外交官_黒田康作
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外交官 黒田康作
DIPLOMAT KOSAKU KURODA
ジャンル
テレビドラマ
原作真保裕一
企画臼井裕詞
脚本古家和尚
池上純哉
演出西坂瑞城
永山耕三
出演者織田裕二
柴咲コウ
夏帆
田中圭
西島隆弘
イ・ビョンホン
草刈民代
萩原聖人
香川照之
下記を参照
エンディングIL DIVOTIME TO SAY GOODBYE
(第3話-)
製作
プロデューサー牧野正
制作フジテレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2011年1月13日 - 3月17日
放送時間木曜 22:00 - 22:54
放送枠木曜劇場
放送分54分
回数10
外交官 黒田康作
特記事項:
前作:映画『アマルフィ 女神の報酬
次作:映画『アンダルシア 女神の報復
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『外交官 黒田康作』(がいこうかん くろだこうさく、DIPLOMAT KOSAKU KURODA)は、2011年1月13日から3月17日までフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。主演は織田裕二
概要

織田裕二の主演で2009年に公開された映画『アマルフィ 女神の報酬』の続編で、映画では描かれなかった主人公の過去が描かれた。キャッチコピーは「『アマルフィ』から1年。舞台はサンフランシスコ、そして東京へ――」。映画ではイタリア・ローマと一部のみアマルフィの観光地が舞台だったが、本作は日本以外に、アメリカ・サンフランシスコメキシコの3か国が舞台になっている。ただし、メキシコは、物語の主要の場所ではあるが撮影をしていない。

本作は、在日メキシコ大使館から放送内容について抗議を受けた(詳細は後述のメキシコ大使館からの抗議問題を参照)。また前作の映画では、脚本に真保裕一が参加したが(ただし「原作」にのみクレジット、「脚本」は無記名)、本作は古家和尚と池上純哉が脚本を担当した(池上は後述の続編映画も手がけた)。初回は54分拡大で21:00 - 22:48に放送された。平均視聴率は10.1%。

2011年6月25日、ドラマ放送前より製作を進めていた続編映画『アンダルシア 女神の報復』が公開された。
あらすじ

イタリアのローマにおいて発生した日本人少女誘拐に端を発する犯罪事件を、イタリア大使館(イタリア語版)へ赴任したばかりの外交官・黒田康作の尽力で解決した前作より月日は流れ、黒田は南米のボリビアで誘拐された日本人の救出工作を秘密裏に進めていた。この事件を解決した後、上司である安藤庸介から次の任務として在サンフランシスコ日本領事館で外務副大臣・観上祥子の警護をするよう指示される。日本政府がアメリカ産牛肉の輸入規制を解除しない中、現地では輸入規制解除を求める市民団体のデモが発生しており、WTO農業交渉会議に出席する観上の身に危険が迫る恐れがあるという。そしてサンフランシスコに赴任した黒田は、かつて在メキシコ日本大使館で一緒に働いていた霜村毅とそこで再会する。

一方、日本の東京では佃警察署の刑事課に勤務する大垣利香子巡査長が帰宅途中の佃署管内路上で不審遺体を発見する。現場に残っていた遺留品や証拠品から被害者は某大学医学部教授、その殺人容疑者として霜村が浮かび上がってきたが、その矢先に霜村がサンフランシスコで飛び降り自殺をしたとの報が入る。現地に派遣された大垣巡査長に付添われて、霜村の娘で高校生の瑠衣によって死体の身元を確認されたために被疑者死亡により捜査本部は程なく解散、捜査打切りとなった。

ところが、黒田は後日偶然にもサンフランシスコ国際空港のメキシコ方面出発ゲートで霜村らしき人物を目撃する。事実関係を調べるために安藤室長に外務省中米カリブ課にポストを用意してもらい、黒田は11年ぶりに日本へ帰って来る。
キャスト
主要人物
黒田 康作(くろだ こうさく)
演 -
織田裕二日本の外務省「邦人テロ対策室」所属の外交官として活動する。しかし「邦人テロ対策室」の職員達とは誰とも面識がない。黒田が在メキシコ日本大使館員時代の1999年、大使館がテロリストに占拠される事件が発生し、制圧部隊とテロリストとの交戦中の隙を突いて人質たちを避難させる際に自らの判断ミスで人質だった霜村の妻・倫世を死なせてしまう。以後11年間海外各地で対テロ邦人保護の活動をしてきたという。ドラマ版公式サイト(閉鎖)のキャラクター紹介によると、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
大垣 利香子(おおがき りかこ)
演 - 柴咲コウ警視庁佃署刑事課所属の警察官。階級は巡査長。外務省安藤室長から、元外交官自殺事件の調査協力のため、黒田とコンビを組まされる。記憶力と空間認識能力に優れ、捜査地図を描くのが得意。地図検定で満点を取ったことが自慢の地図オタク。しかし、警察官なのに死体を発見して119番に電話するなど、大人として破綻した登場人物。両親が営む実家の銭湯の向かいに部屋で一人暮らしをしていて、互いに親離れ・子離れができない。黒田と行動中に霜村一派による殺人事件に遭遇してしまい、以後の捜査から外されてしまう。欧州局に回された黒田に代わって密かに単独行動で霜村を追う。捜査情報を霜村一派に漏らしていた上司の山路を結果的に逮捕したことで、複雑な立場となる。事件解決後は本庁に異動になり、新居田の部下になる。
外務省
観上 祥子(みかみ しょうこ)
演 -
草刈民代外務副大臣。前作に登場した川越亘から黒田について聞いた事があり、彼に興味を抱く。東大卒で元女子アナという経歴を持ち、愛人スキャンダル報道にさらされていたが、WTO会議最終日に仕掛けられていた狂言テロの場で人質解放を呼びかけ、勇気ある大臣として世界中に報道され結果的に評判を上げる。「開かれた外務省」を掲げており、その手始めに正体不明の部署と化している邦人テロ対策室にメスを入れるべく、取分けて黒田の素性を洗い出させようとしつこくマークする。
悠木 圭一(ゆうき けいいち)
演 - 萩原聖人外務副大臣秘書官。観上の右腕。観上から黒田について調べるよう言われていると黒田本人に言い放ち、何かと黒田に絡む。裏で霜村を利用していた。
斉藤 修助(さいとう しゅうすけ)
演 - 近藤正臣外務大臣。
安藤 庸介(あんどう ようすけ)
演 - 鹿賀丈史(特別出演)邦人テロ対策室室長。前作に登場した片岡博嗣の後任。黒田とは今回の帰国まで電話連絡ばかりで直接顔を合わせた事が無かった。



外務省中南米局中米カリブ室所属

西園寺 守(さいおんじ まもる)
演 - 田中圭外務省中南米局中米カリブ室職員。若いがやり手の外交官。穏便さを欠く黒田の取引手法に反感を持っていたが、アリトリア王国問題で国益に対する考えを聞いて外交官の在り方に揺さ振りを受ける。大垣巡査長に好意を持つ。
鴨下 祐司(かもした ゆうじ)
演 - 大倉孝二外務省中南米局中米カリブ室室長。西園寺の上司。部下達を上手く利用し、まとめる手腕に長けている。黒田の人事異動に訝しさを覚え、彼の本当の任務をさりげない様子で見抜く。ただそれを表沙汰にせずに淡々と黒田に接しているところから、省内を当たり障りなく泳いでいく自己保身的な『ただの役人』と黒田から思われている。黒田の外交官としての職歴とこれまでの経緯を知る人物で、最終的には彼に協力する。
山野 アミ(やまの あみ)
演 - 高橋真唯
武井 勇人(たけい はやと)
演 - 樋渡真司
野中 美月(のなか みづき)
演 - 三浦まゆ外務省中南米局中米カリブ室所属。
大島 寿志(おおしま ひさし)
演 - 渡辺邦斗外務省中南米局中米カリブ室所属。



佃警察署刑事課
山路 貴繁(やまじ たかしげ)
演 -
岩松了佃署刑事課課長。階級は警部。利香子の上司。利香子については地図関連の能力以外に全く認めていないが、刑事課へ着任させた当の本人でもある。実は霜村毅とも関わりがある。
その他の刑事

廣田 雅也(ひろた まさや)
演 - 坂田聡
永井 巧(ながい たくみ)
演 - 本郷壮二郎
女性警官
演 - 小出ミカ
警視庁刑事部捜査一課
新居田 一彦(にいだ かずひこ)
演 -
田中哲司刑事部管理官。階級は警視。被疑者死亡で一度捜査終了した事件を黒田と利香子が嗅ぎ回っていたのを快く思っていなかったが、霜村の生存を知って捜査本部を再び立ち上げる。
鷹村 修司(たかむら しゅうじ)
演 - 君沢ユウキ管理官付。
霜村家
霜村 毅(しもむら たけし)
演 -
香川照之NPOの医療団「ボーダレス・エイド」主宰者、医師。元外交官で黒田のメキシコ時代の先輩。医学部教授殺害の容疑者だったが、サンフランシスコで謎の自殺を遂げる。しかし、死んだ筈の彼がサンフラシスコ国際空港で中米方面に向けて出国するところを黒田に目撃される。その後、メキシコ経由でロベルト・イシイ・トレス名義で日本に入国し、メキシコ大使館内に匿われていることを黒田に突き止められる。
霜村 瑠衣(しもむら るい)


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