垣根涼介
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誕生西山 陽一郎
[1]
(1966-04-27) 1966年4月27日(58歳)
日本 長崎県諫早市
職業小説家
国籍 日本
最終学歴筑波大学第二学群人間学類卒業
活動期間2000年 -
代表作『ヒートアイランド』(2001年)
『ワイルド・ソウル』(2004年)
君たちに明日はない』(2005年)
『光秀の定理』(2013年)
『室町無頼』(2016年)
『信長の原理』(2018年)
『極楽征夷大将軍』(2023年)
主な受賞歴サントリーミステリー大賞(2000年)
大藪春彦賞(2004年)
吉川英治文学新人賞(2004年)
日本推理作家協会賞(2004年)
山本周五郎賞(2005年)
本屋が選ぶ時代小説大賞(2016年)
直木三十五賞(2023年)
デビュー作『午前三時のルースター』(2000年)
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垣根 涼介(かきね りょうすけ、1966年4月27日 -)は、日本小説家長崎県諫早市生まれ。長崎県立諫早高等学校筑波大学第二学群人間学類卒[1]
経歴

小学校6年生から小説を読み始め、サマセット・モーム月と六ペンス』に感動する。その後にトルーマン・カポーティガルシア・マルケスなどを読む[2][3]

高校卒業と同時に上京し、筑波大学に入学する[4]。卒業後はリクルートに入社し[2]、『とらばーゆ』、『ビーイング』、『テクノロジービーイング』という求人情報誌3誌を受け持ち、インタビューやコピーを書く仕事をする[1]。2年で退職し[4]、1年間ブラブラしていた[1]。次に就職した商社は3か月で辞め[3]、その次に就職した近畿日本ツーリストには7年半勤務し、業界団体や奉仕団体などへの視察旅行の企画・立案を行った[1]

求人広告の制作で文章やコピーを書いていたのが作家になったきっかけだった[5]。1カ月間の研修で直後にディレクターになり、仕事毎に雇う関係スタッフたちに見くびられ統率できず、プロのことは何も分からないが、自分は文字で一つ抜きん出たものをつかみたいと、文章力が高いと思った純文学の本を読むようになる。1日1冊2年間で700冊の本を読んだが分野はミステリへも広がり読書自体に傾倒する[3][5]

やがて、バブル景気の28歳の時にローンでマンションを購入したが、景気悪化や転勤で返済のメドが立たなくなり破産の可能性も見える[3]。これではいけないと思い賞金を狙って、昼間は会社で働き、家に帰ってから小説を書くという生活を2年続けた[3]。そうして書き上げた初めての小説『午前三時のルースター』を『公募ガイド』で当時賞金の最高額のサントリーミステリー大賞に応募し、読者賞をダブル受賞する[3][2]。これで会社を辞めて専業作家となる[3]
人物

散歩、水泳、ツーリング、ドライブが趣味
[4][5]

作風

近畿日本ツーリスト
[1]での勤務時に添乗業務で気に入ったベトナムのホーチミン市を題材にしたのが『午前三時のルースター』である[6]

主に「極限状態で自意識が覚醒する瞬間」をテーマにしており、そのほとんどがミステリーや冒険活劇もの(本人曰く第1の極限軸)。自分自身のサラリーマン時代を下敷きにして書いたリストラ請負人の話『君たちに明日はない』(本人曰く第2の極限軸)や、フィジーでのクーデターをモチーフにした恋愛小説『真夏の島に咲く花は』(本人曰く第3の極限軸)でもこのテーマを取り上げている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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