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出典検索?: "変身人間シリーズ" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2012年8月)
変身人間シリーズ(へんしんにんげんシリーズ)は、東宝が製作した、科学技術によって変質、変形あるいは特殊能力を手に入れた人間が登場する特撮映画の総称である[1]。 怪奇映画にSF映画の要素をあわせたものであり、人間の業や悲しみが作品のメインテーマとなっている[出典 1]。SF映画や怪獣映画のように派手な特撮は用いず、特撮を心理的な表現として演出している[5]。 東宝プロデューサーの田中友幸は、制作の動機は莫大な予算をかけずに面白い特撮映画を作りたいという考えであったと述べている[2]ほか、本シリーズをはじめとする怪奇SF映画が途絶えた理由について、映画業界が大作志向になっていったことを挙げている[2]。小説家の小松左京は、本シリーズについて「予算はB級だろうと思うけど、アイデアがあって面白かった」と評している[6]。 東宝レコード『SF映画の世界』や東宝が出版した書籍『東宝特撮映画全史』では変身人間シリーズは『美女と液体人間』、『電送人間』、『ガス人間第一号』の3作を指す[7]。同じ東宝の『マタンゴ』は番外編的扱いであり[8][注釈 1]、『透明人間』は先駆的作品ということで[出典 2][注釈 2]、関連は深いもののシリーズには含まれていない[注釈 3]。 田中は変身人間ものと称していた[2]が、『電送人間』『ガス人間第一号』の検討用台本では「怪奇空想科学映画シリーズ」と付記されている[16]。 公開年タイトル監督原作・原案主人公登場する怪人
概要
名称・区分
作品一覧
1958美女と液体人間本多猪四郎海上日出男政田(佐原健二)液体人間
1960電送人間福田純―桐岡勝(鶴田浩二)電送人間(中丸忠雄)
ガス人間第一号本多猪四郎―岡本賢治(三橋達也)ガス人間(土屋嘉男)
未制作作品
『フランケンシュタイン対ガス人間』
1963年に関沢新一によって執筆された脚本[出典 3]。『ガス人間第一号』の続編であり、生き延びたガス人間水野が藤千代を生き返らせるために怪物フランケンシュタインを利用するというものであったが、企画は『フランケンシュタイン対ゴジラ』を経て『フランケンシュタイン対地底怪獣』へと至った[出典 4][注釈 4]。同作品も、本シリーズに通ずる異形の悲しみを描いた作品であった[23]。
『怪奇人間特撮シリーズ 戦慄火焔人間』
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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