この記事は中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、議論中です。そのため、中立的でない偏った観点から記事が構成されているおそれがあり、場合によっては記事の修正が必要です。議論はノートを参照してください。(2015年6月)
米国の大学院で国際関係論を学び、ニューヨークの証券会社勤務時に、9・11同時多発テロ事件を間近に見る。以後、ジャーナリストに。著書に『ルメB貧困大国アメリカ』(2008年)、『政府は必ず嘘をつく』(2012年)など。 ジャーナリストばばこういちの長女として東京都で生まれたが、両親の離婚後は堤の姓を名乗る。小学校?高校までは母親の意向でリベラル志向の強い教育で知られる学校法人和光学園に学び、アメリカ合衆国に留学、ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士課程修了。国際連合(UNIFEM)、アムネスティ・インターナショナルニューヨーク支局員を経て、アメリカ野村證券に勤務中、2001年のアメリカ同時多発テロ事件を隣のビルの20階にあるオフィスで遭遇[2]。事件を目撃したことで、自らの目でアメリカという国を見ようと志しジャーナリストとなる[3]。 2006年『報道が教えてくれない アメリカ弱者革命』を上梓、日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞
来歴
「社会の真実の見つけ方(岩波ジュニア新書)」とともに、「岩波書店100周年?私が選ぶ一冊」読者選出で2冊ともベスト10にランク入りする。
多数の著書は韓国・台湾・中国・香港などでも、翻訳出版、コミック版が刊行されている。
J-WAVEラジオ「Jam the World」、ラジオミックス京都「堤未果の社会の真実の見つけ方スペシャル」などでパーソナリティを務める。
講談社の雑誌『クーリエ・ジャポン』2010年3月号のメイン特集「オバマ大統領就任から1年 『貧困大国』の真実」で責任編集を務め、自著の2作『貧困大国アメリカI』『貧困大国アメリカII』に引き続き、オバマ後の米国外交、経済、教育、医療、刑務所ビジネスなどを詳細に分析している[9][10]。2013年には、世界を飲みこむ米国発の政治と企業の癒着主義「コーポラティズム」をテーマに書いた「兜n困大国アメリカ」(岩波新書)を発表。
その後「政府は必ず嘘をつく」「政府はもう嘘をつけない」(角川新書)シリーズで、国際情勢の表と裏、金融、メディアの世界事情などを分析。
日本と世界の核事情を描いた「核大国ニッポン」(小学館)米国の言論統制についての「アメリカから自由が消える」(扶桑社)、規制緩和により日本の資産が外国に売却されるさまを詳細に暴いた「日本が売られる」、デジタル化の光と闇を描いた「デジタルファシズム」など著書多数。
2016年の米国大統領選挙では、共和党のドナルド・トランプの当選を予測。現在は、米国の政治、経済、医療、教育、報道、核問題、自治体行政、食糧、エネルギー、農政、デジタルテクノロジーなど、徹底した現場取材と公文書に基づいた調査報道を続ける他、講演・テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など国内外で幅広く活動している。
著書
単著
「空飛ぶチキン 私のポジティブ留学宣言」 (1994/9/1,創現社出版,ISBN 4882450569)
「グラウンドゼロがくれた希望」(2004/6/1,ポプラ社,ISBN 4591081419,2009/6/27,扶桑社文庫,ISBN 978-4594059842)
「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命 なぜあの国にまだ希望があるのか」(2006/4/28,海鳴社,ISBN 4875252307)
日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞受賞
「ルポ貧困大国アメリカ」(2008/1/22,岩波新書,ISBN 978-4004311126)
2008年日本エッセイスト・クラブ賞受賞、2009年新書大賞受賞
「コミック 貧困大国アメリカ」(松枝尚嗣 [画] PHP研究所 2010年1月)
「アメリカは変われるか?立ち上がる市民たち!」(2009/4/1,大月書店,ISBN 978-4272408023)
「はじめての留学 不安はすべて乗り越えられる!」(2009/8/20,PHP研究所)
「ルポ貧困大国アメリカ II」(2010/1/20,岩波新書,ISBN 978-4004312253)
「アメリカから<自由>が消える」(2010/3/31,扶桑社新書,ISBN 978-4594061647)
「もうひとつの核なき世界」(2010/11/29,小学館文庫,ISBN 978-4093881104,2014/8/5,小学館文庫,ISBN 978-4094060737)
「社会の真実の見つけかた」(2011/2/18,岩波ジュニア新書,ISBN 978-4005006731)
「政府は必ず嘘をつく」(2012/2/10,角川SSC新書,ISBN 978-4047315709)
「(株)貧困大国アメリカ」(2013/6/27,岩波新書),ISBN 978-4004314301)
「沈みゆく大国アメリカ」(2014/11,集英社新書,ISBN 978-4087207637)
「沈みゆく大国アメリカ2<逃げ切れ!日本の医療>」(2015/5/15,集英社新書,ISBN 978-4087207859)
「政府は必ず嘘をつく増補版」(2016/4/9,角川新書)
「政府はもう嘘をつけない」(2016/7/10,角川新書)
「増補版アメリカから<自由>が消える」(2017/7/3,扶桑社新書)
「核大国ニッポン」(2017/8/1,小学館新書)
「日本が売られる」(2018/10/4,幻冬舎新書)
「株式会社アメリカの日本解体計画」(2021/1/1,経営科学出版)
「デジタル・ファシズム: 日本の資産と主権が消える」(2021/8/31,NHK出版新書)
「ルポ食が壊れる」(2022/12/16,文藝春秋社)
「堤未果のショックドクトリン政府のやりたい放題から身を守る方法」(2023/5/31,幻冬舎新書)