基軸通貨
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出典検索?: "国際通貨" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2022年7月)

国際通貨(こくさいつうか、: world currency)とは、国際取引や為替取引に使用される通貨のこと。なお、国際為替市場で中心に扱われる基軸通貨(きじくつうか、: key currency)についても記述する。
歴史
スペイン・ペソ(17 - 19世紀)フェリペ5世のスペイン・ペソ銀貨(1739)

17世紀から18世紀にかけて、スペイン王国通貨として8レアル銀貨を含むスペインペソが、西はアメリカ大陸のスペイン領へ、東はアジアへと使用されるようになり、世界初の国際通貨が形成された。これは世界におけるスペインの政治的・軍事的な優位性の他、大西洋太平洋間を横断するスペインの交易網に加え、高純度に銀を含有する貨幣の品質もあった為で、約3世紀に亘って国際的に受け入れられるようになった。

太平洋地域のスペイン植民地であるフィリピングアムミクロネシアでは法定通貨となり、その後19世紀半ばまでは中国やその他の東南アジア諸国でも法定通貨となった。南北アメリカ大陸では、ブラジルを除く南アメリカと中央アメリカの全ての国と地域で法定通貨となった。

スペイン・ペソは、アメリカでは1857年に貨幣法が制定されるまで法定通貨であった。ヨーロッパでも多くの国で使用された。

1821年に独立したメキシコの通貨であるメキシコ・ペソと共に、スペイン・ペソは1860年代以降でもアメリカ大陸の多くの地域で使用され続けた。メキシコ・ペソ、アメリカ・ドルカナダ・ドルの記号はペソ記号(ドル記号としても知られている)を使用しており、その起源をスペイン・ペソに遡る。
金本位制及び通貨同盟(19 - 20世紀)

19世紀以前を含め19世紀の半ばまで、国際貿易は金の重さを各通貨に換算して取引されていた。当時の殆どの国の通貨は、本質的には金の重さを測定する手段に過ぎなかった。その為、金が世界初の国際通貨とする説もある。第一次世界大戦頃に国際的な金本位制が崩壊した事は、世界貿易に大きな影響を与えた。

この金本位制とは別に、1860年代から1920年代にかけて幾つかの通貨同盟が存在した。その中でも特に有名なのがラテン通貨同盟で、フランス・フランに固定され、主にロマンス語圏のヨーロッパ諸国で使用されていた。また、スウェーデン・クローナに固定され、北欧諸国で使用されていたスカンディナヴィア通貨同盟も存在した。
ネーデルラント・グルデン

ナポレオン戦争以前の基軸通貨はネーデルラントギルダーであった。17世紀のオランダ、18?19世紀のイギリス、20?21世紀のアメリカは、その圧倒的な購買力とシーパワーにより経済覇権を握り、覇権国家の通貨が世界的な基軸通貨として受容された。
イギリス・ポンド

1944年以前の基軸通貨はイギリススターリング・ポンドであった。二度の世界大戦を経てイギリスの海軍力、市場としての地位は低下し、アメリカに覇権を取って代わられることになった。
アメリカ・ドル

1944年のブレトン・ウッズ協定以降、世界の為替レートはアメリカ・ドルに固定され、一定額の金(金塊)と交換出来るようになった。これにより世界通貨としてのアメリカ・ドルの優位性が強化された。

1971年ニクソン・ショックを契機に固定相場制や金本位制が崩壊して変動相場制が導入されて以来、世界の多くの通貨はアメリカ・ドルに固定されなくなった。しかし、アメリカは世界最大の経済大国である為、国際取引の多くがアメリカ・ドルで行なわれており、事実上の世界通貨である事に変わりはない。

今でもアメリカ・ドルに固定されている通貨もある。
ユーロ

1999年に登場したユーロドイツ・マルクから国際通貨の地位を継承し、また銀行の外貨準備の多様化やユーロ圏の取引拡大に伴ない、存在感を高めようとしている。しかし、主要な通貨の地位にはあるものの、米ドルに匹敵する基軸通貨になるまでには至っておらず、2010年の39%をピークにその後は32%前後で低迷[1]している。

アメリカ・ドルと同様に、世界にはユーロに対して連動している通貨もある。具体的には、ブルガリアレフ等の東欧の通貨に加え、カーボベルデエスクードCFAフラン等の西アフリカの通貨がある。また、ヨーロッパにおいて、EU非加盟国でもアンドラモナココソボモンテネグロサンマリノバチカンがユーロを採用している。

2006年12月の段階で、ユーロは流通する現金の総額でアメリカ・ドルを抜いた。流通していたユーロ紙幣の価値は6,100億ユーロ以上に上り、当時の為替レートでは8,000億ドルに相当する。
ビットコイン

2009年に誕生した、仮想通貨(暗号資産、暗号通貨)の王様(基軸通貨)。急騰、暴落を繰り返すため、通貨というより、投機の対象になっている。しかし、エルサルバドルや中央アフリカなどは法定通貨で認めていたり、ニューヨークの市長の初給料がビットコインであったり、他にも国でない地区が事実上法定通貨と認めたり、世界中で共通通貨のように使われており、様々な国で無視しえない強大な存在感を示している。特に貧しい国では重宝される傾向が強い。
外国為替の決済高

国際取引や為替取引に使用される通貨は、国際決済銀行(BIS)が3年ごとに通貨別の外国為替決済高を公表しており、2022年に発表した統計[2]によれば、外国為替決済高の上位通貨は下表の通りである[注釈 1](200%換算)。

通貨別の1日当たり外国為替取引額(2022年)順位通貨取引額世界シェア
1 アメリカ合衆国ドル6兆6410億ドル88.5%
2 ユーロ2兆2930億ドル30.5%
3 日本円1兆2530億ドル16.7%
4 イギリス・ポンド9690億ドル12.9%
5 中国人民元5260億ドル7.0%
6 オーストラリア・ドル4790億ドル6.4%
7 カナダドル4660億ドル6.2%


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