塚越慎子
出生名塚越慎子
出身地 日本埼玉県
学歴国立音楽大学(打楽器専攻)
ジャンルクラシック、クロスオーバー
職業演奏家
担当楽器マリンバ
活動期間2012年 -
事務所株式会社AMATI(アマティ)
公式サイト ⇒塚越慎子公式 サイト
塚越 慎子(つかごし のりこ)は、日本のマリンバ奏者。6本マレット奏法も得意としている。国立音楽大学、洗足学園音楽大学講師。
一般財団法人地域創造公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。
塚越の演奏の大きな特徴は、マリンバの鍵盤を“叩いて”いるにもかかわらず、音が実に滑らかにつながり、音楽が横に流れていくこと。トレモロを使わず、単音で音を並べても、それらが美しく自然なフレーズを生み出していることが素晴らしく、旋律だけでなく、和声の表現に対する非凡さも作品を演奏する際の「歌」の表現に生かされている。
世界的に活躍する、現在最も注目を集めるマリンバ奏者の一人。 埼玉県出身。銀行員の父、ピアノ教師の母の下に生まれる。3歳よりピアノを始める。 その後、ヴァイオリン、クラシックバレエをはじめ、多くの習い事にはげみ、12歳でマリンバを始める。 国立音楽大学附属音楽高校を経て、国立音楽大学を首席で卒業、「武岡賞」受賞。皇居内桃華楽堂にて御前演奏を行った。その後、アメリカ・ノーステキサス州立大学へ留学。2009年、日本代表として打楽器フェスティバルに出場。2010年日本帰国。 これまでに、第8回日本クラシック音楽コンクール打楽器部門第1位(1998年)、第2回国際マリンバコンクール(ベルギー)第2位(2004年)、第4回世界マリンバコンクール(上海)にて「The Talent Award」(2005年)、第22回日本打楽器協会新人演奏会
略歴
ソロ活動の他、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、群馬交響楽団、宮崎国際音楽祭祝祭管弦楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団ほかと共演し、いずれも高い評価を得ている。
また、ベルギー、スイス、フランス、ポーランド、アメリカ、イギリス、アルゼンチンなどでゲスト・アーティストとして招かれ、ソロリサイタルやマスタークラスを行い、2009年には世界最大の打楽器フェスティバルであるPASIC(国際打楽器協会インターナショナルコンヴェンション)においてマリンバソリストとして出演するなど、国際的に活動する。
日本国内においても、ソロリサイタル、オーケストラとの共演、アンサンブル、アウトリーチ活動などに加え、NHK『バナナ♪ゼロミュージック』、『ららら♪クラシック』、NHK-BS『クラシック倶楽部』、NHK-FM『ベスト・オブ・クラシック
』、『きらクラ!』、『リサイタル・ノヴァ』、日本テレビ系『ナカイの窓』、テレビ朝日系『関ジャニの仕分け∞ 2時間スペシャル』、『題名のない音楽会』ほか、テレビ・ラジオ・雑誌のメディアへ多数出演するなど、幅広い活動を行っている。デビューCD『DEAR MARIMBA』は、『レコード芸術』誌で特選盤に選ばれる。2枚目となるオクタヴィア・レコードよりリリースした『Passion』は山下洋輔から絶賛された。
3枚目は『伊福部昭 ラウダ・コンチェルタータ、セジョルネ マリンバ協奏曲』。このアルバムリリースのニュースは、全国各紙が取り上げ、大きな話題となった。
最新盤はデビュー15周年を記念した『カンタービレ』。『レコード芸術』誌で特選盤に選ばれる。
「マリンバが、“打楽器”が連想させる躍動的なイメージだけでなく、“歌える楽器”でもあると感じていただけるように」という意図で選曲され、シャープなテクニックを持ちながらも、それを前面に出しすぎない丁寧な音楽作りが印象的と絶賛された。
2012年、出光音楽賞受賞。長い伝統と権威あるこの賞の歴史で、初めての打楽器の受賞者。
また、三鷹の森ジブリ美術館ではオール・ジブリ・プログラムを演奏するなど、クラシックにとらわれない幅広いジャンルの演奏活動をしている。
2015年3月に出演した『題名のない音楽会』は大反響を呼び、CDの品切れも相次いだ。7月に出演した『ららら♪クラシック』では事務員姿でタイプライターを楽器のように演奏し、話題となる。
マレット(撥)は自宅に2,000本ほど所有している。
(株)AMATI所属。
ヤマハ、米・Innovative Percussion契約アーティスト。
受賞歴
1998年 - 日本クラシック音楽コンクール第1位。
2004年 - 第2回ベルギー国際マリンバコンクール第2位。
2005年 - 第4回世界マリンバコンクールにて「The Talent Award」受賞。
2005年 - JASSO(日本学生支援機構)優秀学生顕彰事業、優秀賞受賞。
2006年 - 第2回パリ国際マリンバコンクールにて第1位。
2007年 - ソロリサイタルデビュー(東京・白寿ホール)。
2009年 - 世界最大の打楽器フェスティバルといわれるPASIC(国際打楽器協会インターナショナルコンヴェンション)において、マリンバソリストに選出され出演。
2011年 - ソニー・ミュージックダイレクトよりデビューCD「Dear Marimba」リリース。
2012年 - 第22回出光音楽賞受賞。
ディスコグラフィー
「Dear Marimba」(2011年:ソニー・ミュージックダイレクト)
「Passion」(2013年:オクタヴィア・レコード)
「伊福部昭”ラウダ・コンチェルタータ”、セジョルネ”マリンバコンチェルト”」(2016年:オクタヴィア・レコード)