変態家族_兄貴の嫁さん
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変態家族 兄貴の嫁さん
監督
周防正行
脚本周防正行
出演者風かおる
山地美貴
大杉漣
音楽周防義和
撮影長田勇市
滝影志
編集菊池純一
製作会社国映
配給新東宝映画
公開 1984年6月
上映時間62分
製作国 日本
言語日本語
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『変態家族 兄貴の嫁さん』(へんたいかぞく あにきのよめさん)は、1984年公開の日本映画周防正行が監督・脚本を手がけた監督デビュー作。本作は、2018年に開かれた第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門において、リマスター版が上映された[1]
製作

成人映画ではあったが、監督の周防は大好きな小津安二郎のカメラワークを再現、同監督へのオマージュに終始したという[2]

周防はこのような方針を取った理由について、「助監督をやっているうちに、なにを撮っていいのかわからなくなった。どうしようと思っていた時に、大好きな世界を撮りたいと思って小津監督の映画にしました。ピンク映画という枠組みの中で、徹底的に小津映画のモノマネをするとどうなるのか。僕にとっての卒業研究のようなものでした(笑)」と2019年の講演の中で明らかにしている[3]

また、父親役・周吉には、当時はまだ若かった大杉漣が起用された[4]
ストーリー

間宮家の長男・幸一と結婚した百合子は、夫の父や弟妹が暮らす実家で同居生活をはじめた。ところが義父はスナックのママに熱を上げ、義妹は風俗で働くようになり、義弟は万引きで警察の世話になってしまう。
キャスト

間宮百合子 - 風かおる

間宮秋子 - 山地美貴


間宮周吉 - 大杉漣  

間宮幸一 - 下元史朗

間宮和夫 - 首藤啓  

間宮秀三(従兄) - 深野晴彦

スタッフ

監督:
周防正行

企画: 朝倉大介

脚本: 周防正行

撮影: 長田勇市、滝影志

美術: 種田陽平、矢島周平

音楽: 周防義和

編集: 菊池純一



註釈^ 久保田和馬 (2018年2月21日). “【追悼】“名バイプレイヤー”大杉漣が映画界に遺した功績を振り返る”. MOVIE WALKER PRESS. 2020年7月24日閲覧。
^ 高崎俊夫 (2012年). “ ⇒周防正行とユニット・ファイブの時代”. 高崎俊夫の映画アットランダム. 清流出版. 2014年10月21日閲覧。
^ “周防正行監督、デビュー作の秘話や最新作『カツベン!』に込めた想いを熱弁!”. MOVIE WALKER PRESS (2019年4月27日). 2020年7月24日閲覧。
^ Inc, Natasha. “大杉漣の出演作など新東宝ピンク映画を特集上映、若松孝二作品のニュープリントも”. 映画ナタリー. 2020年7月24日閲覧。

外部リンク

変態家族 兄貴の嫁さん - 日本映画データベース

Hentai kazoku: Aniki no yomesan - IMDb(英語)










周防正行監督作品
1980年代

変態家族 兄貴の嫁さん (1984年)

ファンシイダンス (1989年)

1990年代

シコふんじゃった。 (1992年)

Shall we ダンス? (1996年)

2000年代

それでもボクはやってない (2007年)

2010年代

ダンシング・チャップリン (2011年)

終の信託 (2012年)

舞妓はレディ (2014年)

カツベン! (2019年)


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