夏への扉_(漫画)
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ロバート・ハインラインのSF「夏への扉」とは異なります。

「夏への扉 (映画)」はこの項目へ転送されています。2021年公開の日本映画については「夏への扉 -キミのいる未来へ-」をご覧ください。
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出典検索?: "夏への扉" 漫画 ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年12月)

夏への扉
ジャンル少女漫画
漫画
作者竹宮惠子
出版社白泉社
掲載誌花とゆめ
発表号1975年19号 - 20号
巻数全1巻
映画
制作東映動画
封切日1981年3月20日
上映時間59分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『夏への扉』(なつへのとびら)は、竹宮惠子による短編漫画、および、それを原作とする1981年アニメーション映画1975年19号・20号に白泉社の少女漫画雑誌『花とゆめ』に掲載された[1]。翌年に花とゆめコミックスから単行本化されたが、その際には竹宮が小学館講談社など他社の漫画雑誌で掲載した作品が収録されている。
ストーリー

時は1864年。あるフランスの男子校で夏休みが始まろうとしていた。
マリオン・フィエスは容姿端麗にして学業もトップという秀才ぶりから寄宿舎内でも街の少女たちからも常に注目の的であった。少年らしからぬ超然とした雰囲気を漂わせる彼は、学内で仲間のジャック・シドーやリンド・アレイン、クロードと共に「合理党」というグループを結成し、そのリーダーとして一目置かれる存在となっていたのである。

とある昼下がり、カフェに立ち寄った合理党メンバーは、ギムナジウムの男子生徒誰もがマドンナと慕い憧れる市長の令嬢である美少女レダニア・フランソワを巡って、些細なことから始まった上級生アルマンとガブリエルの喧嘩に遭遇する。見かねて仲裁に入ったマリオンは、騒ぎの張本人ガブリエルと「背を向けた状態で線路に立ち猛スピードで迫る列車に果たしてどちらがどこまで耐えられるか」という度胸試しの決闘によって決着をつけることにする。衆人環視の中で決闘が始まるが、ガブリエルは機関車の轟音に耐え切れず早々と離脱してしまう。ギリギリまで平然と踏み止まり勝負に勝ったマリオンは涼しい顔でその場を立ち去ろうとするが、自分が今しがた緊急停車させた汽車から優雅に降りて来た妖艶な美女サラ・ヴィーダに呼び止められる。ポーカーフェイスで応えるマリオンの心中に生じた動揺を見抜いたサラは、突然マリオンの唇を奪い「遊びにいらして…」と誘惑の言葉を残して去って行く。

いくら「合理党」のリーダー然と振る舞い気取ってはいても、やはりマリオンも思春期の少年である。人並以上に性への興味・関心はあったものの、母親の再婚による複雑な家庭環境から男女の恋愛を禍々しく不浄なものと感じる過敏な潔癖さが、それを無理矢理に抑え込んでいた。その複雑な感情はある日好意を告げる恋文を送ってきたレダニアに対しても向けられ、カフェで待つ彼女を「不潔」と罵倒したマリオンは頬を打たれてしまう。自暴自棄となったマリオンは雨の降りしきる中を走り去り、ずぶ濡れになってそのまま路上に倒れ込む。

冷たい雨に打たれ凍えて肺炎になりかけていたマリオンを救ったのは、サラだった。別荘へ連れて行き服を脱がせた後、激しく燃える暖炉の前で優しくキスを教えてくる年上の美女サラの誘惑に抗えず、遂にマリオンはサラと激しい一夜を共にしてしまう。その夜の出来事がきっかけで、マリオンの心情だけでなく、「合理党」内の人間関係にも大きな変化が訪れる。
主な登場人物

※ 担当声優はいずれも1980年アニメーション映画でのキャスト。
マリオン・フィエス
- 水島裕合理党を率いる金髪碧眼の男子生徒。容姿端麗に加え、成績優秀で何事にも才能に秀でており、上級生の口論の仲裁にも躊躇しない芯の強さを持ち合わせている。女子からの人気も高いが、母親との確執から恋愛には否定的である。レダニアのことを内心では意識しているが、自身の恋愛観との相克に頭を悩ませている。ガブリエルとの決闘がきっかけでサラと出くわし、彼女との関係を通して徐々に閉ざしていた心を開くようになる。
ジャック・シドー
声 - 古谷徹合理党のメンバーで、そばかすが特徴の男子生徒。アルル地方出身で、大工を父に持つ。その出身地故か、リンドからは"山猿"とからかわれる。明朗活発でひょうきんな性格をしており、友人にも比較的恵まれているが、生真面目で正義感の強い一面を持ち合わせる。正反対の性格であるリンドとも比較的関係は良好だったが、レダニアとの一件を機に対立するようにある。
リンド・アレイン
声 - 古川登志夫合理党のメンバーで、切れ長の目が特徴の男子生徒。パリ出身の生粋の都会っ子で、女性に対しては紳士的に接するが、ニヒルで皮肉めいた言動が目立ち、若干虚栄心が強い傾向にある。正反対の性格であるジャックとは、憎まれ口を叩き合いながらも、共にチェス好きだったこともあり、関係は良好だったが、レダニアとの一件から徐々に反目し合い、マリオンにも嫉妬心を燃やすようになる。


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