多摩地域
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多摩地域
多摩地域
日本
地方関東地方
都道府県東京都
面積
 ? 26市・3町・1村1,159.82 km2
人口
 ? 26市・3町・1村4,288,792人
 ? 密度3,700人/km2

多摩地域(たまちいき)は、東京都のうち、東京都区部(旧東京市)と東京都島嶼部伊豆諸島小笠原諸島)を除いた市町村部(26市・3町・1村)のこと。多摩地区(たまちく)、三多摩(さんたま)、多摩(たま)とも呼ばれる。

おおむね令制国時代の武蔵国多摩郡に相当し、古くは武蔵国の行政の中心地として国府国分寺が置かれていた。

東京都人口(14,133,086人)の約3分の1に当たる4,288,792人がこの地域に居住している。国勢調査より、多摩地域の人口を上回る都道府県は順に神奈川県大阪府愛知県埼玉県千葉県兵庫県北海道福岡県の8道府県。

三多摩などとも言われ、住みたい街ランキングで上位に入る事が多い武蔵野市の吉祥寺を筆頭に八王子市以東は東京23区のベッドタウン郊外エリアとして人気がある[1][2]
地理 中心に近い府中市中部より南西方面のパノラマ画像。広がる多摩丘陵富士山も見える(2017年撮影)。平地が占めるが山岳部もある。
地勢

関東平野の、おおむね武蔵野台地、多摩川低地および多摩丘陵に位置する。特に東部は国分寺崖線の「はけ」による坂があるものの、おおむね平地であり、市町村各自治体面積も50平方キロメートルと広くはない。多摩川より北は台地が多く、多摩川の南また西部は比較的丘陵地帯が多く山岳部もある。武蔵野台地の北側には孤立した狭山丘陵もある。
気候

気候太平洋側気候に属するが、内陸地域であるため、内陸性の気候も見られる。夏は暑さが厳しく、猛暑日が多い。また、冬は冷え込みが厳しく、全域でほぼ連日冬日となる。
奥多摩
標高が高いことから夏は猛暑日は少なく、熱帯夜にならないことから避暑にも適している。冬は山間部のため、東京都の中で一番冷え込みが厳しく厳冬期には-10℃以下になることもあるなど、長野県南東北並みの気温となる。ただし、奥多摩町アメダスは奥多摩湖畔に設置されているため、冷え込みが緩く、周辺より3-4℃高く観測されている。
多摩平野部、武蔵野
立川市や府中市、調布市などの北多摩地域、多摩ニュータウン地域が該当する。夏の暑さが厳しく、猛暑の年には38℃前後まで上がることがある。また、都心部には近いが、冬は放射冷却が強いため、寒さが厳しく、-6℃前後まで冷え込むこともある。府中アメダスの1月の平均最低気温は-1.4℃で、北関東の前橋市の?0.5℃や熊谷市の?0.9℃よりも低い。
八王子、青梅
多摩平野部に比べ、より内陸性の気候を受け持つ。夏の暑さは厳しく、八王子市2018年2020年に39.3℃、青梅市は2018年に40.8℃を観測している。また冬の寒さも厳しく、厳冬期には-8℃前後になることもある[3]
自然概況

奥多摩」と呼ばれる山間部は関東山地の東縁で暖温帯林?冷温帯林の生育環境にあたり、第二次世界大戦後の拡大造林により人工林であるスギ林が多い。また多摩丘陵には落葉広葉樹林を中心とした雑木林のいわゆる里山が広がり、丘陵地が浸食された谷戸と呼ばれる地形も見られる。



多摩川 - 平井川秋川残堀川浅川大栗川野川入間川仙川)など

荒川水系 - 霞川成木川柳瀬川空堀川)、石神井川神田川など

鶴見川恩田川)、境川など



高尾山雲取山三頭山御前山大岳山御岳山など


公園秩父多摩甲斐国立公園明治の森高尾国定公園、国営昭和記念公園小金井公園東京都立浅間山公園、東京都立神代植物公園東京都立高尾陣場自然公園東京都立狭山自然公園東京都立秋川丘陵自然公園東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村府中の森公園、東京都立小峰公園、東京都立秋留台公園など 

範囲

武蔵国多摩郡であった区域のうち、東多摩郡を除く、北多摩郡南多摩郡西多摩郡の3つの地域の総称。おおむね多摩川秋川の合流地点よりやや東の米軍横田飛行場付近から西が西多摩地域、それより下流の多摩川の南側が南多摩地域、北側が北多摩地域である。

タクシー業界では武蔵野市三鷹市の2市が「都内・武三地区」(武蔵野・三鷹の略)として、それ以外は北多摩・西多摩・南多摩の3交通圏に分けられている。

路線バスの運賃地域区分では武蔵野市[注 1]・三鷹市に加えて調布市の大部分[注 2]狛江市の4市は「都内均一運賃地区」として特別区(23区)と同じ均一運賃、府中市立川市などの他の地域は武相運賃地区とも呼ばれる[4]乗車区間に応じて変動する多区間運賃となる。乗車方法も均一運賃地区は前乗り先払い、武相運賃地区の多くは後乗り後払い(整理券発行)であるが、境界に近いエリアでは前乗り先払い申告制として多区間運賃を実施している。1965年に都区内地区と多摩地区に分けられた。武蔵野市や三鷹市などの多摩東部を都区内地区としたのは23区に隣接し市制化していたからであった。当時まだ郡部だった狛江町も23区と調布市に挟まれていたため、都区内に含めた。しかし、同じく23区に隣接している現在の西東京市域はまだ郡部の保谷町、田無町だっため都区内地区にしなかった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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