夜のピクニック
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夜のピクニック
著者
恩田陸
発行日2004年7月30日
発行元新潮社
ジャンル長編小説
青春小説
日本
言語日本語
形態四六判変型 上製本
ページ数346
公式サイトwww.shinchosha.co.jp
コードISBN 978-4-10-397105-4
ISBN 978-4-10-123417-5文庫判

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『夜のピクニック』(よるのピクニック)は、恩田陸長編青春小説。『六番目の小夜子』『球形の季節』と合わせて高校三部作とされ、本作はその完結編にあたる[1]。『小説新潮2002年11月号から2004年5月号に連載、2004年7月30日新潮社より刊行された。高校生活の最後を飾る伝統行事「歩行祭」を舞台に、80kmの道のりを親友たちと夜を徹し歩く非日常の中で浮き彫りとなる青春の光と影を描く[2]。第2回本屋大賞、第26回吉川英治文学新人賞受賞作。

およびこれを原作とした日本映画および音楽劇である。
概要

小説新潮』にて2002年11月号から2004年5月号まで連載後、2004年7月30日新潮社から発売され、第2回本屋大賞、第26回吉川英治文学新人賞を受賞した。また、2004年度『本の雑誌』が選ぶノンジャンルベスト10では1位に選ばれた。2006年9月に新潮文庫でも発売された。短編集『図書室の海』(2002年2月、新潮社)には、歩行祭の前日譚「ピクニックの準備」が収録されている。また、「ピクニックの準備」と『夜のピクニック』では、登場人物の設定が違うなどいくらかの相違がある。

著者の母校である茨城県立水戸第一高等学校の名物行事「歩く会」をモデルにしている[3]。本書では80kmの歩行祭と記してあるが、実際の「歩く会」は70kmとのこと。
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2018年12月)(使い方

全校生徒が24時間かけて80kmを歩く高校の伝統行事「歩行祭」。3年生の甲田貴子は、最後の歩行祭、1年に1度の特別なこの日に、自分の中で賭けをした。それは、クラスメイトの西脇融に声を掛けるということ。貴子は、恋心とは違うある理由から西脇を意識していたが、一度も話をしたことがなかった。しかし、ふたりの不自然な様子をクラスメイトは誤解して…。

「登場人物」

榊姉弟以外は北高の3年生。
西脇融(にしわき とおる)
テニス部。同級生の甲田貴子とは異母兄妹。
甲田貴子(こうだ たかこ)
同級生の西脇融とは異母兄妹。母はシングルマザー
戸田忍(とだ しのぶ)
融の親友。水泳部。以前に内堀亮子と付き合っていた。原作では眼鏡をかけている描写があるが、映画版ではかけていない。はっきりと言及はされていないものの、貴子のことが好き。
遊佐美和子(ゆさ みわこ)
貴子の親友で和菓子屋の娘。北高男子の憧れの的。原作と映画版では兄弟の設定が異なる。
榊杏奈(さかき あんな)
貴子と美和子の親友で帰国子女。2人には好きな人のことを打ち明けないまま、高校3年生になる春に再びアメリカへ行ってしまう。
後藤梨香(ごとう りか)
融と貴子のクラスメイト。映画版では、戸田忍の事が好きという設定になっているが、原作では言及されていない。
梶谷千秋(かじたに ちあき)
融と貴子のクラスメイト。国立大文系を目指すクラスに所属している。戸田忍に対して密かに好きという感情を抱いている。映画版では春山という生徒のことが好き。
榊順弥(さかき じゅんや)
杏奈の弟。アメリカに住んでいるが、わざわざ日本までやって来て歩行祭に飛び入りで参加する。実は前年も来ていた。
高見光一郎(たかみ こういちろう)
融と貴子のクラスメイトでロックをこよなく愛する。昼間は死んだように静かなので「ゾンビ」とあだ名される。原作では背が低い設定になっているが、映画では長身である。
内堀亮子(うちぼり りょうこ)
美和子のクラスメイトで、戸田忍の元カノ。校内で付き合った男子は数知れず。融のことを狙っているらしい。超打算的女と忍に言われている。
書誌情報

夜のピクニック(2004年7月30日、
新潮社ISBN 978-4-10-397105-4

夜のピクニック(2006年9月7日、新潮文庫ISBN 978-4-10-123417-5

映画

夜のピクニック
The Night Time Picnic
監督
長澤雅彦
脚本三澤慶子
長澤雅彦
製作牛山拓二
武部由実子
出演者多部未華子
石田卓也
郭智博
西原亜希
貫地谷しほり
松田まどか
柄本佑
高部あい
加藤ローサ
池松壮亮
音楽REMEDIOS、DAKOTA STAR
主題歌「フタリMONKEY MAJIK
撮影小林基己
編集掛須秀一
配給ムービーアイ松竹
公開2006年9月30日
上映時間117分
製作国 日本
言語日本語
興行収入1.4億円
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2006年9月30日に公開。

撮影場所には原作者の母校であり、この作品の舞台となっている茨城県立水戸第一高等学校が実際に使われた。また、著者の「アイドルっぽくない俳優を使ってほしい」というリクエストがあり、その要望に添ったキャスティングになった

キャッチコピーは「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう」。
キャスト(映画)

甲田貴子:
多部未華子

西脇融:石田卓也


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