増上寺五重塔(ぞうじょうじごじゅうとう)は、かつて増上寺にあった五重塔。
概要
創建塔
1632年(寛永9年)、徳川秀忠が死去する。
徳川秀忠(台徳院)供養塔として、江戸承応年間(1652年-1654年)に酒井忠清が建立する。
その後、文化年間(1804年 - 1817年)に文化の大火(一説に落雷)で焼失した。
再建塔
1809年(文化6年)、酒井忠道が再び建立。
1830年(文政13年)、1849年(嘉永2年)酒井忠実が修理。
1890年(明治23年)、増上寺から芝公園に移管。
1945年(昭和20年)、東京大空襲で焼失した。
現状
礎石等遺構は残されていない。
参考文献
「新訂江戸名所図会」筑摩書房
藤島亥治郎『五重塔』浅草寺