
声 - 本渡楓(テレビアニメ[3]・ボイスドラマ[5]) / 岩橋由佳(ボイスコミック[4])本作のヒロイン[6]。6月6日生まれ。太陽の幼馴染にして同級生でもある少女。2年C組在籍で、出席番号は16番。スパイ一家・夜桜家の第六子(三女)にして、10代目当主でもある。身長163cm。血液はA型。長髪の左にある白い髪は、幼少期の事故のストレスによるものである。ただ、歌は苦手で、ある程度の護身術は身に着けているものの戦闘能力は皆無。太陽とは小学生の頃からの付き合いで、両親を失い落ち込む太陽を何かと気に掛けていた。長兄である凶一郎の異常なシスコンぶりには頭を痛めており、太陽が凶一郎に目を付けられたのがきっかけで、二刃の提案で太陽と結婚(事実婚)した。その後は高校でおしどり夫婦と呼ばれるほど、太陽と仲良く暮らしてる。第170話では5年の月日が流れ22歳となっており、太陽との間に子供が生まれ、2児の母となっている。
夜桜 あるふぁ(よざくら あるふぁ)
第170話から登場。太陽と六美の子供。4歳。ひふみの双子の弟。頭がいい。武器は、凶一郎にもらったαウォッチ。普段はひふみの行き過ぎた愛に疲れている。
夜桜 ひふみ(よざくら ひふみ)
第170話から登場。太陽と六美の子供。4歳。あるふぁの双子の姉。あるふぁが大好きで、あるふぁ館というあるふぁの写真だらけの部屋があり、時より凶一郎の愛の行き過ぎた発言に共感していることもある。武器は、凶一郎からもらったひふみよーよー。


夜桜 凶一郎(よざくら きょういちろう)
声 - 小西克幸(テレビアニメ[3]・ボイスドラマ[5]) / 比上孝浩(ボイスコミック[4])夜桜家の第一子(長男)。金級スパイ。1月1日生まれ。21歳。身長185cm。血液型A型。太陽や六美の通う学校では教頭先生の「昼川 凶一郎(ひるかわ きょういちろう)」という名で通し、若くして教頭になった優秀な人として知られている[8]。現在、この設定はあやふやになっており、作品内で七悪にメタとして扱われている。第一子ということもあって、戦闘力・知力共に夜桜家で最も優秀な逸材。「女性スパイが選ぶ狙われてみたい男ランキング」にて不動の1位をとるなど人気が高いと同時に他のスパイ関係者からは蛇蝎のごとく嫌われている。普段は常に笑みを絶やさない好青年だが、常軌を逸したシスコンで、六美を溺愛し六美に近づくものは全て敵だと考えている。これは、過去に六美が事件に巻き込まれて守れなかった自責の念(トラウマ)によるものである。しかしその度を超えたシスコンから、当の六美には気味悪がられている上に極力避けられており、嫌五から毛嫌いされるなど、長女・二刃をはじめとする他の兄弟達から問題人物として扱われている。また学生時代は生徒会長であったが、支持率は0%であだ名は「ゴミ」・「クズ」・「カス」であった。小さな子供に弱く、幼児化した太陽の可愛さと普段の敵意から頭がショートしたり、アイへのプレゼントを選ぶ際に厳選し過ぎて疲労困憊になるなど、普段は異なる一面を見せることもある。太陽に対しては六美の幼馴染ということもあり見逃していたが、「六美を長年近くで狙う奴がいる」という情報が入って以来、強い不信感と恨みを抱いている。その一方で、太陽にスパイとしての心得を説くなど、先輩スパイとしての一面を見せることもある。つまり、何だかんだと言いながらも太陽と六美の2人を「夫婦」と認め、2人を守る意思は本物。「鋼蜘蛛」と呼ばれる鋭利な鋼線を自在に操り、戦闘や敵対者への拷問、太陽へのお仕置きに活用している。なお、蜘蛛に因んだ武器を持つにも関わらず、蜘蛛が苦手。太陽の銀スパイ昇格試験では最終試験[注 3]を担当。太陽が銀スパイとなる真の目的を見抜いており、そのことで太陽を動揺させるが、それによって太陽が自身が座っている椅子を奪おうとする暴挙に出たため、交戦。「女神の巣」(あらくね)で太陽の攻撃を凌ぎ、勝負あったと思われたが土壇場で太陽が「万花繚乱」に覚醒。「女神の巣」に少し傷を入れられたことで太陽の覚悟を改めて実感、紅茶も尽きたこともあり、太陽の試験合格を認めた。その後、単独で百や歴代当主と対峙、全員倒したもののその際につぼみの血による毒に感染したため、太陽達の前で一時消息不明となったが太陽の万花繚乱により解毒された。同じ権平の漫画でもある『ポロの留学記』にも、別人ではあるが鬼村凶一郎といった人物が登場している。開花は「無」。彼の血を吸った鋼蜘蛛が地面に落ちると徐々にその糸が広がり、それに触れたものは分け隔てなく無に還った。(つまり消滅する。)なお、「女神の巣(あらくね)」のみこの開花を無効化することが可能。第175話以降は帝桜学園の校長となっている。六美の子供なので、あるふぁとひふみの事も大好き。ひふみの愛の行き過ぎた発言には共感していることもある。しかし、たまに二人にはひかれることもある。
夜桜 二刃(よざくら ふたば)
声 - 鬼頭明里[3] / 丸山美紀(ボイスコミック[4]) / 田村ゆかり(ボイスドラマ[5])夜桜家の第二子(長女)。金級スパイ。2月2日生まれ。20歳で身長134cmと、年齢の割にかなり小柄で童顔である。血液はAB型。長兄・凶一郎に対しても高圧的な態度を取る勝ち気な性格の持ち主。普段は大人びた性格だが、根は良心と優しさを併せ持つ。偶然夜桜家の秘密を知った太陽に、凶一郎を正気に戻すという目的も兼ねて六美と結婚することを提案する。銀髪を縦ロールにしたツインテールで、純白のゴスロリファッションに身を包んでおり(本人曰く「戦闘服」)、夜桜式柔術「しだれ組手」の使い手であり、格闘戦を得意としており凶一郎が相手でも組んだ状態なら勝率は100%の実力者だが、誰かを守りながらではイマイチ実力が発揮できない。彼女曰く、3歳で訓練を始め6歳で初任務だったとのこと。8歳の時、兄の凶一郎より先に銀級スパイ試験を受けている。実は怖いものが大の苦手。(ゾンビなどの力で倒せる化物はある程度平気だが、幽霊呪いといった合気が効かない類が苦手で、お化け屋敷を全壊させたこともある。)自室は元々あった武道場を辛三により改築したものを使用している[9]。“開花”時はあらゆる攻撃を包容し、無効化する。太陽の銀スパイ昇格試験では二次試験[注 4]を担当。突破した太陽達を労い、三次試験の会場(地下)に移動させた。
夜桜 辛三(よざくら しんぞう)
声 - 興津和幸[10] / 荒木命(ボイスコミック[4]) / 福島潤(ボイスドラマ[5])夜桜家の第三子(次男)。金級スパイ。3月3日生まれ。19歳。身長193cm。血液はO型。筋骨隆々の大柄な緑髪の青年で、武器のエキスパート。妹の四怨にもなめられるほどの臆病な性格であり、初期はいつもゴミ箱戦車「3号」の中に入っていた。幼い頃より武器と一心同体で、眠る時もマグナム弾おしゃぶりを使っていた。10歳の頃はライフル、現在(19歳)に至っては手作りの銃弾100%の枕を使わないと眠れない。自室も武器庫と繋がっている[11]。銃の装弾数や弾薬の直径を数えたり、「桃太郎」の話を聞かせると落ち着く。武器と同じくらい慣れ親しんだ物(例としてはフォークなど)なら全て強力な武器にする程の凄腕だが、それよりも大事なものが人質に取られたらあっさり手放してしまう。丸腰だとヘタレなのは相変わらずだが、少しずつ慣れていこうとしている。反面、家族想いで六美や太陽や他の家族のことも非常に大切に思っている。反面、怒らせると非常に怖く、怒られた太陽・嫌五・七悪の3人から数日間警戒されるほどである[12]。ノウメンとの戦いでは太陽と連携し、専用武器「春雷」を用いて勝利した。武器などの怖いものには対応できるが、家族などの大切なものには開花で対抗することができない。“開花”時には鬱金を使い、全てを破壊する。太陽の銀スパイ昇格試験では一次試験[注 5]を担当。初めは太陽が戦うことに躊躇っていたこともあり圧倒していたが、太陽が躊躇を捨ててからは互角の争いを繰り広げる。太陽が宇佐を初めとした他の参加者との連携を仕掛けても引けを取らなかったが、自身の技を受け止めて来たときに、「太陽が自身の技で無事でいられるのか」と動揺してしまい、その隙をつかれて一次試験を突破された。
夜桜 四怨(よざくら しおん)
声 - 悠木碧[10] / 長谷川りく(ボイスコミック[4]) / Lynn(ボイスドラマ[5])夜桜家の第四子(次女)。銀級スパイ。4月4日生まれ。18歳。身長172cm。血液型AB型。ピンクがかった紫色のショートボブヘアーで気だるそうな雰囲気の女性でかなり男勝りの性格。ゲーマー感覚での戦闘が特徴(ゲーム内で主に登場するキャラは自分や太陽にそっくりの主人公と凶一郎にそっくりの敵キャラ)で、ハッキングを得意とするなど、機械にも強い。また多数のドローンを使用する。仕事のスタイルは任務対象のシステムをハッキングし、ゲームに変換する。スパイ界では「パソコンの大先生」と呼ばれているが、本人はこのあだ名を気に入っておらずつけた人物を恨んでいる。“開花”時は自身の脳内での情報の並列処理が可能となり、脳と自作のスマホを繋ぎ通常時よりも膨大なハッキングが可能。本人曰く、「ちょっとしたスパコン」らしい。
夜桜 嫌五(よざくら けんご)
声 - 松岡禎丞[10] / 大谷龍生(ボイスコミック[4]) / 櫻井孝宏(ボイスドラマ[5])夜桜家の第五子(三男)。


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