さかぐち たかのぶ
坂口 貴信
生誕 (1976-08-11) 1976年8月11日（47歳）
日本・福岡県福岡市
国籍 日本
出身校東京藝術大学
職業能楽師（シテ方観世流）
東京藝術大学非常勤講師
受賞安宅賞
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坂口 貴信（さかぐち たかのぶ、1976年〈昭和51年〉8月11日 - ）は、シテ方観世流能楽師[1]。

観世宗家 観世清和に師事[2]。重要無形文化財総合指定保持者[3]。東京藝術大学非常勤講師。国立劇場伝統芸能伝承者養成所講師。
略歴

1976年 - シテ方観世流能楽師・坂口信男の長男として福岡県福岡市に生まれる。

1978年 -『鞍馬天狗 花見』にて初舞台。

2002年 - 二十六世 観世宗家 観世清和に内弟子入門。

2010年 - 独立。

2015年 - MUGEN∞能（林宗一郎、茂山逸平、野村太一郎）の同人組織を結成。

2016年 - 三人の会（谷本健吾、川口晃平）の同人組織を結成。
出演
主な能公演

年月公演名曲形式小書備考
2011年3月坂口貴信独立披露石橋能
2011年3月能楽研鑽会 第二十一回田村能
2011年7月名古屋名駅薪能高砂能八段之舞ツレ、シテ：観世清和
2011年12月荒磯能車僧能
2011年12月花の会 第13回景清能松門之会釈

小返之伝ツレ、シテ：観世清和
2012年3月東京能楽囃子科協議会定式能三山能ツレ、シテ：浅見真州
2012年3月国立能楽堂企画公演砧能梓之出ツレ、シテ：観世清和
2012年5月杜の會 第四十五回安達原能
2012年7月坂口貴信之會 第一回松浦佐用姫
2012年7月坂口貴信之會 第一回小鍛冶能黒頭
2012年9月観世定期能松風能ツレ、シテ：観世清和
2012年10月能楽研鑽会 第二十六回賀茂能
2012年12月花の会 第1回 東京公演屋島能大事

奈須與市語ツレ、シテ：観世清和
2013年1月新春能 大槻能楽堂改築三十周年記念翁能千歳、翁：観世清和
2013年4月観世会春の別会求塚能ツレ、シテ：観世清和
2013年3月正門別会 第44回道成寺能
2013年8月荒磯能放下僧能
2013年7月フェール城日仏協会　能フェスティバル翁能千歳、翁：観世清和
2013年12月坂口貴信之會 第二回　故 宮永恒一 十七回忌追善清経能恋之音取
2013年12月坂口貴信之會 第二回　故 宮永恒一 十七回忌追善葵上能梓之出

空之祈
2014年2月大倉會 第四回定家舞囃子
2014年5月坂口貴信之會 第三回高砂舞囃子八段之舞
2014年5月坂口貴信之會 第三回望月能
2014年11月広忠の会 第六回朝長能
2014年12月花の会 第2回 東京公演張良能ツレ（龍神）、シテ：観世清和
2015年3月花の会 第16回松風能見留ツレ、シテ：観世清和
2015年3月花の会 第16回高砂舞囃子
2015年5月福岡観世会定期能二人静能ツレ、シテ：坂口信男
2015年7月MUGEN∞能 京都公演自然居士能
2015年10月MUGEN∞能 福岡公演井筒能
2015年12月MUGEN∞能 東京公演松風能
2016年2月荒磯能養老能
2016年3月青翔会 第九回東木能
2016年6月三人の会熊野能村雨留
2016年8月MUGEN∞能 福岡公演班女舞囃子
2016年8月MUGEN∞能 福岡公演鉄輪独鼓大鼓：亀井広忠
2016年8月MUGEN∞能 福岡公演乱舞囃子双之舞
2016年12月坂口貴信之會 第四回弱法師能
2016年12月坂口貴信之會 第四回鉄輪能蝋燭能
2017年4月観世能楽堂開場記念 若手特別公演乱能
2017年6月三人の会 第二回海士能
2017年8月MUGEN∞能 福岡公演天鼓能
2017年10月MUGEN∞能 東京公演三山舞囃子ツレ、シテ：観世清和
2018年3月坂口貴信之會 第五回班女能笹之伝
2018年3月坂口貴信之會 第五回融能思立之出

舞返
2018年6月三人の会 第三回野宮能
2018年6月MUGEN∞能 京都公演班女舞囃子
2018年6月MUGEN∞能 京都公演邯鄲能地頭、シテ：林宗一郎
2018年8月MUGEN∞能 福岡公演小袖曽我能
2018年10月MUGEN∞能 東京公演国栖能
2018年12月坂口貴信之會 第六回小袖曽我舞囃子ツレ、シテ：坂口信男
2018年12月坂口貴信之會 第六回隅田川能
2019年3月三人の会 企画公演砧舞囃子
2019年6月三人の会 第四回笠之段一調
2019年8月坂口貴信之會 第七回道成寺能赤頭

中之段数躙無躙之崩五段之舞
2019年11月MUGEN∞能 五周年記念屋島能弓流

那須語ツレ、シテ：林宗一郎
2019年11月MUGEN∞能 五周年記念善界能白頭
2020年3月三人の会 第五回記念船弁慶能重前後之替
2020年9月坂口貴信之會 第八回砧能
2020年10月MUGEN∞能 京都公演雲林院一調
2020年10月MUGEN∞能 京都公演一角仙人能ツレ、シテ：林宗一郎
2021年3月三人の会 第六回融能思立之出

十三段之舞
2021年6月観世定期能海士能懐中之舞
2021年9月坂口貴信之會 第九回山姥能
2021年11月MUGEN∞能石橋能
2021年12月花の会 第21回胡蝶半能蝶戯之舞装束デザイン：森英恵
2022年3月三人の会 第七回楊貴妃能
2022年9月坂口貴信之會 第十回善知鳥能
2022年10月三人の会 川口晃平独立十五周年記念小袖曽我舞囃子
2022年12月ひとつのはな橋弁慶能
2023年1月日本全国能楽キャラバン!観世能楽堂特別公演石橋能師資十二段之式ツレ、シテ：観世三郎太
2023年3月三人の会 第八回俊寛能
2023年9月坂口貴信之會 第十一回通盛能蝋燭能

その他の舞台

年月公演名主な共演者等
2010年7月市川亀治郎×三響會×坂口貴信『伝統芸能の今』福岡特別公演市川亀治郎、三響會
2011年1月御園座新春企画 『寿 伝統芸能の競宴』市川段治郎、市川春猿、西川鯉之亟、住田長十郎、福原寛、西川まさ子
2011年8月市川亀治郎×三響會×坂口貴信『伝統芸能の今』福岡特別公演市川亀治郎、三響會
2012年8月珠響 たまゆら市川猿之助、稲本響、村治佳織、藤原道山、英哲風雲の会
2012年10月古典への誘い市川海老蔵
2013年10月古典への誘い市川海老蔵
2014年2月古典への誘い市川海老蔵
2015年2月市川海老蔵特別公演 源氏物語市川海老蔵
2017年8月スペクタクル３D能「平家物語」奥秀太郎
2017年10月3D NOH ADVANCED奥秀太郎
2018年11-12月3D能エクストリーム奥秀太郎
2022年3月能×歌舞伎 二つの世界の狐[4]中村壱太郎、中村児太郎
2022年11月波濤を越えて[5]中村壱太郎、嶋崎斗亜、影山拓也

メディア
DVD

スペクタクルライブステージ　神・鬼・麗　三大能∞２０２０[6]

YouTube

2022年9月 国際交流基金プロジェクト STAGE BEYOND BORDERS ?Selection of Japanese Performances? "Noh Climax - Mochizuki"

脚注^ 能楽協会, 公益社団法人. “坂口貴信（さかぐちたかのぶ）”. www.nohgaku.or.jp. 2023年1月12日閲覧。
^ “一般社団法人観世会共同運営公式ウェブサイト”. KANZE.net (2018年1月31日). 2023年12月10日閲覧。
^ “一般社団法人観世会共同運営公式ウェブサイト”. KANZE.net (2018年1月31日). 2023年12月10日閲覧。
^ “テーマは“狐”　能と歌舞伎がコラボ”. 東京新聞. (2022年3月18日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/166315 2023年12月10日閲覧。 
^ “波濤を越えて”. 松竹 (2022年11月12日). 2023年12月10日閲覧。
^ “スペクタクルライブステージ　神・鬼・麗　三大能∞２０２０”. (C) 2021東映　木下グループ (2021年11月10日). 2023年12月10日閲覧。

外部リンク

https://ameblo.jp/noh-info/

坂口 貴信 - 観世能楽堂

能役者 坂口貴信 能舞台名場面ギャラリー　銀座花伝MAGAZINE Vol.46 《特別編》