この項目では、仏教用語について説明しています。魚については「ゲホウ」を、建築物や容器などの外寸を意味する「そとのり」については「外寸
」をご覧ください。外法(げほう)は、仏教の法である仏法(内法)に対し、それ以外の法のこと。つまり、仏教以外の宗教、仏教から見た異教のこと。外道(げどう)に近い意味を持つ。
ただし、外道とは違い、魔法、魔術、妖術といった意味あいも持つ。
外法(魔法)を使う者という意味で、天狗を外法様と呼ぶ。
人の髑髏を使った妖術とされることもあり、これに使われる髑髏を外法頭(げほうあたま、げほうがしら)と呼ぶ。また、口寄せ等に使われる人形を外法仏(げほうぼとけ、仏は仏像の意)と呼ぶ。
脚注
参考文献
根岸鎮衛 『耳嚢』全3冊 長谷川強校注、岩波書店〈岩波文庫〉、1991年。 - 江戸時代の随筆。外法についての逸話を収録。