多摩湖鉄道の鉄道車両
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多摩湖鉄道の鉄道車両(たまこてつどうのてつどうしゃりょう)

本項では現在の西武多摩湖線および西武拝島線小平駅[注 1] - 萩山駅間を建設および営業した多摩湖鉄道が保有した鉄道車両について記述する。

なお、多摩湖鉄道は1940年(昭和15年)3月12日に武蔵野鉄道に合併され、武蔵野鉄道は1945年(昭和20年)9月22日に西武鉄道(初代)および食糧増産を合併して商号を西武農業鉄道に変更、1946年(昭和21年)11月15日にはさらに商号を西武鉄道(2代)に変更し現在に至っている[1]

この記事では、武蔵野鉄道が多摩湖鉄道を合併した直後の1941年(昭和16年)に多摩湖線へ導入したモハ15形電動客車についても記述するほか、これらの車両の合併後の動きについても記述する。
目次

1 概要

1.1 ガソリン・蒸気動力時代

1.2 電気・ガソリン動力時代

1.3 電気動力時代

1.4 戦後


2 キハ1形(ガソリン客車)

2.1 経緯

2.2 構造

2.3 改造の経緯

2.4 改造後の構造

2.5 その後

2.6 車歴


3 ジハ101形(ガソリン客車)

3.1 経緯

3.2 構造

3.3 その後

3.4 車歴


4 1650形(蒸気機関車)

4.1 経緯

4.2 その後

4.3 車歴


5 ハ10形(客車)

5.1 経緯

5.2 前歴

5.3 その後

5.4 車歴


6 デハ10形→モハ10形→モハ21形(電動客車)

6.1 経緯

6.2 構造

6.3 その後

6.4 車歴


7 モハ20形→モハ101形(電動客車)

7.1 経緯

7.2 構造

7.3 その後

7.4 車歴


8 モハ15形→モハ11形(電動客車)

8.1 経緯

8.2 構造

8.3 その後

8.4 車歴


9 脚注

9.1 注釈

9.2 出典


10 参考文献

概要
ガソリン・蒸気動力時代

多摩湖鉄道は1928年(昭和3年)4月6日に国分寺駅 - 萩山駅間の旅客運輸営業を開始したが[2]、この際の車両は日本自動車製の4輪(2軸)ガソリン客車キハ1形キハ1・2号の2両であった。

この区間の動力はもともと電気動力のみの予定であったが、資金不足および早期完成のため電気・ガソリン併用ただし電気設備未竣功として、実質的にガソリン動力のみで運輸営業を開始したものである[3][4]

ところが当初のキハ1形キハ1・2号は故障が多く、開業当日に松井自動車製作所(松井車輌とも呼ばれる)に4輪ガソリン客車2両を発注するとともに、その完成までのつなぎのほか延長線建設等に備え、蒸気動力併用の認可を受けた上で、鉄道省から1650形1650号蒸気機関車1両、駿豆鉄道(現・伊豆箱根鉄道)から4輪客車1両を譲り受けた[5][6][7]

このうち、松井自動車製作所に発注した新車両はジハ101形ジハ101・102号として、1928年(昭和3年)8月に1両、10月に残りの1両が竣功したが[8][9][10]、蒸気機関車および客車は放置ののち1929年(昭和4年)3月に竣功した[11][12]。しかし、蒸気機関車と客車については営業用に使用した記録が残されていない[13][14][15][16][17][18][19][20][21]


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