城崎温泉駅
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この項目では、山陰本線の駅について説明しています。城崎ロープウェイの駅については「城崎ロープウェイ」をご覧ください。

城崎温泉駅*
駅舎と駅前広場(2016年10月)
きのさきおんせん
Kinosakionsen

玄武洞 (4.3 km) (8.0 km) 竹野

兵庫県豊岡市城崎町今津稗田283-1[1].mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度37分25.55秒 東経134度48分48.37秒 / 北緯35.6237639度 東経134.8134361度 / 35.6237639; 134.8134361座標: 北緯35度37分25.55秒 東経134度48分48.37秒 / 北緯35.6237639度 東経134.8134361度 / 35.6237639; 134.8134361
所属事業者西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 山陰本線
キロ程158.0 km(京都起点)
電報略号キサ
駅構造地上駅[1]
ホーム3面4線[1]
乗車人員
-統計年度-575人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日1909年明治42年)9月5日[1][2]
備考直営駅[1]
みどりの窓口
みどりの券売機プラス設置駅[3]
* 2005年に城崎駅から改称。
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JR城崎駅時代の駅舎
(2003年頃)

城崎温泉駅(きのさきおんせんえき)は、兵庫県豊岡市城崎町今津稗田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線である[1]
概要

北近畿温泉の名所として、また、冬の料理の本場として、観光地としての賑わいを見せている城崎温泉の最寄り駅である。山陰本線京都口電化区間西側終端となっている。このため、電車特急きのさき」・「こうのとり」の終着駅となっており、この先は伯耆大山駅まで非電化区間となり気動車[4] での走行となる。

2000年平成12年)に第1回近畿の駅百選に選定されている[5]2005年平成17年)4月1日城崎町が隣の豊岡市と合併することに伴い、同年3月1日に「城崎駅」から「城崎温泉駅」へと改称された。その際には、演歌歌手細川たかしが1日駅長を務めた[6]

夏場は駅員浴衣姿で勤務をする[7][8]
歴史

1909年明治42年)9月5日帝国鉄道庁により豊岡駅 - 当駅間が開通したことにより、その終着である城崎駅(きのさきえき)として開設された。この区間は後に播但線となる区間の延長として建設されており、同年10月12日線路名称制定により正式に播但線とされた。1911年(明治44年)10月25日には香住駅まで延伸し、当駅は中間駅となった。1912年(明治45年)3月1日に全通に伴って当駅を含む区間は山陰本線に編入され、当駅もその所属となった。

当地は江戸時代から名高い温泉地であったが、全国的に有名となって本格的に発展が始まるのは鉄道開通によるもので、特に1917年大正6年)に志賀直哉の発表した「城の崎にて」に代表される数々の文学作品に登場したことで知名度が向上し、関西を代表する温泉地として成長していった。開設当時の駅は温泉街から外れた場所に位置していたが、利用客が増えるに連れて駅前が賑わい始め、やがて温泉街と一体化した街となっていった[9]

1925年(大正14年)5月23日に発生した北但馬地震では、城崎温泉は壊滅的な打撃を受け、駅舎も倒壊した。翌年5月21日鉄筋コンクリート造の2代目駅舎が落成した。これは当初はシンプルな外観のものであったが、1949年(昭和24年)5月11日に完成した改築工事により、屋根を載せた和風スタイルとなって現在の姿となった[9]

山陰本線初の特急として「まつかぜ」が運転開始される際には、豊岡駅との間で特急停車駅を巡って激しい争いが繰広げられたが、1961年(昭和36年)10月1日の運転開始より当駅は特急停車駅となった。

1986年(昭和61年)11月1日には当駅まで福知山線・山陰本線電化工事が完成し、多くの特急を含む電車列車が当駅で折返すようになった[9]

2000年平成12年)7月7日に駅舎前に「駅舎温泉さとの湯」が開設し、10月14日には「近畿の駅百選」第1回に選定された[9]2004年(平成16年)、城崎町が翌2005年(平成17年)4月1日付で豊岡市などと合併することにより、自治体名から「城崎」が消えることになったため、町民などから知名度の高い城崎温泉の名を駅名に残して欲しいという要望が出、旧城崎町が経費(約5000万円)を負担し「城崎温泉駅」へ改称する要請をJR西日本に対して行い、合併を前にした2005年3月1日付で実現した[10]

2016(平成28)年度には、2017年(平成29年)6月17日運行開始のTWILIGHT EXPRESS 瑞風を始め、当地に宿泊しない観光客にも魅力を伝えられる駅を目指し、駅舎改修が行われた。外観は街並みとの調和を重視したものとし、2016年(平成28年)8月時点で建設から約90年間継承されて来た、アール・デコ調のままとすると共に、内装も街並みとの調和を重視し、床面には「大谿川」・「玄武岩」・「」をモチーフとしたデザインが施工された。地元作家による地元風景を題材にした伝統工芸品を展示し、一方で、床面にデザインされた「大谿川」の対岸には情報発信のためのデジタルサイネージを設置、利用者に城崎温泉の魅力を伝えることを目的としている。待合室では「再生の歴史」・ラウンジでは「自然との共生」を紹介する。また、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の専用入口も設置された[11]。2016年(平成28年)9月9日に着工され、同年11月5日に完成した[12][13][14]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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