「女のみち」
宮史郎とぴんからトリオ の シングル
リリース1972年5月10日
ジャンル演歌
時間4分33秒
レーベル日本コロムビア
チャート最高順位
週間1位(オリコン)
1972年度年間1位(オリコン)
1973年度年間1位(オリコン)
オリコン歴代シングルランキング2位
宮史郎とぴんからトリオ シングル 年表
女のみち
(1972年)女のねがい
(1972年)
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『女のみち』(おんなのみち)は、1972年5月10日に発売されたぴんからトリオのデビューシングル。作詞は宮史郎、作曲は並木ひろし。または、1972年12月25日に発売されたぴんからトリオの1枚目のLP。本項では、シングルとLPの両方について解説する。また本曲を題材とした映画についても解説する。 1971年、ぴんからトリオの結成10周年記念(ぴんからトリオの前身の「スパローボーイズ」の結成から数えて)として彼らの自作曲であるこの曲を自主制作で300枚プレスし、有線放送で流したところ大きな反響があった。そして1972年、第一プロダクションの協力により日本コロムビアからレコード発売が決定すると爆発的なヒット曲となった。1973年の『第24回NHK紅白歌合戦』に「ぴんから兄弟」として出場。 ジャケットは営業先のクラブの店内で撮影された写真が使われており、赤いスーツの上下で揃えた3人が後列に立っているが(左から史郎、五郎、並木)、前列で椅子に座ってワイングラスを構えた2人は結成10年の記念に作った自主制作版の費用を出してくれたいとこ(左)と友人(右)で、同席した時の記念写真を使ったという。 1992年には「デビュー20周年記念曲」として、宮史郎が「女のみち」のアレンジ版である「女のみち!OLE!」を発表した。 1998年6月20日、宮史郎名義で8cmCDシングルとカセットテープで再発された(このときはぴんからトリオの3枚目のシングルである「女のゆめ」をカップリングに収録)。 TBSで放映されたバラエティ番組『8時だョ!全員集合』で、加藤茶の扮するお巡りさんのコントで、登場の際に本作を歌いながら出てくるのが通例だったため、(歌詞の内容とは無関係に)子どもたちにも覚えられ、国民的認知度が一層高まったと言われている。加藤が後日談として語ったところでは、ある時本職の警官に「ああいう警察官はいないから」と言われ、「それくらい知ってるよ」と思ったという[1]。 ウーマン・リブに逆らう時代錯誤な「弱々しい女」を描いた歌詞や「ド演歌」と表現されたメロディ・節回しは、その後の演歌のスタイルに莫大な影響を与えた[2]。
シングル
解説
収録曲
1972年版
女のみち
沖縄のひと
レコード番号:SAS-2035
女のみち!OLE!
女のみち!OLE!
女のみち!OLE!(カラオケ)
女の爪
女の爪(カラオケ)
1998年版
女のみち
女のみち(オリジナル・カラオケ)
女のゆめ
女のゆめ(オリジナル・カラオケ)
売り上げ
オリコンによるデータ
年間シングル売り上げ枚数2年連続第1位
1972年・1973年のオリコン年間シングルチャート第1位。年間シングル売り上げ2年連続1位を記録した唯一の楽曲。
シングルチャート16週連続1位(1972年10月30日付 - 1973年2月12日付)
1972年末から1973年にかけては、さらにちあきなおみの「喝采」が12週連続2位、天地真理の「ふたりの日曜日」が6週連続3位を記録。1973年1月8日付 - 1973年2月5日付までのオリコンシングルチャートでは、1位「女のみち」、2位「喝采」、3位「ふたりの日曜日」でTOP3の顔ぶれが全く変わらなかった。
週間売上10万枚(1万点)以上 12週連続(1972年10月30日付 - 1973年1月15日付)[3]
この記録はその後CHAGE&ASKAの「SAY YES」(1991年8月5日付 - 10月21日付)が並ぶ。なおオリコンの記録上、週間売上10万枚以上の連続記録でこの2曲に次ぐシングルはピンキーとキラーズの「恋の季節」、子門真人の「およげ!たいやきくん」で、共に11週連続。
シングル売上歴代2位(1位は子門真人の「およげ!たいやきくん」。2016年12月現在)[4]
デビューシングル売上歴代1位
お笑いタレントによるシングル売上歴代1位(ちなみに2位はH Jungle with tの「WOW WAR TONIGHT ?時には起こせよムーヴメント」)
シングルチャートTOP100滞在 84週