垂直発射システム
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VLSIとは異なります。
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出典検索?: "VLS" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年11月)

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ミサイル巡洋艦レイク・エリー」から垂直発射されるSM-3弾道弾迎撃ミサイル。ミサイル後方に見える壁状の炎は、セル内から側面に逃がされた排気が吹き上がったもの。 Mk 41の垂直発射セルへのESSM装填

VLS(Vertical Launch System[1]〈ヴァーティカル・ローンチ・システム〉, Vertical Launching System[2]〈ヴァーティカル・ローンチング・システム〉)は、潜水艦を含む艦艇に使用されるミサイル発射システム。日本語では垂直発射システム[1]または垂直発射装置[2]と訳される。

発射装置にはある程度の斜角度が付いている場合もあり、狭義の「垂直」ではない機種もある。
概要

「セル」と呼ばれる、発射筒を兼ねた保管容器を連ねて構成される。ミサイル弾頭を上にした保管状態から直接、垂直方向にむけて発射され、空中で向きを変えて目標に向かう。

弾薬庫と1基の発射機で構成されたミサイル発射装置で発生する、再装填や、発射機を目標へ旋回させる時間を削減する目的で開発された。
ミサイルの発射方法Mark 41 VLSからのホットローンチの模式図

セル内でミサイルに点火して発射する方式をホットローンチ、ミサイルとは別のガス発生器で生成されたガスの圧力で射出し空中でミサイルに点火する方式をコールドローンチと呼ぶ。コールドローンチはロケットエンジンの排気と比較して相対的に冷たい事を意味するだけで、火薬の燃焼ガスなどを用いる機種では熱も発生する。アメリカ海軍の Mark 41のトマホークのホットローンチ式発射

ホットローンチ式はミサイルが自分のエンジンでセル外部へ出て行くため、ガス発生器など付属装置が不要になる。部品点数が少ないため信頼性が高く小型軽量で、開発と製造にかかる費用も少ない。これは小型のミサイルを多数搭載する設計に有利となる。欠点として、ミサイルや排気装置が誤作動を起こした場合、発射管を焼損する危険がある。

コールドローンチ式はミサイルが誤作動を起こした場合の被害を抑える事ができる。一定以上の大型ミサイルは、ブースターを艦船の甲板上で安全に点火するのは困難なので、ミサイルが大型化するほどコールドローンチ式の安全性の恩恵が増える。

アメリカ製の水上艦のVLSは、ミサイルのセルを格子状に配置してセル毎に区切ったホットローンチ式であり、VLSの脇に長方形の排気口が設けられている(画像参照)。フランス、イタリアとイギリスはPAAMSシステム内で類似のホットローンチ式Sylverシステムを使用する。ロシアは格子型のほか、1基の発射装置で複数のミサイルを発射するリボルバー型を使用する。陸上発射や水上発射で安全性を重視する場合はトールミサイルシステムのようなコールドローンチ式を使用し、近代的なICBMとSLBMの大半はコールドローンチ式である。中華人民共和国では蘭州級駆逐艦が円形発射管によるコールドローンチ式を使用し、江凱II型(054A型)フリゲートでは1セルに1発を装填するホットローンチ式を使用している。
運用
装填
ミサイルは細長い箱状や筒状の入れ物(キャニスター:略してCAN)に格納した状態で、発射機内部へクレーンを使って垂直に装填される。
発射
ミサイル発射時には上部の蓋が開き、弾体は上方に向けて発射される。
飛翔
垂直に発射されたミサイルは、誘導に従って空中で目標の方向へ向きを変えて飛翔する。
特徴
利点

搭載する
ミサイルと同数の発射筒を備えることになり、従来の発射装置では最速でも4秒に1発程度とされる連射速度を、1秒に1発程度に短縮できるほか、個々の発射筒が独立しているため、1基が機械的に故障しても他に影響が出にくい。ソ連(ロシア)には、ミサイルを回転式拳銃弾倉のような回転式ドラムに装填し、1つの発射口を共有する形態のVLSも存在する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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