塩田 金次郎(しおた きんじろう、1947年〈昭和22年〉[1]11月13日[2][注 1] - )は、日本の政治家。元福島県石川郡石川町長(2期)。元福島県議会議員(自由民主党、4期)。 福島県石川郡石川町出身[2][3]。学校法人石川高等学校を経て[1]、亜細亜大学法学部中退[1]。1972年に24歳でテープレコーダーのヘッドを製造する有限会社塩田工業を石川町内で創業。その後、テープレコーダーやビデオデッキの本体の組み立てなどで事業を拡大し、1991年に会社を株式会社に組織変更した[4]。 1987年に石川町議会議員に当選[5]。石川町議を2期務め[1]、1995年、福島県議会議員選挙に無所属で立候補し、初当選[6]。1999年に自民党公認で立候補し、再選[7]。2003年と2007年の県議選で連続当選[8][9]。 2018年の石川町長選挙に立候補し、現職を破って初当選[10]。2022年の町長選挙でも元町長を破って再選[11]。 2024年4月30日、町内の道路工事の入札で建設会社に予定価格を教え落札させたとして、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された[12][13][14][15]。 5月15日、代理人弁護士を通じて町議会議長に同日付の辞職願を提出した[16]。17日に町議会が辞職に同意し、同日付で塩田の辞職が成立した[17]。 同月21日、町発注の認定こども園の用地造成工事でもこの業者に予定価格を漏らしたとして、官製談合防止法違反と公競売入札妨害の疑いで再逮捕された[18][19]。同日、1回目の逮捕容疑について官製談合防止法違反などの罪で起訴された[19][20]。
来歴
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 『現代福島人名録』145頁では生年を「昭和23年」と記述してあるが、2024年4月の逮捕の報道では年齢は「76歳」のため、報道からの逆算。
出典^ a b c d 政経東北【2022年11月号】
^ a b 『現代福島人名録』145頁。
^ “福島県石川町長を逮捕 官製談合疑い 工事予定価格漏えいか 県警本部など 入札妨害容疑 元土木会社の2人逮捕