つかもと しんや
塚本 晋也
第36回東京国際映画祭にて(2023年10月23日)
生年月日 (1960-01-01) 1960年1月1日(64歳)
出生地 日本 東京都渋谷区
職業映画監督、俳優、ナレーター
著名な家族塚本耕司
受賞
ヴェネツィア国際映画祭
オリゾンティ賞
2011年 『KOTOKO』
コントロコレンテ部門 審査員特別賞
2003年『六月の蛇』
最優秀アジア映画賞
2023年『ほかげ』
その他の賞
高崎映画祭
最優秀作品賞
2004年『ヴィタール』
2014年『野火』
2019年『斬、』
最優秀監督賞
1995年『TOKYO FIST』毎日映画コンクール
監督賞
2016年『野火』
男優主演賞
2016年『野火』
男優助演賞
2003年『とらばいゆ』『殺し屋1』など
2019年『斬、』TAMA映画祭
特別賞
2015年『野火』アジア・フィルム・アワード
編集賞
2019年『斬、』芸術選奨文部科学大臣賞
2019年『斬、』ほか受賞歴参照
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塚本 晋也(つかもと しんや、1960年1月1日[1] - )は、日本の映画監督、俳優。
東京都渋谷区出身[1]。渋谷区立渋谷小学校、渋谷区立原宿中学校[2]、日本大学鶴ヶ丘高等学校[3]、日本大学芸術学部卒業[4]。有限会社海獣シアター代表取締役[5]。コマーシャルのナレーターとしては大沢事務所所属[6]。既婚。
映画監督としては、自ら製作・監督・脚本・撮影・美術・編集・出演を兼ねる自主制作スタイルを貫いている[7]。 下北沢で生まれ原宿で育つ[2]。幼少の頃から観ていたウルトラQ(その他)に衝撃を受け、中学時代から自主映画を作り始める[8]。当時は怪獣映画に夢中で、円谷一の著書『特撮のタネ本』をバイブルにしていた[2]。中学2年生(当時14歳)の時に水木しげるのマンガ『原始さん
略歴
生い立ち
日本大学芸術学部に進学後、演劇に惹かれ唐十郎ら劇作家に影響され劇団を主宰[7]。しかし、映画監督の夢を捨てたわけではなく大学在学中に劇場映画の制作を目指すが叶わず、卒業後はCM制作会社に就職[9]。中学から続けてきた映画制作は全て独学だったが、ここで編集技術を学ぶ[12]。CMディレクターとして働く一方、仕事を続けながら演劇がしたいと社長に相談するとあっさりと承諾を得るが、舞台と海外出張が重なるなど両立が難しくなり、4年間勤めた後に退社を決意する[2]。退社後、劇団「海獣シアター」を結成、3本の芝居を興行する[4]。
映画監督・俳優として第66回ヴェネツィア国際映画祭にて(2009年)
1988年、海獣シアターの仲間とともに作った『電柱小僧の冒険』でPFFアワードのグランプリを獲得する[9]。翌1989年、制作費1,000万、4畳半のアパートで廃物のSFXと少数のスタッフで制作された『鉄男』が、ローマ国際ファンタスティック映画祭のグランプリを受賞する[8]。制作時点では海外での上映は考えてなかったが、東京国際ファンタスティック映画祭のプロデューサーの小松沢陽一が海外の映画祭に持って行ったことで、一般公開1作目にして国際的に高く評価され、後の海外映画祭における多数の新世代の日本映画評価への先鋒となる[7](また、この作品は、主演・田口トモロヲの映画俳優としての活動の足掛かりにもなる[8])。