頻尿(ひんにょう)は、排尿回数が異常に多い症状のこと。多尿は、尿の量そのものが多いことであり、頻尿と多尿は語義が異なる。
原因
膀胱炎
前立腺肥大症
過活動膀胱
尿路感染症
膀胱三角部炎
増殖性膀胱炎
尿道腫瘍
水中毒
認知症
糖尿病 - 高浸透圧性多尿による頻尿がみられることがある。
服用した医薬品による副作用
など
検査
検尿
尿沈渣・尿細胞診
超音波断層撮影 - 残尿量評価や前立腺・尿道の形態を調べる。
CT
MRI
治療
前立腺肥大や過活動膀胱、膀胱炎などであれば原因疾患の治療を行う。
ロキソプロフェンなどのNSAIDsにより尿量を減少させる方法もあるが、腎不全・高カリウム血症となる危険性があり、推奨されていない。
歴史
女性の場合は主に大腸菌に起因する膀胱炎が原因であるとみなされており[1]、古代には抗利尿作用
疾患 糸球体病変 原発性
急性糸球体腎炎
IgA腎症
急速進行性糸球体腎炎
慢性糸球体腎炎
ネフローゼ症候群
微小変化群
巣状糸球体硬化症
膜性腎症
膜性増殖性糸球体腎炎
遺伝性腎炎
アルポート症候群
良性家族性血尿
尿細管機能障害
ファンコーニ症候群
バーター症候群
ギッテルマン症候群
リドル症候群
尿細管性アシドーシス
腎性糖尿
尿細管間質性腎炎
続発性腎障害
膠原病
全身性エリテマトーデス
全身性強皮症
シェーグレン症候群
糖尿病性腎症
痛風腎
クリオグロブリン血症
アミロイドーシス
溶血性尿毒症症候群
腎循環障害