夜想曲_(フォーレ)
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ピアノを弾くガブリエル・フォーレ

フォーレの夜想曲(やそうきょく、フランス語: Nocturne)は、近代フランス作曲家ガブリエル・フォーレ(1845年 - 1924年)が作曲したピアノ曲。全13曲。

13の夜想曲は、最初の第1番が1875年ごろ(フォーレ30歳ごろ)、最後の第13番が1921年、すなわちフォーレの死の3年前にそれぞれ作曲されており、フォーレの創作期のほぼすべてにわたっている。また、この時期はヨーロッパとフランスの音楽語法がロマン派から近代音楽へと移り変わる過程にあり、様々な作曲技法が編み出された激動期に位置している[1][2][3]

なお、フォーレにはピアノ曲以外に「夜想曲」と題した弦楽オーケストラ用の作品(『シャイロック』作品57)及び歌曲(作品43-2)がある[4]
目次

1 特徴

1.1 夜想曲の標題性


2 作曲年代

2.1 第一期

2.2 第二期

2.3 第三期

2.4 フォーレ作品の「非時代性」


3 各曲について

3.1 第1番 変ホ短調 作品33-1

3.2 第2番 ロ長調 作品33-2

3.3 第3番 変イ長調 作品33-3

3.4 第4番 変ホ長調 作品36

3.5 第5番 変ロ長調 作品37

3.6 第6番 変ニ長調 作品63

3.7 第7番 嬰ハ短調 作品74

3.8 第8番 変ニ長調 作品84-8

3.9 第9番 ロ短調 作品97

3.10 第10番 ホ短調 作品99

3.11 第11番 嬰ヘ短調 作品104-1

3.12 第12番 ホ短調 作品107

3.13 第13番 ロ短調 作品119


4 関連項目

5 脚注

5.1 注釈

5.2 出典


6 参考文献

特徴

夜想曲のジャンルに関しては、フォーレの他のほとんどのピアノ音楽と同様、フレデリック・ショパンから名称や表現上の特質など多くを受け継いでいる。一方で、フォーレが教会音楽学校であるニーデルメイエ校で音楽を学び、さらに教会オルガニストを長く務めて、グレゴリオ聖歌を土台にしたフランス伝統の教会対位法やバッハ作品に親しんだことは、彼の夜想曲の様式に大きな影響を持ったと考えられる[5]


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