坂田 聡(さかた さとし、1953年12月19日[1] - )は、日本の日本中世史学者、中央大学文学部教授[2]。
東京都出身[3]。1977年に中央大学文学部を卒業し、1979年に同大学院文学研究科博士前期課程修了[2]。
1979年、神奈川県立伊勢原高等学校教諭となり、その後、教員として勤務しながら大学院に戻り、1985年には中央大学大学院文学研究科博士後期課程を単位取得退学した[2]。1991年に函館大学商学部専任講師となり、1994年に助教授へ昇格した[2]。1998年に中央大学文学部助教授となり、2001年に教授へ昇任。[2][4]。この間、1998年に、「日本中世の氏・家・村」で中央大学より博士(史学)
を取得した[5]また、2011年より、東京都杉並区にある、中央大学杉並高等学校の校長を兼任したが、2015年に退任。後任は、中央大学文学部教授の飯塚容。専門は、日本中世の民衆生活史、村落史、家族史・女性史であり、氏姓などの人名に関する研究も行なっている[3][2]。
日本における家制度の確立について、12世紀には庶民層を含む社会全体で成立していたと見る服藤早苗の説に対して、農村における家制度の成立は15-16世紀頃だとして、異を唱えた[6]。
目次
1 おもな業績
1.1 単著
1.2 共著
1.3 編著
2 出典・脚注
おもな業績
単著
日本中世の氏・家・村、校倉書房、1997年
苗字と名前の歴史(歴史文化ライブラリー 211)、吉川弘文館、2006年
家と村社会の成立 : 中近世移行期論の射程、高志書院、2011年
共著
(榎原雅治、稲葉継陽との共著)村の戦争と平和(日本の中世 12)、中央公論新社、2002年
編著
家族と社会(日本家族史論集 4)、吉川弘文館、2002年
家族と住居・地域(日本家族史論集 12)、吉川弘文館、2003年
禁裏領山国荘、高志書院、2009年
出典・脚注^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.318
^ a b c d e f “ ⇒研究者プロフィール 坂田聡 SAKATA Satoshi”. 2013年6月12日閲覧。
^ a b 坂田聡. “ ⇒日本の家制度・その歴史的な起源”. 読売新聞社. 2013年6月12日閲覧。
^ 坂田聡. “ ⇒校長挨拶”. 中央大学杉並高等学校. 2013年6月12日閲覧。
^ “ ⇒日本中世の氏・家・村 坂田聡”. 国立国会図書館. 2013年6月12日閲覧。
^ 宮代栄一 (1998年2月10日). “家と女性 世襲化で男社会に(家族をよむ 古代から近世まで:中)”. 朝日新聞・夕刊: p. 7 - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
更新日時:2017年4月24日(月)02:34
取得日時:2017/07/14 12:31