塩釜埠頭駅
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塩釜埠頭駅*
構内(1989年5月)
しおがまふとう
Shiogamafut?

陸前山王 (4.9 km)

所在地宮城県塩竈市海岸通15番地.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯38度19分8.4秒 東経141度1分34.1秒 / 北緯38.319000度 東経141.026139度 / 38.319000; 141.026139座標: 北緯38度19分8.4秒 東経141度1分34.1秒 / 北緯38.319000度 東経141.026139度 / 38.319000; 141.026139
所属事業者日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線塩釜線
キロ程4.9 km(陸前山王起点)
駅構造地上駅
開業年月日1887年明治20年)12月15日[1]
廃止年月日1997年平成9年)4月1日[1]
*1986年昭和61年)10月20日に塩釜港駅を統合[1]
1990年(平成2年)4月1日に旧・塩釜港駅へ移転[1]
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塩釜埠頭駅(しおがまふとうえき)は、かつて宮城県塩竈市海岸通15番地にあった、塩釜港に隣接する日本貨物鉄道(JR貨物)塩釜線貨物駅廃駅)。

1994年平成6年)に休止され、1997年(平成9年)に廃止された[1]。跡地はイオンタウン塩釜となっている。

営業キロ設定上の塩釜埠頭駅はもともと貞山通1丁目に置かれていたが、1990年(平成2年)にかつて塩釜港駅(しおがまこうえき)のあった海岸通に移転したものである。
歴史

塩釜埠頭駅は日本鉄道1887年明治20年)に設置した塩竈駅(しおがまえき)を前身とする。ただし、この駅の名称や所在地については複雑な経緯がある。

東北本線や塩釜線の前身に当たる日本鉄道は明治時代中頃に東京から青森へ向けて鉄道の建設を進めた。福島県から宮城県にかけての鉄道敷設においては、塩釜港が資材の搬入に利用され、ここから鉄道が敷設されていった。この線路はそのまま営業線として1887年(明治20年)に開業し、この時に塩釜港に塩竈駅が置かれた。当時の塩竈駅は塩竈の中心駅であり、貨物のみならず旅客でも賑わっていた。しかし、1926年大正15年)に、後に仙石線となる宮城電気鉄道が開業すると、塩竈町内に本塩釜駅などの駅が開業し、そちらの方が列車の本数が多いこともあって旅客は宮城電気鉄道へ流れていった。また、後に塩竈駅から先に塩竈港駅が設置された。

東北本線はもともと利府を経由する路線だったが、ここに急な勾配が存在していたことから、太平洋戦争中に勾配の緩い新線が海沿いに建設された。この新線は「東北海岸線」や「海線」と呼ばれた。その後「山線」と通称された旧来の経路に替わって「東北海岸線」が東北本線のメインルートとなり、1956年昭和31年)に「東北海岸線」に塩釜駅が設けられた[2]。この時に、旧来の塩竈駅は塩釜港駅と名称を変えた。塩釜港駅に発着する旅客列車は帰省臨時列車を除いてなくなり、これ以後、塩釜港駅は貨物駅となった。塩釜港駅の駅舎には、旅客は本塩釜駅へ向かうようにと書かれたポスターが貼られていた。また、これと前後して貞山通にあった塩竈港駅の名称が塩釜埠頭駅に変更されている。

1981年(昭和56年)の仙石線の西塩釜 - 本塩釜 - 東塩釜間の高架複線化に伴い、本塩釜駅が塩釜港駅の敷地内に移転した。この工事に伴って塩釜港駅に残されていた日本鉄道塩竈駅以来の駅舎が取り壊された。国鉄分割民営化直前のダイヤ改正で合理化のため塩釜港駅は貞山通の塩釜埠頭駅に統合されて廃止された。さらに民営化後の1990年平成2年)に塩釜埠頭駅は塩釜港駅があった海岸通に移転した。

こうして名称や所在地が変遷した塩釜埠頭駅は、取り扱い貨物の減少が続いたことから1994年(平成6年)に営業を休止し、1997年(平成9年)に廃止された。
年表

1887年明治20年)12月15日:日本鉄道の塩竈駅(一般駅)が開業[1]

1909年(明治42年)10月12日線路名称制定、塩竈線の駅となる。

1933年昭和18年)9月25日:塩竈線が塩竈港駅まで延伸[1]

1956年(昭和31年)

6月10日:塩竈港駅が塩釜埠頭駅に改称[1]

7月9日:旅客営業廃止、塩釜港駅に改称[1]荷物・貨物営業のみの駅となる[1]。塩竈線が塩釜線に改称。


1965年(昭和40年)10月1日:貨物支線が塩釜魚市場駅まで開業[1]


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