増殖気味_X≒MULTIPLIES
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『増殖気味 X≒MULTIPLIES』
HMOとかの中の人。(PAw Laboratory.) の
カバー・アルバム
リリース2012年12月19日
ジャンルテクノポップ
時間41分48秒
レーベルU/M/A/A
チャート最高順位


21位(オリコン

HMOとかの中の人。(PAw Laboratory.) 年表

Hatsune Miku Orchestra
(2009年)増殖気味 X≒MULTIPLIES
(2012年)

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『増殖気味 X≒MULTIPLIES』(ぞうしょくぎみ エックスニアイコールマルティプライズ)は、HMOとかの中の人。(PAw Laboratory.)による、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のアルバム『増殖』を元にしたカバーアルバムである。
目次

1 概要

2 トラックリスト

3 楽曲

4 コント

5 アートワーク

6 参考文献

7 外部リンク

概要

音声合成ソフト初音ミクをボーカルに用いたYMO楽曲のカバー「HMO」の第一人者である「HMOとかの中の人。」による、YMOカバーアルバムの第2弾。前作『Hatsune Miku Orchestra』でYMOの数少ない歌ものカバーしてしまったこと、『BGM』、『テクノデリック』などはハードルが高く、『浮気なぼくら』、『サーヴィス』では歌謡曲寄りすぎると考えたという[1]。そこで、YMOの中でも歌ものでありつつ、コンセプトが強い作品として『増殖』を元にした本作が制作された[1]。ただし、本作は『増殖』のコンセプトを再現したものではあるが、丸々トレースすることを意図したものではなく、収録曲も一部異なる[1]。また、『増殖』は、YMOの楽曲とコントユニットスネークマンショーのコントを織り交ぜたアルバムで、本作にもそれに倣いコントが収録されているが、本作収録のコントは、スネークマンショーのものではなく書き下ろしの新作である。
トラックリストCD全編曲: HMOとかの中の人。。
#タイトル作詞作曲備考時間
1.「JINGLE "YMO"」 イエロー・マジック・オーケストラ 0:20
2.「NICE AGE」
クリス・モスデル高橋ユキヒロ坂本龍一 3:31
3.「HMO ON THE AIR」  コント1:52
4.「TIGHTEN UP」(Japanese Gentleman Stand Up Please!) アーチー・ベル、ビリー・ブッチャー 3:23
5.「HMO ON THE AIR」  コント2:24
6.「HERE WE GO AGAIN ?TIGHTEN UP」   0:57
7.「HMO ON THE AIR」  コント1:28
8.「CITIZENS OF SCIENCE」クリス・モスデル坂本龍一 4:58
9.「HMO ON THE AIR」  コント5:37
10.「DAY TRIPPERジョン・レノンポール・マッカートニージョン・レノン、ポール・マッカートニー本曲のみ『増殖』ではなくビートルズのカバー2:32
11.「HMO ON THE AIR」  コント3:18
12.「THE END OF ASIA」 坂本龍一 7:05
13.「TAISO」(Bonus track for Japan only)細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏 4:26
合計時間:41:48
DVD#タイトル作詞作曲時間
1.「
KIMI NI MINE KYUN松本隆細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏3:13
2.「TAISO」細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏4:38
3.「BONUS TRACK」  1:28
合計時間:9:19

楽曲

本作は、『増殖』の単純なトレースではなく、『増殖』のロック寄りな要素を前面に出し<ギターサウンド的なものにすることが意識されているという[2][1]。これには、YMOのいい意味で「期待を裏切る」というかっこよさへのリスペクトとして、前作の延長から期待されるであろうサウンドを裏切る意図があるという[1]。収録曲は『増殖』と全く同じではなく、「MULTIPLIES」が収録されておらず、代わってビートルズの「DAY TRIPPER」のカバーが収録されている[1]。「DAY TRIPPER」はYMOもカバーしている曲であり、HMOとかの中の人。は、アルバムのトラック構成上BPMの早めの曲を入れたかったこと、自身ビートルズでもYMOでも好きな曲であることからこの曲を選んだという[1]

ボーカルにはVOCALOIDでは初音ミクの他、鏡音リン・レン巡音ルカ結月ゆかりが用いられており、また、一部に人間のボーカルも併用されている[1]。初音ミクについては、市販されているVOCALOID2版だけでなく、開発中の次バージョンVOCALOID3版のライブラリも使用された[1]。「JINGLE "YMO"」の英語での前口上は、巡音ルカの元の音声を提供した浅川悠が担当している[1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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