声良鶏 (こえよしどり)は、ニワトリの品種の一つ。 江戸時代に秋田県北部の米代川流域(現在の大館市、鹿角市など)で飼育されるようになり、現在は北東北で飼育されている。「越後の唐丸」と地鶏との交配によって作り出され、のち(明治20年頃以降)にプリマス・ロック種との交配が行われた。体重が3.5kg-5kgある大型鶏である。 長鳴き鶏としても有名[1]で、調子をつけながら厳かに「ゴッゴ、ゴーオ」(国光郷王)[2]と鳴く声に特徴がある。 秋田県声良鶏比内鶏金八鶏保存会(三鶏保存会、大館市)や、天然記念物全日本声良鶏保存会(鹿角市)[3]などが、飼育や繁殖および血統種の保存活動などを行っている。 秋田県北部に生息する声良鶏・比内鶏・金八鶏(きんぱどり)を特に秋田三鶏(あきたさんけい)とよび[4]、声良鶏と比内鶏は国の天然記念物に、金八鶏は秋田県の天然記念物に指定される。 また、秋田県大館市には大館郷土博物館に隣接して秋田三鶏記念館
概要
指定
1937年(昭和12年)12月21日 - 国の天然記念物に指定。
1982年 (昭和57年)- 秋田県鹿角市の「市の鳥」に選定。
保護活動
秋田三鶏
脚注^ 「日本3大長鳴鶏」のひとつ(他は「東天紅鶏」「蜀鶏」)とされる。
^ ⇒有形文化財 - 鹿角市教育委員会
^ ⇒財政援助団体等監査 - 鹿角市
^ ⇒声良鶏・(国天)・比内鶏(国天)・金八鶏(県天) - 大館市
^ ⇒秋田三鶏記念館 - 大館市
関連項目
鳥類天然記念物一覧
外部リンク
⇒声良(秋田) - 農業生物資源ジーンバンク(独立行政法人 農業生物資源研究所)
⇒秋田三鶏:あきたさんけい - 秋田県大館市