多田修平
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多田 修平

選手情報
フルネームただ しゅうへい
ラテン文字TADA Shuhei
国籍 日本
競技陸上競技
種目短距離走
所属住友電工
大学関西学院大学法学部
生年月日 (1996-06-24) 1996年6月24日(27歳)
出身地 日本大阪府東大阪市
身長177cm
体重68kg[1]
オリンピック東京(2021年)
世界選手権ロンドン(2017年)、ドーハ(2019年)
最高世界ランク20位(100m)
自己ベスト
60m6秒52(2024年)
100m10秒01(2021年)
9秒94w(2017年)
200m21秒21(2017年)
400m48秒76(2014年)

獲得メダル

日本
陸上競技
世界陸上選手権
2017 ロンドン4×100mR
2019 ドーハ4×100mR
アジア大会
2018 ジャカルタ4×100mR
アジア室内
銀2024 テヘラン60m
ユニバーシアード
2017 台北4×100mR


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多田 修平(ただ しゅうへい、1996年6月24日 - )は、日本陸上競技選手。専門は短距離走。東京五輪代表選手。60m、4×100mR日本記録保持者。
経歴

大阪府東大阪市石切出身。東大阪市立石切中学校大阪桐蔭高等学校関西学院大学法学部→住友電工所属。

陸上競技は中学校時代から取り組む。中学校時代の記録としては平成23年の第65回大阪中学校総合体育大会陸上競技の部にて、男子100m決勝に於いて11秒52で5位に入賞した記録が残る[2]

2012年に大阪桐蔭高等学校へ進学。高校時代は3年次(2014年度)の第67回全国高等学校総合体育大会陸上競技大会山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場)に出場し、決勝で10秒78のタイムで6位となった記録がある[3]

2015年に関西学院大学へ進学。大学進学を機に記録が向上するようになり、関西学生陸上競技対校選手権大会(関西インカレ)では大学1年次の男子100mで1年生ながら10秒43の記録で優勝[4]。翌2016年の関西インカレ男子100mでも10秒33の大会新記録を記録して連覇を達成した[5][6]
2017年

2017年に入ると大阪陸上競技協会が主催するアメリカ合衆国遠征に参加、その際にアサファ・パウエルジャマイカ)と合同練習し、スタート姿勢や肉体改造の筋力トレーニングなどのアドバイスを受けたという[7]。同年5月21日のゴールデングランプリ川崎川崎市等々力陸上競技場)男子100mに出場すると、ジャスティン・ガトリンアメリカ合衆国)、ケンブリッジ飛鳥サニブラウン・アブデル・ハキームなどのスター選手を向こうに回し、好スタートダッシュを決めて疾走、10秒35(向かい風1.2m)のタイムで3着に入線した[8]。その際にガトリンから「素晴らしいスタートを切った男がいて、驚いた」と称賛を受けた[7][9]

6月10日の2017日本学生陸上競技個人選手権大会平塚)では、男子100mに出場。準決勝で追い風参考記録ながら9秒94(追い風4.5m)を記録し、日本国内の競技会に於ける日本選手初の9秒台を出すと[10]、決勝では公認自己ベスト(10秒22)を大幅に更新する10秒08(追い風1.9m)を記録、男子100m日本歴代7位(当時)に名を連ね、かつ朝原宣治同志社大学時代の1993年に出した関西学生記録(10秒19)[6]も同時に塗り替えて大会に優勝した[11]

6月24日の第101回日本陸上競技選手権大会大阪・長居)男子100m決勝では10秒16(追い風0.6m)を記録、リオデジャネイロオリンピック4×100mリレー銀メダリストのケンブリッジ飛鳥、桐生祥秀山縣亮太を下し、サニブラウン・アブデル・ハキームに次ぐ2位となった。同月26日、2017年世界陸上競技選手権大会ロンドン・スタジアム)の日本代表に選出された。

8月の2017年世界陸上競技選手権大会・男子100m予選では、10秒19(追い風0.3m)を記録して予選突破、中盤まで世界記録保持者ウサイン・ボルトジャマイカ)を先行した。準決勝では10秒26(追い風0.4m)で敗退。4×100mリレーでは第1走(多田ー飯塚ー桐生ー藤光)を務め、38秒04で銅メダルを獲得した。

世界選手権後にはユニバーシアード台北陸上競技場)に臨んだ。男子100mでは1次予選、2次予選ともに組1着、準決勝は3着で通過するが、決勝は10秒33(向かい風0.9m)で7位となった。男子4×100mリレーでは第2走(田中ー多田ー北川ー山下)を務め、38秒65で金メダルを獲得した。

9月9日、福井運動公園陸上競技場で行われた日本インカレ陸上の男子100m決勝にて、10秒07(追い風1.8m)の自己ベスト(当時)を記録して2着に入った。
2018年

5月11日の関西インカレ(西京極陸上競技場)男子100m決勝では10秒30(向かい風1.5m)を記録、同種目では55年ぶりとなる大会4連覇を達成した。

6月23日の第102回日本陸上競技選手権大会維新百年記念公園陸上競技場)男子100m決勝は10秒22(追い風0.6m)で5位に終わった。シーズンベストをマークしたが、山縣亮太ケンブリッジ飛鳥桐生祥秀小池祐貴に敗れ、「悔しさが大きい。陸上人生で一番悔しい結果」と涙を流した[12]

8月30日の第18回アジア競技大会・男子4×100mリレーの決勝では第2走者(山縣ー多田ー桐生ーケンブリッジ)を務め、38秒16で20年ぶりの金メダルを獲得した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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