外套
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「外套」のその他の用法については「外套 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "外套" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2013年5月)
外套姿の紳士2名。

外套(がいとう)とは防寒防雨のため服上に着用する衣服のこと[1]。多くは衣嚢(ポケット)がついている。外衣雨具としてはやポルトガル由来の合羽など[2]。特に日本へ洋装(洋服)が入ってきたときに英語でいうovercoat(オーバーコート)に「外套」が当てられるようになった[3]。なお、日本語では「オーバー」または「コート」と略すこともある[注釈 1]

外套には種々の長さがある。通常、膝丈程度をロングコート、腿丈程度をハーフコート、腰丈程度をショートコートという。丈は時代による変遷もあるがフォーマルな服装にあっては膝丈程度が上品とされる。

外套の着脱について、レストランなどでは埃が他の客の迷惑にならないように男性は玄関ホールで脱ぎ、クロークがあればそこに預けるべきとされる。他人の家屋を訪問した際には日本では屋外で脱ぐことが多いが、欧米ではコートの着脱用のスペースである玄関ホールで脱ぐ[注釈 2]
外套の種類
フォーマル系
チェスターフィールドコート
礼装用途にも使用される外套。屋内礼装・屋内準礼装である燕尾服、モーニング、ディナージャケット(タキシード)、ディレクターズスーツの上に着用しても礼を失しないとされる。フロックコート背広に似た形状で、ノッチト・カラー[注釈 3]で、胸に箱ポケット、両脇にフラップ付きポケットが付き、ウエストをやや絞った背広を巨大化したような外見[4]。前袷は本来シングルフロントの比翼仕立てであったが、ダブルフロントの物もあり、どちらの形であっても中に着込んだ上着が見えないようにVゾーンを狭く着丈を長く作るのが伝統的な意匠である。また上ベルベットサテンなどの光沢のある別素材で仕立てると、よりドレッシーな衣装となる。名前の由来はイギリスのチェスターフィールド伯爵が最初に着たという説が有力とされる[4]
セミフォーマル系・スポーツ系
アルスターコート(ガーズコート、ガーズマンコート)
フレンチコートの元祖。元々、北アイルランドアルスター地方産のウール素材を使用したことが名の由来[5]。1860年代末に男性用として登場し、のちに女性用にもデザインが採用されるようになった[5]。英国の旅行着として流行し、シャーロック・ホームズのシリーズの一作におけるホームズの旅行外套としてもアルスターコートが取り上げられている。アルスターカラーの前袷がダブルフロントの6ボタンか8つボタンが特徴。取り外しができるフードケープつきで、背バンドという帯が背中に付いている。仲間にポロコート、ブリティッシュウォーマーがある。重い生地で仕立てることが多かったためヘビーコートとも呼ばれ、また袷の深いダブルフロントで嵐にも耐える意味からストームコートとも呼ばれる。
ポロコート
ポロ競技者が待ち時間に着用するイギリス発祥の厚手ウール製のロングコートで[6]ブリティッシュウォーマーアルスターコートと関連が深い。元々ウエイト・コートとよばれていたが、アメリカに渡り、ブルックス・ブラザーズ社からポロコートの名で売り出された[6]。ダブル6つボタン。背バンドが付き、袖口は幅広の折り返しのターンナップカフ、襟はアルスターカラーまたはピークドラペルポケットは大きめのフレームドパッチ式ポケットが特徴。日本には20世紀半ばにアイヴィールックのアイテムの一つとして米国経由で紹介され、その当時ブルックス・ブラザーズ社が提案したキャメルブラウンのポロコートが人気を博した。但しブルックス・ブラザースモデル以前の、英国での伝統的ポロコートはダークカラーが中心であったとの説もある。
カバートコート
古くは乗馬や狩猟の際の防寒外套として、カバートクロスと呼ばれる丈夫な綾織りウールで作ることから名づけられたコート。カバートクロス生地は、狩猟時に獲物を追いながら木立や藪をくぐり抜ける際に引っ掛かったり鉤裂きが起きにくいように、起毛を寝かせ滑らかに仕上げられていることが多い。チェスターフィールドコートと同様にフォーマルで用いられる場合もあり、また20世紀前半英国の街着として流行した。意匠としては、袖や裾に3本から4本のステッチ(レールウェイステッチと呼ばれる)が入り、前袷は風が入りにくい比翼仕立てのシングル3つまたは4つボタン。
ローデンコート(ローデンシューティングコート、オーストリアンローデンシューティングコート)
オーストリア西部のチロル地方でつくられる厚手の縮絨ウール生地・ローデンクロスで作られるコートで[7]、本来は狩猟や農業、林業に用いられた。ローデンは、ウール本来の脂を残すことにより、防水性を持った素材で、多様な色に染められる[7]。深めの前袷に打ち抜きのくるみボタン、脇の下を縫い付けないことにより肩周りの可動域を広く取り猟銃を構えやすくするフローティングショルダー構造、肩甲骨あたりまで達するインバーテッドプリーツ、裏地をつけない一枚仕立てなどが特徴。昔ながらのローデンコートはローデン・グリーンと呼ばれる緑がかった色合いのものが多い。 本来狩猟用のスポーティーなコートであるがフランツ・ヨーゼフ1世などが着ていたこともありフォーマルなコートとして用いられる場合もある。70-80年代にヨーロッパで街着として流行した。
スポルベリーノ
イタリア発祥の比較的軽量な防寒外套で、芯地や肩パッドなどの副素材がほとんど無い柔らかい着用感が特徴。研究職の白衣、ダスターコートを外出用に転用したとの説がある。チェスターフィールドコートの意匠を踏襲しているがチェスターフィールドよりもフォーマル性は低くドレス・カジュアルの場が中心。
マント系インヴァネスコート

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インバネスコート(インバネス、二重まわし、とんび)
取り外しのできる長めのケープの付いた男性用の外套で、袖があるものと無いものがある。スコットランド北西部のインヴァネス(インバネス)地方で生まれたことからこの名称がついた[5]。日本へは明治期に入り、袖がないものは「とんび」「二重回し」などともよばれ、着物と組み合わせて着用された[5]


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