埼玉県立近代美術館
The Museum Of Modern Art, Saitama
埼玉県立近代美術館
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施設情報
収蔵作品数3079点(2012年度当初)
延床面積8,577m2
開館1982年(昭和57年)11月3日
所在地〒330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1(北浦和公園内)
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度52分10.6秒 東経139度38分34.5秒 / 北緯35.869611度 東経139.642917度 / 35.869611; 139.642917
埼玉県立近代美術館(さいたまけんりつきんだいびじゅつかん)は、埼玉県さいたま市浦和区常盤九丁目にある美術館である。北浦和公園の園内にある。 旧浦和市時代の1957年5月10日に、事実上の前身となる埼玉県立美術館が別所沼(浦和画家の活躍の舞台)のほとりに初の県立美術館として開館。埼玉県美術展覧会の会場として使用されたが、入選作品の増加によって手狭になったために、1966年に新たに建設された埼玉会館の展示室がその役割を担った。主な役割を失った県立美術館は、浦和市立郷土博物館の館舎や浦和土木事務所の庁舎などに使われた後事実上閉館となり、別所沼公園の管理事務所になった後に建替により解体された。 しかし、埼玉会館の展示室も手狭になった上、近代美術作品が大宮公園内の埼玉県立博物館に収蔵されたため、「浦和に本格的な美術館を」の声が持ち上がり、埼玉県は作品を所蔵する新たな美術館の建設計画を決め、1982年11月3日、1969年(昭和44年)に移転した埼玉大学(元旧制浦和高校)の跡地に整備された北浦和公園内に、埼玉県立近代美術館として開館した。南側の隣接地には浦和北公園がある。それまで埼玉県立博物館に収蔵されていた近代美術作品を当館に移した。館舎は建築家黒川紀章の設計である。黒川が美術館の館舎を設計するのは、これが初めてだった。 埼玉の近代美術を中心に、これに影響を与えた内外の優れた作品を収集するのが館の基本方針である。そのため3000点余の所蔵作品の内、約2000点が埼玉県ゆかりの美術家の作品で占められる。浦和画家として有名な瑛九や寺内萬治郎の作品も展示されている。館内では数多くの名作椅子に座ることができ[1]、椅子の美術館としても知られている。 館内には駐車場がないため、近隣の提携駐車場を利用することになる。 主な絵画作品は以下のとおり。また立体作品は美術館周囲の公園内「彫刻の森」などに展示されている[2]。
概要
沿革
1989年 - 晩年の須田剋太がすべての油彩画など293点を寄贈。
館内
3階 - 美術図書館
2階 - 企画展示室
1階 - 常設展示室、ミュージアム・ショップ(お土産等)、ペペロネ(レストラン)
地階 - 一般展示室(県内のアーティスト・美術団体などの展示)
開館時間・休館日
開館時間
午前10時?午後5時30分
展示室への入場は閉館の30分前まで。
休館日
月曜日(祝日・振替休日または県民の日の場合は開館)・12月29日?1月3日・メンテナンスの日
アクセス
JR京浜東北線北浦和駅より徒歩3分。
駐車場
主な収蔵作品
クロード・モネ 「ジヴェルニーの積みわら、夕日」 油彩・カンヴァス 1888-89年 - 2年後に描かれる「積みわら」の連作の先駆けとなった作品。
奥原晴湖 「仙境群鶴図」絹本着色 双幅 1905年(明治38年)
ジュール・パスキン「眠る裸女」 キャンバス 油彩 1928年
吉川霊華 「羅浮僊女」 紙本墨画淡彩、軸 1928年(昭和3年)
カミーユ・ピサロ 「エラニーの牛を追う娘」 油彩・カンヴァス 1884年
ピエール・オーギュスト・ルノワール 「三人の浴女」 油彩・カンヴァス 1917年
モーリス・ユトリロ 「旗で飾られたモンマルトルのサクレ=クール寺院」 油彩・カンヴァス 1919年
モーリス・ドニ 「シャグマユリの聖母子」 油彩・カンヴァス 1925年
アンドレ・ドラン 「浴女」 油彩・カンヴァス 1925年
藤田嗣治 「横たわる裸婦と猫」 油彩・カンヴァス 1931年
モイズ・キスリング 「リタ・ヴァン・リアの肖像」 油彩・カンヴァス 1927年 モデルはオランダ人画商の妻とされる。「赤いテーブルの上の果実」 油彩・カンヴァス1944年
パブロ・ピカソ 「静物」 油彩・カンヴァス 1944年
ポール・シニャック 「アニエールの河岸[3]」 油彩・カンヴァス 1885年
奥原晴湖 「秋景山水」1878年、「仙境群鶴」1905年
橋本雅邦 「長江晴楼図」 絹本墨画淡彩 1幅 1895年(埼玉県指定有形文化財)
斎藤豊作
武内鶴之助 「アラシの夕」1912年
下村観山 「巌に島」 絹本著色 六曲一双 1915-16年
森田恒友 「会津風景」 油彩・カンヴァス 1916年、「緑野」1926年頃
林倭衛 「西洋婦人」1923年、「別所沼」
小村雪岱 「青柳」 絹本著色 1924年頃
田中保 「裸婦」 油彩・カンヴァス 1924年
佐伯祐三 「門」 油彩・カンヴァス 1925年
高田誠 「浦和風景」1929年
菊沢武江
小茂田青樹 「春の夜」1930年(埼玉県指定有形文化財)
跡見泰 「石川島」1930年
倉田白羊 「山ふところ」 油彩・カンヴァス 1933年
斎藤与里「暁の金剛山」1938年
渡辺武夫「老図書館長Tさんの像」1941年
小村雪岱「おせん」1941年頃
山路真護
四方田草炎「裸婦」1949年
寺内萬治郎 「裸婦」 油彩・カンヴァス 1954年
瑛九 「曇」 油彩・カンヴァス 1959年
須田剋太 「私の曼陀羅a」 油彩・カンヴァス 1964年
瓦井開一 「リスボン郊外」1966年